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公開番号
2025103691
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023221259
出願日
2023-12-27
発明の名称
包装箱
出願人
株式会社トーモク
代理人
個人
主分類
B65D
5/468 20060101AFI20250702BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】手穴を用いて持ち上げた際に、その重さで意図せず手穴の周囲が破断されるのを防止可能な包装箱を提供する。
【解決手段】角筒状の胴部2と、その開放端を閉塞する一対の閉塞部5とを備え、胴部は、一対の側板12と底板3と天板4とを有し、閉塞部は側板に連設され、先端縁が所定の間隙において対向する内フラップ22と、天板に連設される上外フラップ21と、底板に連設される下外フラップ23とを有し、上外フラップには、内フラップの先端縁間の間隙の位置に手穴予定部50Aが設けられ、手穴予定部は、天板及び上外フラップの境界線上に沿って延びる手穴折目線51と、手穴折目線の両端を繋いで屈曲または湾曲して延びる手穴破断可能線52とを有し、手穴破断可能線は、手穴折目線の両端から互いに漸次離間して延びる一対の傾斜部52aを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
水平方向に延びる角筒状の胴部と、前記胴部の開放端をそれぞれ閉塞する一対の閉塞部とを備え、
前記胴部は、互いに対向する一対の側板と、前記一対の側板の下端縁を繋ぐ底板と、前記一対の側板の上端縁を繋ぐ天板とを有し、
前記閉塞部は、前記側板に連設され、その先端縁が所定の間隙を存して互いに対向する一対の内フラップと、前記天板に連設され、前記内フラップの外表面に重合して接着される上外フラップと、前記底板に連設され、前記内フラップの外表面に重合して接着される下外フラップと、を有し、
前記上外フラップには、前記一対の内フラップの先端縁で挟まれた前記間隙に対応する位置に手穴予定部が設けられている紙製の包装箱において、
前記手穴予定部は、前記天板及び前記上外フラップの境界線上に沿って延びる手穴折目線と、前記手穴折目線の両端を繋いで屈曲または湾曲して延びる手穴破断可能線とを有し、
前記手穴破断可能線は、前記手穴折目線の両端から互いに漸次離間して延びる一対の傾斜部を有することを特徴とする包装箱。
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【請求項2】
水平方向に延びる角筒状の胴部と、前記胴部の開放端をそれぞれ閉塞する一対の閉塞部とを備え、
前記胴部は、互いに対向する一対の側板と、前記一対の側板の下端縁を繋ぐ底板と、前記一対の側板の上端縁を繋ぐ天板とを有し、
前記閉塞部は、前記側板に連設され、その先端縁が所定の間隙を存して互いに対向する一対の内フラップと、前記天板に連設され、前記内フラップの外表面に重合して接着される上外フラップと、前記底板に連設され、前記内フラップの外表面に重合して接着される下外フラップと、を有し、
前記天板及び前記上外フラップには、前記一対の内フラップの先端縁で挟まれた前記間隙に対応する位置に手穴予定部が設けられている紙製の包装箱において、
前記手穴予定部は、前記天板に設けられ、前記天板及び前記上外フラップの境界線に沿って延びる手穴折目線と、前記天板から前記上外フラップに亘って設けられ、前記手穴折目線の両端を繋いで屈曲または湾曲して延びる手穴破断可能線とを有し、
前記手穴破断可能線は、前記手穴折目線の両端から互いに漸次離間して延びる一対の傾斜部を有することを特徴とする包装箱。
【請求項3】
請求項1または2に記載の包装箱において、
前記手穴折目線は、成人女性の手幅の平均値未満の長さに形成されていることを特徴とする包装箱。
【請求項4】
請求項1または2に記載の包装箱において、
前記天板には、その四隅から中央部に向かって延びる傾斜誘導折目線が形成されていることを特徴とする包装箱。
【請求項5】
請求項4記載の包装箱において、
前記天板の中央部には、前記傾斜誘導折目線の隣接する先端を繋いで矩形状に形成される接続誘導折目線が形成され、
前記手穴予定部は、前記手穴破断可能線に沿って破断されて前記手穴折目線に沿って山折りされたときに、天板の内表面であって該手穴予定部に隣接する一対の前記傾斜誘導折目線及びこれを繋ぐ前記接続誘導折目線で囲まれる領域の内側に重合される形状に形成されていることを特徴とする包装箱。
【請求項6】
請求項2記載の包装箱において、
前記天板には、その四隅から中央部に向かって延びる傾斜誘導折目線が形成され、
前記手穴破断可能線は、前記上外フラップに設けられ、前記天板及び前記上外フラップの境界線に沿って延びる下縁部と、前記下縁部の端部と前記傾斜部の先端とを繋ぐ接続部と、を有し、
前記天板及び前記上外フラップの境目には、前記天板及び前記上外フラップの境界線上に沿ってその各端から中央部に向かってそれぞれ延びる一対の上外フラップ折目線と、該上外フラップ折目線の先端から倒V字状に分岐して延びる一対の分岐折目線と、が設けられ、
