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公開番号
2024172227
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023089802
出願日
2023-05-31
発明の名称
段ボールシート処理装置、及びサーバ
出願人
株式会社ISOWA
代理人
弁理士法人ネクスト
主分類
B31F
1/24 20060101AFI20241205BHJP(紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料からなる物品の製造;紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料の加工)
要約
【課題】紙工機械を構成する段ボールシート処理装置が備える対象機器からシリアル情報を取得し、取得したシリアル情報がどの対象機器のシリアル情報であるのかを表示できる段ボールシート処理装置、及びサーバを提供すること。
【解決手段】スリッタスコアラ45が備えるPLC51は、モータ55及びモータ駆動装置54からシリアル情報26を取得する。PLC51は、取得したシリアル情報26を記憶装置62に記憶し、作業者の表示指示に基づいて、記憶装置62からシリアル情報26を読み出し表示する。PLC51は、表示する際、読み出したシリアル情報26と、読み出したシリアル情報26に対応する対象機器の役割情報74とを対応付けて表示する。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
段ボールシートの加工に係る処理を実行する段ボールシート処理装置であって、
モータと、
前記モータを動作させるモータ駆動装置と、
前記モータ駆動装置とネットワークを介して接続され、前記ネットワークを介して前記モータ駆動装置を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
前記モータ及び前記モータ駆動装置のうち、少なくとも一方の対象機器から前記ネットワークを介してシリアル情報を取得する取得処理と、
取得した前記シリアル情報を記憶装置に記憶する記憶処理と、
前記記憶装置から前記対象機器の前記シリアル情報を読み出し、読み出した前記シリアル情報と、読み出した前記シリアル情報に対応する前記対象機器の前記段ボールシート処理装置における役割を示す役割情報と、を対応付けて表示装置に表示する表示処理と、
を実行する、段ボールシート処理装置。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記モータ駆動装置は、
前記ネットワークで用いる固有のネットワークアドレスが設定され、
前記ネットワークアドレスは、
前記モータ駆動装置が動作させる前記モータの前記段ボールシート処理装置における役割に応じて異なる前記ネットワークアドレスが設定される、請求項1に記載の段ボールシート処理装置。
【請求項3】
前記ネットワークアドレスは、
前記モータ駆動装置が動作させる前記モータの前記段ボールシート処理装置における役割に応じて順番に異なる前記ネットワークアドレスが設定され、
前記制御装置は、
前記取得処理において、前記ネットワークアドレスの順番に従って前記シリアル情報を取得し、
前記記憶処理において、前記取得処理で取得した順番に従って前記記憶装置に順番に前記シリアル情報を記憶し、
前記記憶装置には、
前記ネットワークアドレスの順番に従って、前記ネットワークアドレスが設定された前記モータ駆動装置が動作させる前記モータの前記役割情報が記憶され、
前記制御装置は、
前記表示処理において、記憶した順番に基づいて前記シリアル情報を表示し、前記ネットワークアドレスの順番に基づいて前記役割情報を表示することで、前記シリアル情報と前記役割情報とを対応付けて表示する、請求項2に記載の段ボールシート処理装置。
【請求項4】
前記制御装置は、
前記記憶処理において、前記シリアル情報及びそのシリアル情報を取得した取得時期を前記記憶装置に記憶し、
前記取得処理を、所定の条件が成立するごとに実行し、
前記記憶装置に記憶された過去の前記シリアル情報と、前記取得処理により新たに取得した前記シリアル情報とが一致するか否かを判断する判断処理を実行し、
前記判断処理により一致しないと判断した場合、前記記憶処理において、過去の前記シリアル情報及びその取得時期とは別に、新たに取得した前記シリアル情報及びその取得時期を記憶し、
前記表示処理において、過去に取得した前記シリアル情報及びその取得時期、新たに取
得した前記シリアル情報及びその取得時期、及び前記役割情報を対応付けて表示する、請求項1又は請求項2に記載の段ボールシート処理装置。
【請求項5】
前記段ボールシート処理装置における役割が共通する複数の前記モータを備え、
前記制御装置は、
前記取得処理において、役割が共通する複数の前記モータの各々から前記シリアル情報を取得し、
前記表示処理において、役割が共通する複数の前記モータの各々について、過去に前記シリアル情報を取得した取得時期と、新たに前記シリアル情報を取得した取得時期との2つの取得時期を表示する処理、及び、過去に前記シリアル情報を取得した取得時期と、新たに前記シリアル情報を取得した取得時期との差である使用期間を表示する処理のうち、少なくとも一方の処理を実行する、請求項4に記載の段ボールシート処理装置。
【請求項6】
前記制御装置は、
検索対象の文字を受け付ける受付処理を実行し、
前記表示処理において、前記受付処理により受け付けた前記文字が含まれる前記役割情報に対応する前記対象機器の前記シリアル情報、及び前記受付処理により受け付けた前記文字が含まれる前記シリアル情報のうち、少なくとも一方の前記シリアル情報を、前記記憶装置から読み出し、読み出した前記シリアル情報、及び前記役割情報を対応付けて表示する、請求項1又は請求項2に記載の段ボールシート処理装置。
【請求項7】
通信回線を介して段ボールシート処理装置に接続されるサーバであって、
前記段ボールシート処理装置は、
段ボールシートの加工に係る処理を実行するものであり、
モータと、
前記モータを動作させるモータ駆動装置と、
前記モータ駆動装置とネットワークを介して接続され、前記ネットワークを介して前記モータ駆動装置を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
