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公開番号
2025077500
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023189741
出願日
2023-11-07
発明の名称
矯正装置
出願人
サクラパックス株式会社
代理人
弁理士法人みなみ特許事務所
主分類
B31B
50/98 20170101AFI20250512BHJP(紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料からなる物品の製造;紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料の加工)
要約
【課題】各フラップの長さが異なるシートのずれを矯正できる矯正装置を提供する。
【解決手段】シートは、左右方向に交互に連結された2枚の側面パネルおよび2枚の端面パネルからなる胴部と、胴部の左右方向の一端に連結された糊代部と、側面パネルの前後に連結された外フラップと、端面パネルの前後に連結された内フラップを有し、前後の少なくとも一方において内フラップは外フラップより前後長さが長いものであって、左右方向の端部側の側面パネルおよび端面パネルが左右方向の中央側に折り畳まれ、糊代部が胴部の左右方向の他端に接着されたものであり、前後に位置する2つの矯正部と、補助治具を有し、矯正部は、少なくとも一方が前後方向に移動可能であって、シートを前後から挟むものであり、補助治具は、前後のうち外フラップと内フラップの前後長さが異なる側の矯正部に取り付けられており、矯正部がシートを前後から挟むときに外フラップに当接する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
箱を形成するために折り畳まれた段ボール製のシートの形状を矯正する矯正装置であって、
前記シートは、左右方向に交互に連結された2枚の側面パネルおよび2枚の端面パネルからなる胴部と、前記胴部の左右方向の一端に連結された糊代部と、前記側面パネルの前後に連結された外フラップと、前記端面パネルの前後に連結された内フラップを有しており、前記側面パネルは前記端面パネルより左右長さが長く、前記外フラップは前記側面パネルと左右長さが等しく、前記内フラップは前記端面パネルと左右長さが等しく、前後の少なくとも一方において前記内フラップは前記外フラップより前後長さが長いものであって、左右方向の端部側の前記側面パネルおよび前記端面パネルが左右方向の中央側に折り畳まれ、前記糊代部が前記胴部の左右方向の他端に接着されたものであり、
前後に位置する2つの矯正部と、補助治具を有し、
前記矯正部は、少なくとも一方が前後方向に移動可能であって、折り畳まれた前記シートの前縁と後縁にそれぞれ左右にわたって当接して、前記シートを前後から挟むものであり、
前記補助治具は、前後のうち前記外フラップと前記内フラップの前後長さが異なる側の前記矯正部に、折り畳まれた前記シートの左右方向の中央に対向して取り付けられており、左右長さが、前記外フラップと前記内フラップの左右長さの差より短く、前記矯正部が前記シートを前後から挟むときに前記外フラップに当接するものであることを特徴とする矯正装置。
続きを表示(約 220 文字)
【請求項2】
前記補助治具は、前後に重ね合わせ可能な複数の分割部材を有するものであって、その中から取捨選択された前記分割部材により構成されており、前記分割部材の組み合わせを変えることで、前記矯正部からの突出長さを調整可能であることを特徴とする請求項1記載の矯正装置。
【請求項3】
前記補助治具は、前記矯正部に対して前後方向に移動可能であって、前記矯正部からの突出長さを調整可能であることを特徴とする請求項1記載の矯正装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、箱を形成するために折り畳まれた段ボール製のシートの形状を矯正する矯正装置に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に示すような段ボール箱の製造装置(製函装置)が知られている。この装置は、1枚のダンボール製のシートを折り畳み、端部同士を接着して筒状にするフォルディング部と、折り畳んだシートを積み重ねるホッパ部を有する。フォルディング部においてシートを折り畳む際、種々の原因により正しい折目で折り畳まれず、シートが正しい位置・向きからずれてしまう場合がある。そこで、ホッパ部において、シートの搬送方向の前方の前当板と後方の整角板でシートを挟持し、ずれを矯正している(特許文献1の段落0007、図5、図6)。
【0003】
このシートの矯正について、より詳しく説明する。上記の装置で対象としているシート150は、図8(a)に示すように、左右方向に交互に連結された4枚のパネル152からなる胴部151と、胴部151の左右方向の一端に連結された糊代部154と、各パネル152の前後に連結されたフラップ155を有しており、各フラップ155の前後長さは全て等しい。そして、両端部のパネル152が中央側に折り畳まれ、糊代部154が胴部151の左右方向の他端に接着される。この折り畳みの際に、図8(b)に示すように、シート150が正しい折目に対して傾斜した折目で折り畳まれ、上側のパネル152およびフラップ155(折り畳む前の中央側のパネル152およびフラップ155)に対して折り畳んだ下側のパネル152およびフラップ155が前後にずれてしまう場合がある。