前記分岐折目線は、一方の先端が前記傾斜部の基端に接続され、他方の先端が前記下縁部の端部に接続されることを特徴とする包装箱。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、破れにくい手穴を有するラップアラウンド形式の包装箱に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、段ボールシートを打ち抜いて得られたブランクシート上に、配列されたペットボトルや缶等の被包装物を載置し、ブランクシートを折目線に沿って折り曲げることにより被包装物を包み込み、そしてフラップを接合することにより、被包装物を包装しながらケースを形成するようにしたラップアラウンド形式の包装箱が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
より具体的には、この包装箱は、水平方向に延びる角筒状の胴部と、胴部の開放端をそれぞれ閉塞する一対の閉塞部とを備え、胴部は、互いに対向する一対の側板と、一対の側板の下端縁を繋ぐ底板と、一対の側板の上端縁を繋ぐ天板とを有し、閉塞部は、側板に連設され、その先端縁が所定の間隙を存して互いに対向する一対の内フラップと、天板に連設され、内フラップの外表面に重合して接着される上外フラップと、底板に連設され、内フラップの外表面に重合して接着される下外フラップと、を有し、上外フラップには、一対の内フラップの先端縁で挟まれた間隙に対応する位置に角丸四角形状の手穴が設けられている。
【0004】
特許文献1の包装箱は、ブランクシートの段階では、あらかじめ手穴が打抜き形成されているが、打抜き形成すると打抜きゴミが生じる。そのため、手穴の代わりに上外フラップの中間部に上端縁と平行に延びる手穴折目線と手穴折目線の両端を繋ぐ倒C字状の手穴破断可能線とを有する手穴予定部として形成し、必要に応じて手穴を形成できるようにしておくことが多い。この場合、被包装物を包装した包装箱に対して、手穴破断可能線に沿って側板を破断させ、手穴折目線に沿って山折りすることで手穴を形成することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-030834号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、この種の包装箱の手穴では、側板を構成する1枚の段ボールの手穴の周縁に手指を線接触させて支えることになるため、手穴の周縁に応力が集中する結果、上フラップが破断され易いという問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、手穴を用いて持ち上げた際に、その重さで意図せず手穴の周囲が破断されるのを防止可能な包装箱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)本発明の包装箱は、水平方向に延びる角筒状の胴部と、前記胴部の開放端をそれぞれ閉塞する一対の閉塞部とを備え、前記胴部は、互いに対向する一対の側板と、前記一対の側板の下端縁を繋ぐ底板と、前記一対の側板の上端縁を繋ぐ天板とを有し、前記閉塞部は、前記側板に連設され、その先端縁が所定の間隙を存して互いに対向する一対の内フラップと、前記天板に連設され、前記内フラップの外表面に重合して接着される上外フラップと、前記底板に連設され、前記内フラップの外表面に重合して接着される下外フラップと、を有し、前記上外フラップには、前記一対の内フラップの先端縁で挟まれた前記間隙に対応する位置に手穴予定部が設けられている紙製の包装箱において、前記手穴予定部は、前記天板及び前記上外フラップの境界線上に沿って延びる手穴折目線と、前記手穴折目線の両端を繋いで屈曲または湾曲して延びる手穴破断可能線とを有し、前記手穴破断可能線は、前記手穴折目線の両端から互いに漸次離間して延びる一対の傾斜部を有することを特徴とする(以下、「第1の本発明の包装箱」という。)。
【0009】
第1の本発明の包装箱では、手穴予定部を手穴破断可能線に沿って破断し、手穴予定部の破断片を手穴折目線に沿って包装箱の内方に折り曲げることで手穴を形成することができる。このとき、手穴折目線は、天板及び上外フラップの境界線上に沿って延びるものであるため、手穴予定部の破断片は天板の内表面に重合される。そのため、手穴に手指を挿入したときに、人差し指から小指の掌側全体を天板に沿させて箱を持ち上げることができる。つまり、第1の本発明の包装箱では、人差し指から小指の掌側全体を天板に面接触させることで、荷重を分散させることができる。
【0010】
また、手穴予定部のうち手穴破断可能線は、前記手穴折目線の両端から互いに漸次離間して延びる一対の傾斜部を有するため、手穴予定部の破断片を包装箱の内方に折り曲げた際、通常では意図せず破断されやすいとされる手穴破断可能線と手穴折目線との接続部分を、手穴予定部の破断片の一対の傾斜部で挟まれる領域で天板の内表面側から覆うことができる。つまり、第1の本発明の包装箱では、手穴破断可能線と手穴折目線との接続部分にかかる荷重を手穴予定部の破断片により分散することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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