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公開番号2024056247
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022162993
出願日2022-10-11
発明の名称ボード取付構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60R 7/08 20060101AFI20240416BHJP(車両一般)
要約【課題】(i)ボードのぐらつきを抑制できる、(ii)車両側の大幅な変更、改造を伴うことなくボードの多目的な使い方ができる、を達成できる、ボード取付構造の提供。
【解決手段】ボード20を車両60に荷重をかけた状態で固縛する固縛用ベルト50を有する。そのため、ボード20を車両60に強固に固定でき、ボード20のぐらつきを抑制できる。また、固縛用ベルト50を取付けることができる構造が車両側にあれば、それを車両側連結部40として使用できるため、元々ある車両部品を車両側連結部40として使用したり、車両側連結部40として使用できる車両部品が無い場合であっても、比較的簡易に新設したものを車両用連結部40として使用できる。よって、ボード20を車内の複数場所に配置しても、車両側の大幅な変更、改造を伴うことなく、それぞれの場所でボード20を車両に固縛することができる。その結果、ボード20を多目的に使用できる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
ボードを車両に取付けるボード取付構造であって、
前記ボードと前記車両のうち前記ボード側に設けられるボード側連結部と、
前記ボードと前記車両のうち前記車両側に設けられており、前記ボードが前記車両に取付けられた取付状態にあるときに上下方向および車両前後方向で前記ボード側連結部とオフセットとなる位置に設けられる車両側連結部と、
前記ボード側連結部と前記車両側連結部とを繋ぐことで前記ボードを前記車両に荷重をかけた状態で固縛する固縛用ベルトと、
を有するボード取付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ボードを車両に取付ける、ボード取付構造に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、シートバックが車両前側に倒された状態にあるリアシートとフロントシートとの間をボード(平面部材)で埋める技術を開示している。ボードは、ボード前端部に設けられる紐をフロントシートのヘッドレストに引っ掛けることでフロントシートのヘッドレストに保持されるとともに、ボードの後端部に設けられる別の紐をリアシートのヘッドレストに引っ掛けることでリアシートのヘッドレストに取付けられている。
【0003】
しかし、上記公報開示の技術には、つぎの問題点がある。
(i)ボードの前端部に設けられる紐をフロントシートのヘッドレストに引っ掛け、ボードの後端部に設けられる別の紐をリアシートのヘッドレストに引っ掛ける構造では、ボードがぐらついてしまい使用性が悪くなるおそれがある。
(ii)ボードをリアシートとフロントシートとの間を埋めるために使用することのみが想定されているだけで、リア席乗員用の車内テーブルとして使用したり、ラゲージ内で棚として使用することが想定されていない。すなわち、ボードの多目的な使用が想定されていない。そのため、ボードを多目的に使用する場合、ボードの前側と後側の紐をそれぞれ引っ掛けることができる構造(ヘッドレストと同様の構造)を車両側に設けなければならず、車両側の大幅な変更、改造が必要になってしまう。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
実用新案登録第3200763号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、(i)従来に比べてボードのぐらつきを抑制できる、(ii)車両側の大幅な変更、改造を伴うことなくボードの多目的な使い方ができる、の少なくとも一方を達成できる、ボード取付構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) ボードを車両に取付けるボード取付構造であって、
前記ボードと前記車両のうち前記ボード側に設けられるボード側連結部と、
前記ボードと前記車両のうち前記車両側に設けられており、前記ボードが前記車両に取付けられた取付状態にあるときに上下方向および車両前後方向で前記ボード側連結部とオフセットとなる位置に設けられる車両側連結部と、
前記ボード側連結部と前記車両側連結部とを繋ぐことで前記ボードを前記車両に荷重をかけた状態で固縛する固縛用ベルトと、
を有するボード取付構造。
【発明の効果】
【0007】
上記(1)のボード取付構造によれば、ボードを車両に荷重をかけた状態で固縛する固縛用ベルトを有するため、紐を引っ掛ける構造だけでボードが車両に取付けられる場合(従来)に比べて、ボードを車両に強固に固定できる。よって、従来に比べてボードのぐらつきを抑制できる。
また、車両側連結部が、上下方向および車両前後方向でボード側連結部とオフセットとなる位置に設けられるため、1本の固縛用ベルトで上下方向と車両前後方向の両方に固縛荷重をかけることができる。
上記構成では、1本の固縛用ベルトを取付けることができる構造(フックのような比較的単純な構造)が車両側にあれば、それを車両側連結部として使用できる。そのため、元々ある車両部品を車両側連結部として使用したり、車両側連結部として使用できる車両部品が無い場合であっても、比較的簡易に新設したものを車両用連結部として使用できる。よって、ボードを車内の複数場所に配置しても、車両側の大幅な変更、改造を伴うことなく、それぞれの場所でボードを車両に固縛することができる。その結果、ボードを多目的に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明実施例1の取付構造の、リアシートバックが車両前側に倒された状態にあるリアシートとフロントシートとの間をボードで埋める場合の、模式側面図である。
本発明実施例1の取付構造の、ボードを、リア席乗員用の車内テーブルとして使用したり、ラゲージ内で棚として使用する場合の、模式側面図である。
本発明実施例2の取付構造の、リアシートバックが車両前側に倒された状態にあるリアシートとフロントシートとの間をボードで埋める場合の、模式側面図である。
本発明実施例2の取付構造の、ボードをラゲージ内で棚として使用する場合の、模式側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、図面を参照して、本発明実施例のボード取付構造(以下、単に取付構造ともいう)10を説明する。図1、図2は、本発明実施例1の取付構造を示しており、図3、図4は、本発明実施例2の取付構造を示している。
本発明全実施例にわたって共通または類似する部分には、本発明全実施例にわたって同じ符号を付してある。なお、図中UPは上方向、FRは車両前方向を示す。
まず、本発明全実施例にわたって共通する部分を説明する。
【0010】
本発明実施例の取付構造10は、図1、図3に示すように、ボード20を車両60に取付ける構造である。
(【0011】以降は省略されています)

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