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公開番号2025097190
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2023213340
出願日2023-12-18
発明の名称封筒型パッケージの製造方法
出願人株式会社トーモク,サンエンヂニアリング株式会社
代理人個人
主分類B31B 50/62 20170101AFI20250623BHJP(紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料からなる物品の製造;紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料の加工)
要約【課題】片面段ボール等の片面に凹凸模様を有する素材シートを用いて封筒型パッケージを製造する場合、押し潰された連結フラップの凹凸模様が元の形状に戻ることを抑え、接着強度が低下することを防止できると共に、封筒状に形成する際に、折りやすくすることができる封筒型パッケージの製造方法を提供する。
【解決手段】封筒型パッケージの製造方法は、表面部2両側の連結フラップ4の凹凸模様を押し潰し、そして、凹凸模様が押し潰された連結フラップ4の上面の所定位置に糊を塗布し、糊が塗布された連結フラップ4を裏面部3の上面に折り込み、接着させることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
片面に凹凸模様を有する素材シートを用いて封筒型パッケージを製造する封筒型パッケージの製造方法であって、
長方形の表面部の下端縁に長方形の裏面部が折目線を介して連設されると共に、前記表面部の両側端縁に連結フラップが折目線を介して連設される封筒の展開形状に裁断された前記素材シートを、水平にして前記凹凸模様を下方にした状態で下流側の工程へ搬送する搬送工程と、
前記素材シートの前記凹凸模様を内側になるように、前記搬送工程により前記素材シートを搬送しつつ前記表面部を下方へ案内し、前記裏面部に向かって折り畳む折り畳み工程と、
前記折り畳み工程で折り畳まれた前記表面部両側の前記連結フラップの前記凹凸模様を押し潰す押し潰し工程と、
前記押し潰し工程で前記凹凸模様が押し潰された前記連結フラップの上面の所定位置に糊を塗布する糊塗布工程と、
前記表面部両側の連結フラップを前記裏面部の上面に折り込み、前記裏面部に接着させる接着工程とを備えていることを特徴とする封筒型パッケージの製造方法。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
請求項1記載の封筒型パッケージの製造方法において、
前記押し潰し工程では、前記連結フラップの前記凹凸模様を複数回に分けて段階的に押し潰すことを特徴とする封筒型パッケージの製造方法。
【請求項3】
請求項2記載の封筒型パッケージの製造方法において、
前記押し潰し工程では、クリアランスの異なる3つの押し潰しローラーにより折り畳まれた表面部両側の連結フラップの前記凹凸模様を段階的に押し潰すことを特徴とする封筒型パッケージの製造方法。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の封筒型パッケージの製造方法において、
前記折り畳み工程の上流側に設置された印刷手段により前記裏面部の上面にバーコードを含む情報を印刷する印刷工程をさらに備えていることを特徴とする封筒型パッケージの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、片面段ボール等の片面に凹凸模様を有する素材シートを用いて封筒型パッケージを製造する封筒型パッケージの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
昨今、ネットショッピングなどの通信販売の普及により、郵便や宅配便を利用した商品の搬送が多用されている。そのなかでも、ポストに投函できる封筒型の包装パッケージの需要が高まっている。
【0003】
従来、電気部品、宝飾品、化粧品、CD等の衝撃を嫌うものを包装するためのクッション性を有する封筒型パッケージが種々提案されており、例えば、封筒内にプラスチック気泡シート緩衝材を内装したクッション封筒が周知されている。
【0004】
しかし、このような封筒内にプラスチック気泡シート緩衝材を内装したクッション封筒は、廃棄するときに封筒(紙)とプラスチック気泡シート緩衝材とを分離しなければならず、廃棄するときに手間がかかるという問題があった。また、製造する上においても、封筒内にこれとは別体のプラスチック気泡シート緩衝材を内装する手間と時間を要するものであり、多くの材料と手間がかかる分コスト高になるという問題があった。
【0005】
これら問題点を解決するために、近年、クッション性を有する片面段ボール等の素材シートを用いた封筒型パッケージが提案されている。このような封筒型パッケージの製造方法は、例えば、図10に示すように、片面段ボールの素材シート1Yを、長方形の表面部2の左右方向(図10中では左右方向)の右端側に長方形の裏面部3が第1折目線a1を介して連設されると共に、表面部2の上下方向(図10中では上下方向)の両側端縁に連結フラップ4が第2折目線a2を介して連設される封筒の展開形状に裁断する際(即ち、折り畳む前)に、封筒状に形成された場合、連結フラップ4と裏面部3との接着を強固になるために、表面部2両側の連結フラップ4の波状凹凸を押し潰しておく。これにより、接着部となる連結フラップ4の波状凹凸がフラットにされる。なお、表面部2の左右方向(図10中では左右方向)の左端側に上端フラップ部5が第3折目線a3を介して連設される。
【0006】
また従来、封筒型パッケージの製造装置として、紙製素材シートからレコードジャケットのような扁平形状の箱を製造するための製箱機等におけるジャケット折り装置が提案されている(特許文献1)。
【0007】
特許文献1に開示された製箱機等におけるジャケット折り装置は、搬送装置となるコンベアベルトで素材シートを水平にして前方に搬送しながら、まず両側の糊代を内側に折り曲げる。次に、糊代に接着剤を塗着する。そして、素材シートを搬送しつつ前部のフラップを上後方へ折り曲げ、糊代に接着する。前部のフラップを折り曲げるためのガイド装置は、コンベアベルトの上部に設けられている。また、搬送装置の下部、即ち、2つのコンベアベルトの間に上方へ向けて設けられている空気吹き出し口が上方へ向けて空気を吹き出し、この空気により前部フラップの前端を上方へ押し、ガイド装置に進入させるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開平10-156972号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上述した図10に示すような方法で片面段ボールを用いた封筒型パッケージを製造する場合、片面段ボールを封筒の展開形状に裁断する際(即ち、折り畳む前)に、連結フラップ4の波状凹凸の押し潰しを行うと、その後、封筒状に形成される前に時間が経過すると共に、押し潰された波状凹凸部が徐々に元の形状に戻る傾向になり、封筒状に形成される場合、接着面積が減少するため、接着強度が低下する問題がある。
【0010】
また、上述した図10に示すような方法では、予め押し潰された波状凹凸部が時間の経過によって徐々に元の形状に戻る傾向になり、封筒状に加工する際に、塗布された糊が広がりにくく、接着剤として酢酸ビニル系接着剤を使用できず、コストの高いホットメルトを使用しなければならないという問題がある。
(【0011】以降は省略されています)

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