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公開番号
2025074271
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2025033424,2020176196
出願日
2025-03-04,2020-10-20
発明の名称
易開封性包装袋およびその製造方法
出願人
東洋製罐株式会社
代理人
弁理士法人愛宕綜合特許事務所
主分類
B31C
11/00 20060101AFI20250502BHJP(紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料からなる物品の製造;紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料の加工)
要約
【課題】引裂き性、バリア性、生産性、外観に優れた易開封性容器を提供する。また、易開封性容器を成形性よく製造する製造方法を提供する。
【解決手段】積層フィルムをヒートシールすることにより密封する包装袋であって、前記積層フィルムは、内層フィルムと、幅の小さい開封誘導疵を形成した中間層フィルムと、外層フィルムとを備えることを特徴とする易開封性包装袋を提供する。
また、上記包装袋を製造するのに適した、易開封性包装袋の製造方法を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
積層フィルムをヒートシールすることにより密封する包装袋の製造方法であって、
前記積層フィルムは、内層フィルムと、少なくとも1層の中間層フィルムと、外層フィルムとを備え、
前記中間層フィルムと前記内層フィルムを貼り合わせる第一積層工程と、
この貼り合わせたフィルムの中間層側から、0μm以上20μm以下の幅の開封誘導疵加工を施す工程と、
この開封誘導疵加工を施したフィルムと、前記外層フィルムとを貼り合わせる第二積層工程とを
含み、
前記第二積層工程の後の工程のいずれかに、熱処理工程を含み、
前記熱処理工程は、前記開封誘導疵の疵幅を制御する
易開封性包装袋の製造方法。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
積層フィルムをヒートシールすることにより密封する包装袋の製造方法であって、
前記積層フィルムは、内層フィルムと、少なくとも1層の中間層フィルムと、外層フィルムとを備え、
前記中間層フィルムと前記外層フィルムを貼り合わせる第一積層工程と、
この貼り合わせたフィルムの中間層側から、0μm以上20μm以下の幅の開封誘導疵加工を施す工程と、
この開封誘導疵加工を施したフィルムと、前記内層フィルムとを貼り合わせる第二積層工程とを
含み、
前記第二積層工程の後の工程のいずれかに、熱処理工程を含み、
前記熱処理工程は、前記開封誘導疵の疵幅を制御する
易開封性包装袋の製造方法。
【請求項3】
前記外層フィルムが熱処理により熱収縮するフィルムを含む請求項1又は2に記載の易開封性包装袋の製造方法。
【請求項4】
前記中間層フィルムにはバリア層が形成されており、
前記開封誘導疵加工が、前記バリア層の内部まで到達する請求項1~3のいずれか1項に記載の易開封性包装袋の製造方法。
【請求項5】
前記熱処理工程は、前記開封誘導疵の開口側に設けるフィルムを熱収縮する請求項1~4のいずれか1項に記載の易開封性包装袋の製造方法。
【請求項6】
前記熱処理工程は、前記開封誘導疵を形成した中間層フィルムに隣接する位置に設けるフィルムを熱収縮する請求項1~5のいずれか1項に記載の易開封性包装袋の製造方法。
【請求項7】
前記熱処理工程は、耐衝撃性を有するフィルムを熱収縮する請求項1~6のいずれか1項に記載の易開封性包装袋の製造方法。
【請求項8】
前記開封誘導疵の幅が0μm以上10μm未満である、請求項1~7のいずれか1項に記載の易開封性包装袋の製造方法。
【請求項9】
前記熱処理工程は、ポリブチレンテレフタレートを含むフィルムを熱収縮する請求項1~8のいずれか1項に記載の易開封性包装袋の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層フィルムをヒートシールすることにより密封する、引裂き開封性に優れた包装袋およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
軟包材の袋に、フィルムを破断して開封を容易にするための易開封線が加工されることは、広く利用されている技術である。
しかし、包材を構成する積層フィルムの最外層に切断加工を加えると、バリア性能の低下が問題となる。これを解決するために、特許文献1では、内面側に、レーザー加工を制御するための遮光層、バリア層を保護するための支持層、バリア層、熱可塑性樹脂層を含む多層構成の包装袋が提案されているが、多層化すると高コストになるのに加えて、遮光層を含むため透明性が低いという問題がある。
【0003】
一方で、特許文献2に開示されるように、バリア層と内層の間に中間層を設けた積層フィルムからなる包装袋の、中間層フィルムの引裂き箇所に切断線を加工した場合、バリア性の低下を抑制することができる。
しかし、中間層フィルムを単層で切断した後に積層した場合、貼り合わせの際に中間層の切断周辺部分が上下に重なり合ってしまうと、巻き取り時に背骨状の起伏部ができて外観不良がみられ、このため原反毎に弛みの調整をしなくてはならない等の、成形性の問題があった。
【0004】
また、特許文献3では、中間層に開封誘導疵を設けたバリアフィルムを用いた積層フィルムの疵部分をバリアインキで覆うパウチについて開示されている。この方法によれば、バリア性は担保されるが、工程を増やすことになるため、生産性が低く、コストが高くなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-150772号公報
特開平4-311466号公報
特開2020-44819号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、引裂き性、バリア性、生産性、外観に優れた易開封性容器を提供すること、及び、易開封性容器を成形性よく製造する製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、積層フィルムをヒートシールすることにより密封する包装袋であって、前記積層フィルムは、内層フィルムと、0μm以上20μm以下の幅の開封誘導疵を形成した中間層フィルムと、外層フィルムとを備えることを特徴とする易開封性包装袋が提供される。
【0008】
前記易開封性包装体は、開封誘導疵の幅が0μm以上10μm未満であることが好ましい。
【0009】
前記易開封性包装体は、開封誘導疵の先端が内層フィルム又は外層フィルムの内部まで達していることが好ましい。
【0010】
前記易開封性包装体は、開封誘導疵を複数本形成していることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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