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公開番号2024052996
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-12
出願番号2024033393,2020072725
出願日2024-03-05,2020-04-15
発明の名称段ボールシート送り出し装置
出願人株式会社TANAX
代理人弁理士法人京都国際特許事務所
主分類B31B 50/06 20170101AFI20240405BHJP(紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料からなる物品の製造;紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料の加工)
要約【課題】段ボールブランク製造装置を停止させることなく、段ボールブランク製造装置に長尺段ボールシートを長時間にわたり連続的に供給すること。
【解決手段】本発明に係る段ボールシート送り出し装置10は、蛇腹状段ボールシート積層体60の移送装置20と、蛇腹状段ボールシート積層体60から引き出された長尺段ボールシート61の送出部40と、これらの動作を制御する制御部21とを備える。移送装置20は、蛇腹状段ボールシート積層体60から引き出された長尺段ボールシート61を段ボールブランク製造装置50に向けて送り出す送出位置に、蛇腹状段ボールシート積層体60を補充する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
所定の長さ毎に長尺段ボールシートが蛇腹状に折り畳まれた蛇腹状段ボールシート積層体から前記長尺段ボールシートを段ボールブランク製造装置に送り出す段ボールシート送り出し装置であって、
所定の送出位置に配置された前記蛇腹状段ボールシート積層体から前記長尺段ボールシートを前記段ボールブランク製造装置に送り出す送出部と、
前記送出部が前記長尺段ボールシートの送り出しを行っているか否かを、該送出部の稼働状態に基づいて検出する送出センサと、
前記送出位置に前記蛇腹状段ボールシート積層体が存在するか否かを検出する積層体検出センサと、
所定の準備位置に配置された前記蛇腹状段ボールシート積層体を前記送出位置に移送するための移送装置と、
前記積層体検出センサが前記送出位置に前記蛇腹状段ボールシート積層体が存在しないと検出した場合に、前記移送装置により前記準備位置に配置された前記蛇腹状段ボールシート積層体を前記送出位置に移送する制御部と、
を備えることを特徴とする、段ボールシート送り出し装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記積層体検出センサが前記送出位置に前記蛇腹状段ボールシート積層体が存在しないと検出し、且つ、前記送出センサが前記送出部が前記長尺段ボールシートの送り出しを行っていることを検出している場合に、前記移送装置により前記準備位置に配置された前記蛇腹状段ボールシート積層体を前記送出位置に移送する、請求項1に記載の段ボールシート送り出し装置。
【請求項3】
前記移送装置は、蛇腹状段ボールシート積層体をパレットに載置して搬送するパレット搬送機構を備え、
前記積層体検出センサは、前記送出位置の前記パレット上の前記蛇腹状段ボールシート積層体の存在を検出する第1センサである、請求項1または2に記載の段ボールシート送り出し装置。
【請求項4】
前記送出部が、回転体と、該回転体を前記蛇腹状段ボールシート積層体の高さよりも高い位置に回転可能に支持する支持フレームと、
を備えることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の段ボールシート送り出し装置。
【請求項5】
前記送出センサが、前記回転体の回転状態を検出する回転センサである、請求項4に記載の段ボールシート送り出し装置。
【請求項6】
所定の長さ毎に長尺段ボールシートが蛇腹状に折り畳まれた蛇腹状段ボールシート積層体から前記長尺段ボールシートを段ボールブランク製造装置に送り出す段ボールシート送り出し装置であって、
所定の送出位置に配置された前記蛇腹状段ボールシート積層体から前記長尺段ボールシートが前記段ボールブランク製造装置に送り出されているか否かを検出する送出センサと、
前記送出位置の所定の高さ位置に設けられ、前記蛇腹状段ボールシート積層体の残量が0でない所定量以下であるか否かを検出する積層体検出センサと、
所定の準備位置に配置された前記蛇腹状段ボールシート積層体を前記送出位置に移送するための移送装置と、
前記積層体検出センサが前記送出位置にある前記蛇腹状段ボールシート積層体の残量が前記所定量以下であると検出した場合に、前記移送装置により前記準備位置に配置された前記蛇腹状段ボールシート積層体を前記送出位置に移送する制御部と、