前記モータ及び前記モータ駆動装置のうち、少なくとも一方の対象機器から前記ネットワークを介してシリアル情報を取得する取得処理と、
取得した前記シリアル情報を前記段ボールシート処理装置側に設けられた第1記憶装置に記憶する記憶処理と、
前記第1記憶装置に記憶された前記シリアル情報を、前記通信回線を介して前記サーバに送信する送信処理と、
を実行し、
前記サーバは、
前記制御装置から受信した前記シリアル情報を、前記サーバ側に設けられた第2記憶装置に記憶する記憶処理と、
前記第2記憶装置から前記対象機器の前記シリアル情報を読み出し、読み出した前記シリアル情報と、読み出した前記シリアル情報に対応する前記対象機器の前記段ボールシート処理装置における役割を示す役割情報と、を対応付けて表示装置に表示する表示処理を実行する、サーバ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、モータ、及びそのモータを動作させるモータ駆動装置のシリアル情報を取得する技術に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、製造工場等に設置された紙工機械では、生産ラインを駆動するために各種のモータが用いられる。例えば、段ボールシート製造装置であるコルゲータは、裏ライナと中芯とを貼り合せるシングルフェーサなどの各段ボールシート処理装置を連結して生産ラインを構成している。また、段ボールシート製函機は、段ボールシートに印刷を施す印刷装置などの段ボールシート処理装置を備えている。そして、これらの処理装置には、段ボールシートを搬送するローラを駆動するためのモータや、段ボールシートに対して所定の加工を行う加工具を駆動するモータなどが設けられている。段ボールシートの生産中に生産ラインを構成する処理装置に動作不良などの不具合が発生した場合、その処理装置のモータやモータ駆動装置(インバータやサーボアンプ)を調査する必要が生じ、不具合の調査目的として、モータやモータ駆動装置のシリアル情報を知りたい場合がある。
【0003】
下記、特許文献1には、コントローラにより表示装置を制御し、製造番号を表示装置に表示するモータ制御装置について記載されている。特許文献1のモータ制御装置は、モータ制御装置の製造番号を1桁ずつに分割し、表示装置が備える1桁の表示器に順番に表示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平5-252777号公報(段落0023、0034、0038、図1、図5)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記したように、紙工機械を構成する段ボールシート処理装置には、多数のモータが用いられており、例えば、作業者は、モータ本体に記述されたシリアル情報を直接目視で確認する場合、処理装置内に進入し、手の届かない高さや手の入らない狭い空間など、様々な場所に設置された多数のモータの中から、目的のものを探し出し、その近くまで移動する必要があり、非常に手間がかかる虞がある。また、モータ駆動装置のシリアル情報を知りたい場合は、作業者が、制御盤内に、無数の配線ケーブルとともに設置された多数のモータ駆動装置の中から、目的のものを探し出して確認する必要があり、非常に手間がかかる虞がある。
【0006】
上記した特許文献1のモータ制御装置は、モータ制御装置のコントローラに接続された表示装置に、このモータ制御装置の製造番号を表示している。このような構成を段ボールシート処理装置に適用した場合、多数のモータやモータ駆動装置のそれぞれに専用の表示装置を設ける必要があり、システムの構成が複雑となる。また、作業者は、目的とするモータやモータ駆動装置の表示装置がどの表示装置であるのかを判断する必要があり、シリアル情報を確認する作業が煩雑となる。
【0007】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、紙工機械を構成する段ボールシート処理装置が備える対象機器からシリアル情報を取得し、取得したシリアル情報がどの対象機器のシリアル情報であるのかを表示できる段ボールシート処理装置、及び
サーバを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本明細書は、段ボールシートの加工に係る処理を実行する段ボールシート処理装置であって、モータと、前記モータを動作させるモータ駆動装置と、前記モータ駆動装置とネットワークを介して接続され、前記ネットワークを介して前記モータ駆動装置を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記モータ及び前記モータ駆動装置のうち、少なくとも一方の対象機器から前記ネットワークを介してシリアル情報を取得する取得処理と、取得した前記シリアル情報を記憶装置に記憶する記憶処理と、前記記憶装置から前記対象機器の前記シリアル情報を読み出し、読み出した前記シリアル情報と、読み出した前記シリアル情報に対応する前記対象機器の前記段ボールシート処理装置における役割を示す役割情報と、を対応付けて表示装置に表示する表示処理と、を実行する、段ボールシート処理装置を開示する。
尚、本発明は、段ボールシート処理装置としての実施に限らず、例えば、通信回線を介して段ボールシート処理装置に接続されるサーバとして実施しても極めて有益である。
【発明の効果】
【0009】
本発明の段ボールシート処理装置、及びサーバによれば、紙工機械を構成する段ボールシート処理装置が備える対象機器からシリアル情報を取得し、取得したシリアル情報がどの対象機器のシリアル情報であるのかを表示できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例に係る通信システムの構成を示す図。
コルゲータの構成を示す図。
スリッタスコアラの構成を示す図。
アドレス情報と、役割情報の対応関係を示す図。
シリアル情報取得処理のフローチャート。
シリアル情報取得処理によって記憶装置の揮発性記憶領域に記憶されるデータと、不揮発性記憶領域に記憶されるデータを示す図。
シリアル情報表示処理のフローチャート。
シリアル情報一覧画面を示す図。
検索画面を示す図。
検索結果画面を示す図。
一覧画面を示す図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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