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公開番号
2025102044
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219237
出願日
2023-12-26
発明の名称
包装用箱の製造方法および包装用箱
出願人
サクラパックス株式会社
代理人
弁理士法人みなみ特許事務所
主分類
B31B
50/22 20170101AFI20250701BHJP(紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料からなる物品の製造;紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料の加工)
要約
【課題】側面部から蓋部に跨る一対の切込線および一対の切込線の端部同士をつなぐ罫線を有する包装用箱について、一対の切込線の間隔が容易に変更可能である製造方法を提供する。
【解決手段】段ボール製のシートからなる包装用箱の製造方法であって、長尺の前記シートをその長手方向に送り、前記シートの長手方向の全長にわたって、主罫線および前記主罫線の両側に位置する2本の副罫線を形成する横罫線形成工程と、前記シートをその長手方向に直交する方向に切断して1つの前記包装用箱分の単位シートを形成する単位切断工程と、前記単位シートを前記主罫線に直交する方向に送り、前記単位シートに対して、前記主罫線と交差し一方の前記副罫線から他方の前記副罫線まで延びる一対の切込線を形成する切込形成工程を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
段ボール製のシートからなる包装用箱の製造方法であって、
長尺の前記シートをその長手方向に送り、前記シートの長手方向の全長にわたって、主罫線および前記主罫線の両側に位置する2本の副罫線を形成する横罫線形成工程と、
前記シートをその長手方向に直交する方向に切断して1つの前記包装用箱分の単位シートを形成する単位切断工程と、
前記単位シートを前記主罫線に直交する方向に送り、前記単位シートに対して、前記主罫線と交差し一方の前記副罫線から他方の前記副罫線まで延びる一対の切込線を形成する切込形成工程を有することを特徴とする包装用箱の製造方法。
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
前記横罫線形成工程と前記単位切断工程が、コルゲータにおいて実施され、
前記切込形成工程が、フレキソフォルダグルアにおいて実施されることを特徴とする請求項1記載の包装用箱の製造方法。
【請求項3】
段ボール製のシートからなり、
側面部と、
前記側面部に主罫線を介して連結される蓋部と、
前記主罫線と平行であって前記側面部の全長にわたって形成される側面副罫線と、
前記主罫線と平行であって前記蓋部の全長にわたって形成される蓋副罫線と、
前記主罫線と交差し前記側面副罫線から前記蓋副罫線まで延びる一対の切込線を有することを特徴とする包装用箱。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、種々の製品を包装するための包装用箱の製造方法およびその包装用箱に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
段ボール製のシートにより形成される包装用箱において、一般に0201形(A式)とよばれる形状のものがある。これは、直方体形で、側壁および側壁に連結されたフラップを有し、フラップが折り畳まれて蓋や底となるものである。このような包装用箱において、たとえば直方体形の製品を隙間なく収容すると、製品と側壁との間に手指が入らず、製品を取り出しにくい場合があった。
【0003】
そこで、特許文献1に示すように、側壁から蓋となるフラップに跨る一対の切込部と、一対の切込部の端部同士をそれぞれつなぐように罫線加工が施された連結部を有するものが提案されている。この箱において、収容された製品を取り出す際に、フラップを開いて側壁と重ねた状態で、一対の切込部の間の部分を連結部で折り曲げて外側に引き下ろす。すると、当該部分が側壁の存在しない空間となり、そこから製品に手指を掛けられるので、製品を容易に取り出すことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
登録実用新案第3171357号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記のような0201形の包装用箱は、従来、コルゲータとフレキソフォルダグルアとよばれる2つの装置により製造されている。コルゲータは、段ボールの原紙を重ね合わせて長尺のシートを形成し、シートを長手方向に送る。そして、シートの長手方向の全長にわたって横罫線(箱にした際の横方向の罫線、たとえばフラップを折り畳むための折り曲げ線)を形成し、このシートを切断して1つの箱に相当する単位シートを形成する。フレキソフォルダグルアは、単位シートを横罫線に直交する方向に送る。そして、単位シートに対して、印刷を施し、縦罫線(箱にした際の縦方向の罫線、たとえば隣接する側面の間の折り曲げ線)、その他の部分的な罫線や切込を形成し、糊付して折り畳んで箱とする。
【0006】
特許文献1の箱における切込部や連結部は、フレキソフォルダグルアにおいて形成される。より詳しくは、搬送される単位シートに対して、一対の切込部をそれぞれ形成するための型および連結部を形成するための型を押し当てる。
【0007】
ここで、収容する製品に応じて、一対の切込部の間隔を変えたい場合がある。このとき、切込部については、位置(相互の間隔)が変わるだけであるから、型の位置を変更すればよい。一方、連結部については、その形状(長さ)自体が変化するので、型自体を変更しなければならない。よって、特許文献1の箱において、一対の切込部の幅を変えるには、連結部の型の変更が必要なので、費用が高くなり、容易に対応できるものではなかった。
【0008】
本発明は、このような事情を鑑みたものであり、側面部から蓋部に跨る一対の切込線および一対の切込線の端部同士をつなぐ罫線を有する包装用箱について、一対の切込線の間隔が容易に変更可能である製造方法、およびその包装用箱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の包装用箱の製造方法は、段ボール製のシートからなる包装用箱の製造方法であって、長尺の前記シートをその長手方向に送り、前記シートの長手方向の全長にわたって、主罫線および前記主罫線の両側に位置する2本の副罫線を形成する横罫線形成工程と、前記シートをその長手方向に直交する方向に切断して1つの前記包装用箱分の単位シートを形成する単位切断工程と、前記単位シートを前記主罫線に直交する方向に送り、前記単位シートに対して、前記主罫線と交差し一方の前記副罫線から他方の前記副罫線まで延びる一対の切込線を形成する切込形成工程を有することを特徴とする。横罫線形成工程においては、主罫線および2本の副罫線に加えてさらに他の罫線を形成してもよい。切込形成工程においては、一対の切込線を複数組形成してもよい。切込形成工程においては、一対の切込線に加えてさらに他の切込を形成してもよい。
【0010】
また、本発明の包装用箱の製造方法は、前記横罫線形成工程と前記単位切断工程が、コルゲータにおいて実施され、前記切込形成工程が、フレキソフォルダグルアにおいて実施されるものであってよい。
(【0011】以降は省略されています)
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