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公開番号
2024140124
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-10
出願番号
2023051123
出願日
2023-03-28
発明の名称
透明窓付き紙製包装用袋の製造方法
出願人
株式会社コバヤシ
代理人
弁理士法人レガート知財事務所
主分類
B31B
70/82 20170101AFI20241003BHJP(紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料からなる物品の製造;紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料の加工)
要約
【課題】 この発明は、透明合成樹脂シートと紙シートとをそのままの状態(接合されていない状態)で製袋機にかけて製袋することができ、かつ、開口部を形成する際に端材を生じることのない、透明窓付き紙製包装用袋の製造方法を得ることを課題とする。
【解決手段】 この発明の透明窓付き紙製包装用袋の製造方法は、帯状の透明合成樹脂シート1の両長辺側と帯状の紙シート2の両長辺側とをそれぞれ接合して扁平筒状の長尺基材3を形成した後、前記扁平筒状の長尺基材3の何れか一方の面側の紙シートのみを長手方向に切断して開口部4を形成し、前記開口部4が形成された扁平筒状の長尺基材3を所定間隔で短手方向に接合し、前記短手方向の接合部5において前記開口部4が形成された扁平筒状の長尺基材3を切断して単袋7にすることを特徴とする。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
帯状の透明合成樹脂シートの両長辺側と帯状の紙シートの両長辺側とをそれぞれ接合して扁平筒状の長尺基材を形成した後、
前記扁平筒状の長尺基材の何れか一方の面側の紙シートのみを長手方向に切断して開口部を形成し、
前記開口部が形成された扁平筒状の長尺基材を所定間隔で短手方向に接合し、
前記接合された部分において前記開口部が形成された扁平筒状の長尺基材を切断して単袋にすることを特徴とする、
透明窓付き紙製包装用袋の製造方法。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
帯状の透明合成樹脂シートの両長辺側と帯状の紙シートの両長辺側とをそれぞれ接合して扁平筒状の長尺基材を形成した後、
前記扁平筒状の長尺基材の何れか一方の面側の紙シートのみを長手方向に切断して開口部を形成し、
前記開口部が形成された扁平筒状の長尺基材の一方の開口縁を開いて前記紙シートが重ならない部分を設けた状態で前記長尺基材を所定間隔で短手方向に接合し、
前記接合された部分及び前記接合された部分の延長線上の非接合部分で前記長尺基材を切断して単袋にすることを特徴とする、
透明窓付き紙製包装用袋の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、透明窓付き紙製包装用袋の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
食品などを包装して店頭に陳列するための包装用袋にあっては、内容物が外部から視認できるよう、透明合成樹脂シートを用いて構成されるのが一般的である。ところが、近年、環境意識の高まりや自然志向の高まりから、包装用袋の素材に紙を用いることが注目されつつあり、紙シートと透明合成樹脂シートとを用いることによって透明窓が形成されている紙製包装用袋も提案されている。
【0003】
透明窓を備えた紙製包装用袋は、従来、次のような方法で製造されている(図14~図20参照)。
(1)帯状の透明合成樹脂シート1の両長辺側と帯状の紙シート2の両長辺側とをそれぞれ接合して扁平筒状の長尺基材3を形成する(図14、図15)。
(2)扁平筒状の長尺基材3の一方の長辺側の紙シート縁部31を、紙シートが重なり合った状態で長手方向に切断して開口部4を形成する(図16)。
(3)開口部4が形成された扁平筒状の長尺基材3を所定間隔で短手方向に接合する(図17)。
(4)接合部5の切断予定部6で開口部4が形成された扁平筒状の長尺基材3を切断して単袋7にする(図18~図20)。
【0004】
この製造方法にあっては、開口部4を形成する際に、扁平筒状の長尺基材3の一方の長辺側の紙シート縁部31を紙シート2が重なり合った状態で長手方向に切断しているので(工程(2))、端材が生じて資源が無駄になるだけでなく、発生した端材を廃棄しなければならないという問題がある。また、この方法によって製造された包装用袋7の開口部4にあっては、正面側シートと背面側シートの高さが揃っているので、開口部4を開ける際に開けにくいばかりか、開口部4から内部に物を入れる際の作業性も悪いという問題もある。
【0005】
上記問題を解決する方法として、例えば、次のような方法で製造することが考えられる(図21~図25参照)。
(1)帯状の透明合成樹脂シート1の一方の長辺側11に帯状の第1紙シート21の一方の長辺側211を、透明合成樹脂シート1の他方の長辺側12に帯状の第2紙シート22の一方の長辺側221をそれぞれ接合して長尺基材3を形成する(図21、図22)。
(2)第2紙シート22を透明合成樹脂シート1側に折り曲げて重ね合わせる(図22)。
(3)第2紙シート22が透明合成樹脂シート1側に重ね合わされた状態の長尺基材3を所定間隔で短手方向に接合する(図23)。
(4)接合部5の切断予定部6で長尺基材3を切断して単袋7にする(図24、図25)。
【0006】
この方法によれば、開口部4を設けるために紙シート21,22を切断する必要がないので、端材が生じることはない。また、第2紙シート22を透明合成樹脂シート1側に折り曲げて重ね合わせる際に、第2紙シート22の透明合成樹脂シート1と接合されていない側の長辺222の位置と第1紙シート21の透明合成樹脂シート1と接合されていない側の長辺212の位置とをずらしておけば、開口部4における正面側シートと背面側シートの高さがずれた単袋7が形成されるので、開口部4が開けやすく、内部に物を入れる際の作業性もよくなる。
【0007】
しかしながら、この方法にあっては、長尺基材3を構成する部材が、透明合成樹脂シート1、第1紙シート21、第2紙シート22の3部材になるため、各部材をそのままの状態(各部材が接合されていない状態)で製袋機にかけて製袋することができない。また、紙シートに印刷をする場合、第1紙シート21と第2紙シート22が別部材となっているため、これらを透明合成樹脂シート1に接合する際に、第1紙シート21と第2紙シート22の印刷面がずれてしまうという問題もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
実全昭51-141616号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
この発明は、透明合成樹脂シートと紙シートとをそのままの状態(接合されていない状態)で製袋機にかけて製袋することができ、かつ、開口部を形成する際に端材を生じることのない、透明窓付き紙製包装用袋の製造方法を得ることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明の透明窓付き紙製包装用袋の製造方法は、帯状の透明合成樹脂シートの両長辺側と帯状の紙シートの両長辺側とをそれぞれ接合して扁平筒状の長尺基材を形成した後、前記扁平筒状の長尺基材の何れか一方の面側の紙シートのみを長手方向に切断して開口部を形成し、前記開口部が形成された扁平筒状の長尺基材を所定間隔で短手方向に接合し、前記短手方向に接合された部分において前記開口部が形成された扁平筒状の長尺基材を切断して単袋にすることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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