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公開番号2024095833
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2024068241,2021512243
出願日2024-04-19,2019-09-04
発明の名称ボックス組立ての方法およびシステム
出願人パックサイズ,エルエルシー
代理人個人,個人
主分類B31B 50/34 20170101AFI20240703BHJP(紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料からなる物品の製造;紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料の加工)
要約【課題】自動化されかつ順応性のある、ボックスを組み立てるための方法およびシステムを提供する。
【解決手段】ボックステンプレート3の2つの第1の底部フラップおよび2つの第2の底部フラップを折り畳むステップであって、第1および第2の底部フラップが、ボックスが組み立てられたときにボックスの底部を構成し、また、ボックスが組み立てられたときにボックス内で2つの第1の底部フラップが互いに向かい合い、2つの第2の底部フラップが互いに向かい合う、底部フラップを折り畳むステップと、ボックステンプレート3をフレーム5に取り付けるステップと、ボックステンプレート3をフレームに巻き付けるためにフレーム5を回転させるステップと、を含む。
【選択図】図1a
特許請求の範囲【請求項1】
ボックステンプレートからボックスを組み立てるための方法であって、
前記ボックステンプレートの2つの第1の底部フラップおよび2つの第2の底部フラップを折り畳むステップであって、前記第1および第2の底部フラップが、前記ボックスが組み立てられたときに前記ボックスの底部を形成するように構成され、また、前記ボックスが組み立てられたときに、前記ボックス内で前記2つの第1の底部フラップが互いに向かい合い、前記2つの第2の底部フラップが互いに向かい合う、底部フラップを折り畳むステップと、
前記ボックステンプレートをフレームに取り付けるステップと、
前記ボックステンプレートを前記フレームに巻き付けるために前記フレームを回転させるステップと、
を含む、方法。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記2つの第1の底部フラップおよび前記2つの第2の底部フラップを折り畳むステップが、前記2つの第1の底部フラップを第1の量だけ折り畳むこと、および前記2つの第2の底部フラップを前記第1の量とは異なる第2の量だけ折り畳むことを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ボックステンプレートの第1および第2の底部フラップを折り畳むステップが、供給部内に設けられた第1の案内デバイスが前記第1および第2の底部フラップを前記ボックステンプレートの隣接する側壁部に対して60から90度の角度で強制的に折り畳ませるように、前記ボックステンプレートを前記フレームに向かってボックス組立てシステムの前記供給部に通して送り出すことを含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記ボックステンプレートを前記フレームに巻き付けるために前記フレームを回転させるステップの前に、
前記ボックステンプレートの2つの第1の頂部フラップおよび2つの第2の頂部フラップを折り畳むステップであって、前記第1および第2の頂部フラップが、前記ボックスが組み立てられて閉じられたときに前記ボックスの頂部を形成するように構成され、また、前記ボックスが組み立てられたときに、前記ボックス内で前記2つの第1の頂部フラップが互いに向かい合い、前記2つの第2の頂部フラップが互いに向かい合う、頂部フラップを折り畳むステップをさらに含み、前記第1および第2の頂部フラップが、前記ボックステンプレートの隣接する側壁部に対して折り畳まれ、かつ、前記底部フラップの前記折り畳みとは反対方向に折り畳まれる、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
組立て済みのボックスが前記フレームから分離される前に前記ボックスの継ぎ代および底部をシールするステップをさらに含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記ボックスの継ぎ代および底部をシールするステップが、前記ボックステンプレートが完全に前記フレームに巻き付けられる前に前記ボックステンプレートの第1の端部または第2の端部および前記第1または第2の底部フラップに接着剤を提供することと、前記継ぎ代を圧迫することと、前記底部をシールするために前記第1の底部フラップを前記第2の底部フラップに向かって圧迫することと、を含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記ボックステンプレートを前記フレームに取り付けるステップが、前記フレームに設けられた4つの角部柱のうちの1つに前記ボックステンプレートの第1の端部を取り付けることを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記ボックステンプレートが前記フレームに巻き付けられる前に前記ボックステンプレ
ートのサイズに従って前記フレームのサイズを調整するステップ
をさらに含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記フレームの前記サイズを調整するステップが、前記フレームに接続された制御システムにより前記フレームの前記サイズを制御することを含み、前記調整するステップが、前記フレームに設けられた4つの角部柱間の距離によって制御することを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ボックステンプレートが供給部を通して送り出される前にボックス組立てシステムの前記供給部の第1の案内デバイスおよび第2の案内デバイスの位置を調整するステップをさらに含み、前記位置が、最終的に組み立てられたボックスの高さに相当する前記ボックステンプレートの側壁の高さに従って調整される、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2018年9月5日に出願され「A BOX ERECTING METHOD AND SYSTEM」と題されたスウェーデン特許出願第1851054.5号の優先権および利益を主張するものであり、その出願は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 3,200 文字)【0002】
本発明は、ボックス組立て(box erecting)の方法およびシステム、ならびにボックス作製の方法およびシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
