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公開番号
2025098734
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2023215066
出願日
2023-12-20
発明の名称
加工装置、及び袋状部材の製造方法
出願人
富士フイルム株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B31B
70/52 20170101AFI20250625BHJP(紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料からなる物品の製造;紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料の加工)
要約
【課題】複数のシート状部材のうちの各々に対して異なる作業を選択的に施すことでシート状部材の加工工程の効率向上に寄与することが可能な加工装置及び袋状部材の製造方法を提供する。
【解決手段】加工対象である複数のシート状部材の各々に対して、異なる作業を選択的に施すことが可能な加工装置であって、シート状部材の予め定められた位置を保持し、かつ保持されたシート状部材に対して作業を選択的に施す保持部と、保持部によって作業が施されたシート状部材が載置されるステージ部と、ステージ部においてシート状部材が載置される位置を位置決めするための位置決め部と、を備える加工装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
加工対象である複数のシート状部材の各々に対して、異なる作業を選択的に施すことが可能な加工装置であって、
前記シート状部材の予め定められた位置を保持し、かつ保持された前記シート状部材に対して前記作業を選択的に施す保持部と、
前記保持部によって前記作業が施された前記シート状部材が載置されるステージ部と、
前記ステージ部において前記シート状部材が載置される位置を位置決めするための位置決め部と、
を備える加工装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記作業には、前記シート状部材を折り畳む折畳作業、前記シート状部材の一の面と他の面とを反転させる反転作業、及び前記シート状部材を前記ステージ部上において積層する積層作業が含まれ、
前記シート状部材に対して、前記折畳作業、前記反転作業、及び前記積層作業のうちの何れか一つ、又は二つ以上の組み合わせが選択的に施される
請求項1に記載の加工装置。
【請求項3】
前記複数のシート状部材には、第1シート状部材、第2シート状部材、第3シート状部材、及び第4シート状部材が含まれ、
前記作業には、
前記第1シート状部材の一の面を上にして、前記ステージ部に載置する作業と、
前記第2シート状部材の前記一の面を外側にして折り畳み、前記第1シート状部材の上に積層する作業と、
第3シート状部材の前記一の面を外側にして折り畳み、前記第1シート状部材の上に積層する作業と、
第4シート状部材を反転させ、前記一の面を下にして前記第2シート状部材及び前記第3シート状部材の上に積層する作業と、が含まれる
請求項1に記載の加工装置。
【請求項4】
前記位置決め部は、前記ステージ部を平面視した場合において、前記ステージ部上に載置された前記シート状部材の前記ステージ部に対する移動を抑制可能とされている
請求項1に記載の加工装置。
【請求項5】
前記位置決め部は、前記ステージ部の載置面よりも突出した位置決め部材を含み、
前記シート状部材には、予め定められた位置に穴が形成されており、
前記穴に前記位置決め部材が挿通されることで、前記シート状部材が前記ステージ部において位置決めされる
請求項1に記載の加工装置。
【請求項6】
前記穴が、前記シート状部材において、前記シート状部材の四隅に対応する部分に形成されている
請求項5に記載の加工装置。
【請求項7】
前記保持部は、前記シート状部材において、前記穴よりも前記シート状部材の外縁側を保持する
請求項5に記載の加工装置。
【請求項8】
前記保持部は、前記シート状部材を保持可能なエンドエフェクタ部と、前記エンドエフェクタ部を支持する本体部とを有し、
前記本体部は、前記エンドエフェクタ部を3次元的にスライド移動可能な直交ロボットとして機能し、
前記エンドエフェクタ部は、前記本体部に対して回転可能とされている
請求項1に記載の加工装置。
【請求項9】
前記保持部は、吸着によって前記シート状部材を保持する
請求項1に記載の加工装置。
【請求項10】
前記作業が施される前の前記シート状部材が載置されるセット部をさらに備え、
前記セット部において前記シート状部材が位置決めされている