を備えることを特徴とする、段ボールシート送り出し装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、長尺段ボールシートを蛇腹状に折り畳んでストックした蛇腹状段ボールシート積層体から、長尺段ボールシートを段ボールブランク製造装置に送り出す段ボールシート送り出し装置及び蛇腹状段ボールシート積層体を段ボールシート送り出し装置に補充する蛇腹状段ボールシート積層体補充装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
段ボール箱は段ボールシートから所定の形状に切り出されたブランク(段ボールブランク)を折り曲げ、組み立てて製造され、縦、横、高さが標準的なサイズである定形品から、定形外のものまで様々な種類がある。段ボールブランクは、通常、1枚の板状の段ボールシートから切り出し、必要な箇所にスリットや罫線を入れることにより製造される。定形品の段ボール箱を製造するための段ボールブランクの製造に際しては、一定の長さによる切り出し、及び一定の箇所へのスリット・罫線入れを連続的且つ高速に行うことができるため、大量の段ボールブランクを安価に製造することができる。
【0003】
一方で、近年、多様な被梱包物に対応して個別にサイズの異なる段ボール箱を製造したいという、いわゆるオンデマンドによる段ボール箱製造に対する要望が高まってきている。そのような場合、一定サイズの板状の段ボールシートから様々な展開形状の段ボールブランクを製造していたのでは、切り出しの無駄が多くなる。
【0004】
そこで、長尺段ボールシートを予め製造して保管しておき、必要なときに必要な長さだけ引き出して、所望のサイズの段ボール箱に対応した段ボールブランクを切り出す装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。この段ボールブランク製造装置は、ストックされた長尺段ボールシートを少しずつ引き出して搬送する搬送装置と、その搬送方向と直交する方向に切り込みを入れる横切装置と、前記搬送方向に沿って切り込みを入れる縦切装置とを備え、縦切装置は幅方向(搬送方向と直交する方向)に移動可能となっている。ストックから引き出された長尺段ボールシートは、まず、横切装置により必要な長さに切断され、さらに、適宜の箇所に横切装置及び縦切装置で切り込み及びスリットを入れることにより、要求された形状及びサイズの段ボールブランクが製造される。なお、多くの場合、さらに、適宜の箇所に罫線を入れる。
【0005】
こうしたオンデマンドによる段ボール箱製造において、連続的に製造される両面段ボールを蛇腹状に折り畳み、その状態でストックしておいて、上記のようなオンデマンドによる段ボール箱製造に用いることが提案されている(例えば、非特許文献1を参照)。このように蛇腹状に折り畳むことで、両面段ボール、片面段ボールのいずれも長尺段ボールシートとして保管することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第WO2014/119439号
【非特許文献】
【0007】
BOX ON DEMAND MACHINE, Panotec Srl, [令和2年3月11日検索],インターネット<URL:http:// http://www.boxondemand.jp/en/box-on-demand-machines/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
蛇腹状に折り畳まれた1枚の長尺段ボールシートの前端側から順次段ボールブランクを切り出していき、残りの長尺段ボールシートの長さが所望の段ボールブランクに必要な長さに満たなくなると、新たな長尺段ボールシートを補充する必要がある。蛇腹状に折り畳まれた長尺段ボールシートの場合、蛇腹状に折り畳んだことで上下方向に積層化された蛇腹状段ボールシート積層体の状態でストックされている。したがって、装置に対して新しい蛇腹状段ボールシート積層体を補充することになる。このような作業を行う際には、段ボールブランク製造装置を一旦停止させる必要があるため、段ボールブランクの製造効率が低下するとともに、余計な人手作業を要する。そのため、段ボールブランク製造装置に送り出される長尺段ボールシートの後端に、新たな長尺段ボールシートの先端を接続することが考えられる。
【0009】
蛇腹状段ボールシート積層体から段ボールブランク製造装置に長尺段ボールシートを送り出すときには、送り出し装置により蛇腹状段ボールシート積層体の上層からさらに高い位置に長尺段ボールシートを引き上げるようにしている。このため、残りが僅かとなった蛇腹状段ボールシート積層体を送出位置から取り除き、補充用の蛇腹状段ボールシート積層体を送出位置に配置するときに、補充用の蛇腹状段ボールシート積層体と送り出し装置との距離が遠くなると、前記のように接続された長尺段ボールシートが自重によりたわみ、長尺段ボールシートの送り出しが滞ることがある。
【0010】
本発明の課題は、段ボールブランク製造装置を停止させることなく連続して長尺段ボールシートを補充することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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