例えば輸送および包装業界において、ボックステンプレートからボックスを組み立てることは、手動でかつ/または何らかの組立てツールの助けを借りて行われ得る。それらのツールは、例えば、ボックステンプレートの特定の部分を把握すると同時に例えばボックスの底部などの他の部分を折り畳むための真空ツールを含み得る。ボックスの自動組立ては、例えば、同じツールを使用して様々なサイズのボックスが組み立てられなければならない場合、および/または、例えばテンプレート材料の蛇腹折り保管(fanfold storage)に起因してテンプレートに与えられた折り目によりボックスの壁に必要とされるような安定性がない場合に、問題に遭遇し得る。
【0004】
輸送および包装業界は、シート材料をボックステンプレートに変形する、厚紙および他のシート材料の加工設備を頻繁に使用する。そのような設備の1つの利点は、荷送人が、標準的な種々のサイズの予め作られたボックスの在庫を保持する代わりに、要求に応じて必要なサイズのボックスを用意することができることである。したがって、荷送人は、予め作られた標準的なサイズのボックスを保管することの他に、特定のボックスのサイズに対する要求を予測する必要性を排除することができる。代わりに、荷送人は、各輸送時に具体的なボックスサイズの要求に基づいて種々のボックスサイズを生成するために使用され得る蛇腹折り材料の1つまたは複数のベールを保管することができる。それにより、荷送人は、定期的に使用される輸送用品のために必要とされる保管スペースを減少することが可能となり、また、輸送される物品およびそれらのそれぞれの寸法が時々変わるときに、ボックスサイズ要求を予測する本質的に不正確な過程に関連する無駄および費用を減少することが可能になる。
【0005】
多数のサイズの予め作られたボックスを保管することに関連する効率の悪さを低減することに加えて、特注サイズのボックスを作ることは、包装および輸送の費用も削減する。フルフィルメント業界では、輸送される物品は一般的に輸送される物品よりも約65%大きいボックスで包装されると推定されている。より大きいボックスを作るために使用される余分な材料の費用のために、特定の物品に対して過度に大きいボックスは、その物品のために特注サイズとされたボックスよりも高価である。大きすぎるボックスに物品が梱包される場合、物品がボックスの内部で移動するのを防ぐために、また、圧力が加えられたときに(例えば、ボックスがテープで閉じられるときまたは積み重ねられるときに)ボックスが凹むのを防ぐために、充填材料(例えば、スタイロフォーム(登録商標)、フォームピーナッツ(foam peanut)、紙、エアピロー、など)がボックスに入れられることが多い。これらの充填材料は、大きすぎるボックスに物品を梱包することに関連する費用をさらに増大させる。
【0006】
特注サイズのボックスはまた、大きすぎるボックスで物品を輸送することと比較して、
物品の輸送に関連する輸送費用を削減する。包装された物品よりも65%大きいボックスで満たされた輸送用車両は、包装された物品に適合するように特注サイズとされたボックスで満たされた輸送用車両よりも、運転に対する費用効率がずっと低い。言い換えれば、特注サイズのボックスで満たされた輸送用車両は、遙かに多くの荷物を運ぶことができ、それにより、同数の物品を輸送するのに必要とされる輸送用車両の台数を減らすことができる。したがって、荷物の重さに基づいて輸送料を計算することに加えて、またはその代わりに、輸送料は、輸送される荷物のサイズの影響を受けることがしばしばある。したがって、物品の包装のサイズを小さくすることにより、物品の輸送料を引き下げることができる。輸送料が荷物のサイズに基づいて計算されない(例えば、荷物の重さのみに基づいて計算される)場合でも、より小さい特注サイズの包装は、使用する包装材料および充填材料がより少ないことから、大きすぎる包装よりも軽量になるので、特注サイズの包装を使用することにより輸送費用を削減することができる。
【0007】
典型的なボックステンプレート作製システムは、シート材料を切断し、スコアを入れ、かつ/またはクリーズを入れてボックステンプレートを形成する、変形部を含む。シート材料は、蛇腹状に折り畳まれた(fanfolded)ベールからシステムに供給され得る。シート材料の蛇腹折り保管は、ボックステンプレートに不要な蛇腹状折り目(fanfold fold)を与える。これらの折り目は、ボックスを組み立てる際、特に自動組立てのためのツールが使用される場合には、問題になり得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、ボックスを組み立てるための改善された方法およびシステムを提供することである。
本発明のさらなる目的は、自動化されかつ順応性のある、ボックスを組み立てるための方法およびシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
これは、独立請求項に記載のボックスを組み立てるための方法およびシステムにおいて達成される。
本発明の1つの態様では、ボックステンプレートからボックスを組み立てるための方法が提供される。上記方法は、
- ボックステンプレートの2つの第1の底部フラップおよび2つの第2の底部フラップを折り畳むステップであって、第1および第2の底部フラップが、ボックスが組み立てられたときにボックスの底部を構成し、また、ボックスが組み立てられたときに、ボックス内で2つの第1の底部フラップが互いに向かい合い、2つの第2の底部フラップが互いに向かい合う、底部フラップを折り畳むステップと、
- ボックステンプレートをフレームに取り付けるステップと、
- ボックステンプレートをフレームに巻き付けるためにフレームを回転させるステップと、
を含む。
【0010】
本発明の別の態様では、ボックステンプレートからボックスを組み立てるためのボックス組立てシステムが提供される。上記ボックス組立てシステムは、
- フレームと、
- フレームに接続され、かつ、組み立てられるボックステンプレートの第1の端部にフレームを取り付けるように構成された取付けデバイスと、
- 上記フレームに接続され、かつ、フレームに取り付けられたボックステンプレートをフレームに巻き付けるために上記フレームを回転させるように構成された制御システムと、
- ボックステンプレートがフレームに巻き付けられる前にボックステンプレートの2つの第1の底部フラップおよび2つの第2の底部フラップを折り畳むためにボックス組立てシステム内に配置された第1の案内デバイスであって、ボックスが組み立てられたときに、第1および第2の底部フラップがボックスの底部を構成し、また、ボックスが組み立てられたときに、ボックス内で2つの第1の底部フラップが互いに向かい合い、2つの第2の底部フラップが互いに向かい合う、第1の案内装置と、
を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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