請求項1に記載の加工装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、加工装置、及び袋状部材の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に複数のシート状部材(例えば、可撓性を有する樹脂製のシート状部材)を素形材とし、これらを組み合わせて製品を製造することが行われている。例えば、複数のシート状部材を組み合わせて袋状部材を製造する場合がある。このような袋状部材の製造工程では、複数のシート状部材を折り畳んだり、反転させたり、積層したりする作業が行われる。ところで、袋状部材には、その用途に応じて、形状及び/又はサイズに様々なバリエーションがあり、多品種の製造に対応することが求められる。また、袋状部材を大容量化する場合、袋状部材に素形材として用いられるシート状部材も大きくなるため、人による作業では製造を行うことが困難になる。
【0003】
特許文献1には、シートを折り曲げ線に沿って折り曲げ、2重に重ね合わせるシート折り曲げ装置であって、折り曲げ線の一方側に配置され、シートの長さ方向にのび、一端がシートの一端付近に達するシリンダと、シリンダの一端に設けられ、シートの一端付近において、シートを保持する保持手段と、シリンダの他端付近において、折り曲げ線から間隔を置いて配置され、シートの幅方向にのびる回転軸と、シリンダを回転軸のまわりに反転させる駆動機構と、駆動機構およびシリンダに接続され、シートの保持後、駆動機構によってシリンダを反転させ、これと同時に、シリンダを設定ストロークをもって伸張させる制御装置とからなり、駆動機構、シリンダおよび保持手段によってシートを折り曲げるようにしたことを特徴とするシート折り曲げ装置が記載されている。
【0004】
特許文献2には、被加工物を据えるための受面と受面との間で折り曲げ角部を形成し被加工物を折り曲げるための案内面とを具備する固定側治具と、駆動手段に作動連結され、固定側治具の受面に対接可能な押え面と押え面との間で折り曲げ角部を形成し固定側治具の案内面に対接可能な折曲加工面とを有する可動押圧部材を具備する可動側治具と、駆動手段に併設され、可動押圧部材の押え面を固定側治具の受面に当接させ、かつ可動押圧部材の折曲加工面と固定側治具の案内面との間に隙間を持たせるように、可動押圧部材を駆動案内する受面方向案内部と、可動押圧部材の押え面を固定側治具の受面に当接させた状態から可動押圧部材の折曲加工面を固定側治具の案内面に当接させ得るように、可動押圧部材を駆動案内する案内面方向案内部とを有する案内手段と、固定側治具の各面と可動押圧部材の各面との間に挟持され、折り曲げられた被加工物の被折り曲げ部分を加熱する加熱手段とを備えたことを特徴とする折り曲げ形加工装置が記載されている。
【0005】
特許文献3には、枚葉シートを折り畳む折り畳み装置における枚葉シートを折り畳まずに通過させる折り畳み装置のシート通過機構であり、枚葉シートが第一のニップローラから排出されて第二のニップローラを通過することなく直接送りローラまで迂回して折り畳まれることなく通過することを特徴とした折り畳み装置のシート通過機構が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2005-104616号公報
特開2005-96408号公報
特開2019-38688号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1には、シート1を折り曲げ線に沿って折り曲げ、2重に重ね合わせるシート折り曲げ装置が記載されている。また、特許文献2には、フレキシブルプリント基板に所望の角度の折り曲げ形を付ける折り曲げ加工装置が記載されている。更に、特許文献3には、折り畳み装置のシート通過機構が記載されている。このように、特許文献1~3では、シート状部材に対して、単一の作業のみを施す加工装置が記載されているものの、シート状部材に対して異なる作業を選択的に施すことについては考慮されていない。このため、シート状部材に対する加工工程において、人手で行っていた異なる作業を実現する場合は、それぞれの作業に応じて別々の装置を用意する必要があった。
【0008】
そこで、本開示の技術は、複数のシート状部材のうちの各々に対して異なる作業(例えば、シート状部材の折り畳み、反転、及び/又は積層等の作業)を選択的に施すことでシート状部材の加工工程の効率向上に寄与することが可能な加工装置及び袋状容器の製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の技術に係る第1の態様は、加工対象である複数のシート状部材の各々に対して、異なる作業を選択的に施すことが可能な加工装置であって、シート状部材の予め定められた位置を保持し、かつ保持されたシート状部材に対して作業を選択的に施す保持部と、保持部によって作業が施されたシート状部材が載置されるステージ部と、ステージ部においてシート状部材が載置される位置を位置決めするための位置決め部と、を備える加工装置である。
【0010】
本開示の技術に係る第2の態様は、作業には、シート状部材を折り畳む折畳作業、シート状部材の一の面と他の面とを反転させる反転作業、及びシート状部材をステージ部上において積層する積層作業が含まれ、シート状部材に対して、折畳作業、反転作業、及び積層作業のうちの何れか一つ、又は二つ以上の組み合わせが選択的に施される第1の態様に係る加工装置である。
(【0011】以降は省略されています)
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