そこで、図8(c)に示すように、糊代部154に塗布された接着剤が完全に硬化する前に、2つの矯正部451(特許文献1の前当板と整角板)でシート150を前後から挟持する。このシート150は、全てのフラップ155の前後長さが等しいので、矯正部451が全てのフラップ155に当接し、ずれた下側のパネル152およびフラップ155が、上側のパネル152およびフラップ155に揃えられ、ずれが矯正される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5284727号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、図8(a)に示すシート150により形成される段ボール箱は、最も一般的な形状のものである。これに対し、図9(a)に示すように、シート100の前後の少なくとも一方において、各フラップの前後長さが左右で交互に異なるものがある(ここに示す例では後側のフラップの長さが異なる)。短いフラップが後外フラップ105b、長いフラップが後内フラップ106bであり、後外フラップ105bに加えて後内フラップ106bも突き合わせになる(対向するフラップを閉じたときにその先端同士が接する)ものである。このようなシート100においても、図9(b)に示すように、折り畳みの際にずれが生じる場合がある。しかしながら、これを従来の装置で矯正しようとしても、図9(c)に示すように、矯正部451は後内フラップ106bには当接するが、後外フラップ105bには当接しないので、ずれを矯正することができなかった。
【0006】
本発明は、このような事情を鑑みたものであり、折り畳んだシートを前後から挟む矯正部を有するものであって、各フラップの長さが異なるシートのずれを矯正できる矯正装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の矯正装置は、箱を形成するために折り畳まれた段ボール製のシートの形状を矯正する矯正装置であって、前記シートは、左右方向に交互に連結された2枚の側面パネルおよび2枚の端面パネルからなる胴部と、前記胴部の左右方向の一端に連結された糊代部と、前記側面パネルの前後に連結された外フラップと、前記端面パネルの前後に連結された内フラップを有しており、前記側面パネルは前記端面パネルより左右長さが長く、前記外フラップは前記側面パネルと左右長さが等しく、前記内フラップは前記端面パネルと左右長さが等しく、前後の少なくとも一方において前記内フラップは前記外フラップより前後長さが長いものであって、左右方向の端部側の前記側面パネルおよび前記端面パネルが左右方向の中央側に折り畳まれ、前記糊代部が前記胴部の左右方向の他端に接着されたものであり、前後に位置する2つの矯正部と、補助治具を有し、前記矯正部は、少なくとも一方が前後方向に移動可能であって、折り畳まれた前記シートの前縁と後縁にそれぞれ左右にわたって当接して、前記シートを前後から挟むものであり、前記補助治具は、前後のうち前記外フラップと前記内フラップの前後長さが異なる側の前記矯正部に、折り畳まれた前記シートの左右方向の中央に対向して取り付けられており、左右長さが、前記外フラップと前記内フラップの左右長さの差より短く、前記矯正部が前記シートを前後から挟むときに前記外フラップに当接するものであることを特徴とする。外フラップおよび内フラップは、シートの厚さを考慮して、側面パネルまたは端面パネルより左右長さをわずかに短くする場合があり、本発明はその場合も含む。シートの前後の両側において外フラップと内フラップの前後長さが異なる場合、補助治具は前後両方の矯正部に取り付けられる。補助治具は、矯正部がシートを前後から挟むときに外フラップに当接するものであれば、矯正部からの突出長さは限定されないが、矯正部からの突出長さが、外フラップと内フラップの前後長さの差と等しいものが望ましい。
【0008】
また、本発明の矯正装置は、前記補助治具が、前後に重ね合わせ可能な複数の分割部材を有するものであって、その中から取捨選択された前記分割部材により構成されており、前記分割部材の組み合わせを変えることで、前記矯正部からの突出長さを調整可能であってもよい。分割部材は、前後長さが異なる複数のものであれば望ましい。1つの分割部材を選択してそれを補助治具としてもよい。
【0009】
また、本発明の矯正装置は、前記補助治具が、前記矯正部に対して前後方向に移動可能であって、前記矯正部からの突出長さを調整可能であってもよい。調整範囲には、補助治具と矯正部が面一となる、すなわち、補助治具の矯正部からの突出長さが0となる場合も含んでよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、補助治具が外フラップに当接することで、外フラップと内フラップの前後長さが異なるシートについて、矯正部で前後から挟んでずれを矯正できる。すなわち、外フラップと内フラップの前後長さが異なるシートの側面パネルおよび端面パネルを正しく折り畳むと、前後のうち外フラップと内フラップの前後長さが異なる側において、シートの縁部の左右方向の中央に、凹部が形成される。この凹部は、外フラップ同士が上下に重なった部分であり、左右長さは外フラップと内フラップの左右長さの差に等しく、前後長さは外フラップと内フラップの前後長さの差に等しい。補助治具は、この凹部に納まる形状であって、矯正部が内フラップに当接するとき、補助治具が外フラップに当接する。よって、補助治具を取り付けた矯正部で前後から挟んでずれを矯正できる。
(【0011】以降は省略されています)
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