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公開番号2024058026
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165129
出願日2022-10-14
発明の名称偏波共用パッチアンテナ
出願人日本無線株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01Q 21/24 20060101AFI20240418BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】本開示は、互いに直交する偏波に共用される偏波共用パッチアンテナにおいて、構造を複雑しないで、両偏波ポートの間のアイソレーションを向上させるとともに、主偏波に対する交差偏波を発生させないことを目的とする。
【解決手段】本開示は、矩形パッチ31と、グランド板と、矩形パッチ31とグランド板との間の誘電体層と、矩形パッチ31に配置され、互いに直交する偏波のうちの水平偏波を励振し、矩形パッチ31の高次モードの電流分布を回避する位置に配置される水平偏波ポート311Hと、矩形パッチ31に配置され、互いに直交する偏波のうちの垂直偏波を励振し、矩形パッチ31の高次モードの電流分布を回避する位置に配置される垂直偏波ポート311Vと、を備えることを特徴とする偏波共用パッチアンテナA3である。
【選択図】図5


特許請求の範囲【請求項1】
互いに直交する偏波に共用される偏波共用パッチアンテナであって、
放射パッチと、グランド板と、前記放射パッチと前記グランド板との間の誘電体層と、
前記放射パッチに配置され、前記互いに直交する偏波のうちの第1偏波を励振し、前記放射パッチの高次モードの電流分布を回避する位置に配置される第1偏波ポートと、
前記放射パッチに配置され、前記互いに直交する偏波のうちの第2偏波を励振し、前記放射パッチの高次モードの電流分布を回避する位置に配置される第2偏波ポートと、
を備えることを特徴とする偏波共用パッチアンテナ。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記第1偏波ポートの配置位置と前記放射パッチの中央位置との間の、前記第1偏波と平行方向における距離は、前記放射パッチの中心波長の1/8倍以下であり、
前記第2偏波ポートの配置位置と前記放射パッチの中央位置との間の、前記第2偏波と平行方向における距離は、前記放射パッチの中心波長の1/8倍以下である
ことを特徴とする、請求項1に記載の偏波共用パッチアンテナ。
【請求項3】
前記放射パッチの入力インピーダンスとアンテナ電源の出力インピーダンスとの間の整合を図る、前記放射パッチと前記アンテナ電源との間の外部インピーダンス整合回路、
をさらに備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の偏波共用パッチアンテナ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、互いに直交する偏波に共用される偏波共用パッチアンテナに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
互いに直交する偏波に共用される偏波共用パッチアンテナは、MIMOを利用する基地局アンテナ等に適用されており、特許文献1~3等に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭58-059605号公報
特開2004-032046号公報
特表2020-511890号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
第1従来技術の偏波共用パッチアンテナの構成を図1に示す。第1従来技術の偏波共用パッチアンテナA1は、放射パッチ11、グランド板、放射パッチ11とグランド板との間の誘電体層、水平偏波電源12H及び垂直偏波電源12Vを備える。放射パッチ11は、水平偏波ポート111H及び垂直偏波ポート111Vを備える。
【0005】
水平偏波ポート111Hは、放射パッチ11に配置され、互いに直交する偏波のうちの水平偏波を励振し、放射パッチ11の入力インピーダンスと伝送線路の特性インピーダンスとの間の整合を図る位置(放射パッチ11の端部近傍)に配置される。具体的には、水平偏波ポート111Hの配置位置と放射パッチ11の中心位置112との間の、水平偏波と平行方向における距離dは、放射パッチ11の中心波長λの1/4倍程度である。
【0006】
垂直偏波ポート111Vは、放射パッチ11に配置され、互いに直交する偏波のうちの垂直偏波を励振し、放射パッチ11の入力インピーダンスと伝送線路の特性インピーダンスとの間の整合を図る位置(放射パッチ11の端部近傍)に配置される。具体的には、垂直偏波ポート111Vの配置位置と放射パッチ11の中心位置112との間の、垂直偏波と平行方向における距離dは、放射パッチ11の中心波長λの1/4倍程度である。
【0007】
第1従来技術の偏波共用パッチアンテナの解決課題を図2に示す。偏波共用パッチアンテナA1のリターンロスの広帯域特性を重視して、放射パッチ11とグランド板との間の誘電体層厚さを増加すると、放射パッチ11の高次モードが意図せず励振される。
【0008】
図2の上段では、水平偏波ポート111Hが、水平偏波を励振すると、放射パッチ11の水平偏波の基本モードが、所望通り励振されるとともに、放射パッチ11の水平偏波の高次モードが、意図せず励振される。図2の下段では、垂直偏波ポート111Vが、垂直偏波を励振すると、放射パッチ11の垂直偏波の基本モードが、所望通り励振されるとともに、放射パッチ11の垂直偏波の高次モードが、意図せず励振される。
【0009】
ここで、水平偏波ポート111H及び垂直偏波ポート111Vは、放射パッチ11の入力インピーダンスと伝送線路の特性インピーダンスとの間の整合を図る位置(放射パッチ11の端部近傍)に配置される。よって、水平偏波ポート111H及び垂直偏波ポート111Vの配置位置は、放射パッチ11の高次モードの電流分布と重複する。そして、水平偏波ポート111Hと垂直偏波ポート111Vとの間のアイソレーションが劣化するとともに、主偏波(水平/垂直偏波)に対する交差偏波(垂直/水平偏波)が発生する。
【0010】
第2従来技術の偏波共用パッチアンテナの構成を図3に示す。第2従来技術の偏波共用パッチアンテナA2は、放射パッチ21、グランド板、放射パッチ21とグランド板との間の誘電体層、水平偏波電源22H、垂直偏波電源22V、180°ハイブリッド23H及び180°ハイブリッド23Vを備える。放射パッチ21は、水平偏波ポート211H-1、211H-2及び垂直偏波ポート211V-1、211V-2を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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