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公開番号
2024104461
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-05
出願番号
2023008674
出願日
2023-01-24
発明の名称
包装容器の製造方法および包装容器
出願人
株式会社フジシール
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
B31B
70/84 20170101AFI20240729BHJP(紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料からなる物品の製造;紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料の加工)
要約
【課題】口部材の強度を向上させる。
【解決手段】本開示に基づく包装容器の製造方法において、金型5は、開口端部111の開口から胴部10内に挿入される内金型51と、内金型51ととともに開口端部111を挟み込む外金型52とを有している。内金型51は、底部12から開口端部111に向かう方向である開口方向DOにおいて開口端部111を受ける受け部511と、開口方向DOにおいて受け部511から窪んでいる凹部512とを有している。配置工程S2では、開口端部111のうちサイドシール部Sを構成する部分であるシール端部111Sを、凹部512と対向するように配置する。成形工程D3では、シール端部111Sと対向した状態の凹部512に樹脂が供給されるように樹脂を射出する。
【選択図】図13
特許請求の範囲
【請求項1】
開口端部を有する胴部および該胴部の開口端部側とは反対側に位置する底部を有し、前記胴部は、互いに対向する一対のシートが互いに接合されることで形成され、前記一対のシートが互いに接合してなる部分を含むサイドシール部を有する、包装袋と、前記開口端部に接続された口部材とを備える包装容器の製造方法であって、
前記包装袋を準備する工程と、
前記開口端部を金型内に配置する工程と、
前記開口端部が前記金型内に配置された状態で前記金型内に樹脂を射出することで前記口部材を成形する工程とを備え、
前記金型は、前記開口端部の開口から前記胴部内に挿入される内金型と、前記内金型ととともに前記開口端部を挟み込む外金型とを有し、
前記内金型は、前記底部から前記開口端部に向かう方向である開口方向において前記開口端部を受ける受け部と、前記開口方向において前記受け部から窪んでいる凹部とを有し、
前記配置工程では、前記開口端部のうち前記サイドシール部を構成する部分であるシール端部を、前記凹部と対向するように配置し、
前記成形工程では、前記シール端部と対向した状態の前記凹部に前記樹脂が供給されるように前記樹脂を射出する、包装容器の製造方法。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
前記配置工程では、前記開口方向から見て、前記開口端部に内接する仮想円の直径の寸法に対する、前記仮想円と前記シール端部との離隔距離の寸法の比率が、0%超3%未満となるように、前記シール端部を配置する、請求項1に記載の包装容器の製造方法。
【請求項3】
開口端部を有する胴部および該胴部の開口端部側とは反対側に位置する底部を有する包装袋と、
前記開口端部に接続された口部材とを備え、
前記胴部は、互いに対向する一対のシートが互いに接合されることで形成され、前記一対のシートが互いに接合してなる部分を含むサイドシール部を有し、
前記口部材は、前記開口端部に接続された筒部と、前記筒部から径方向外向きに張り出している段部と、前記底部から前記開口端部に向かう方向である開口方向に沿って前記段部から突出する凸部とを有し、
前記凸部は、前記開口方向において前記サイドシール部と並んでいる、包装容器。
【請求項4】
前記開口端部は、前記筒部の径方向外側に位置し、
前記口部材は、前記開口端部のうち前記サイドシール部を構成する部分であるシール端部の端縁に沿って略L字状に延びている延出部をさらに有する、請求項3に記載の包装容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、包装容器の製造方法および包装容器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
包装容器の製造方法および包装容器を開示した文献として、特開2022-106123号公報(特許文献1)がある。特許文献1に開示された包装容器は、自立可能な包装袋と、口部材と、を備える。包装袋は、一対のサイドシール部を有する。口部材は、開口部を開いた状態に保持するように開口部に接続された筒部と、サイドシール部の表面が収容部の外周面から離間するようにサイドシール部を保持する保持部と、を有する。
【0003】
包装容器は、コアおよびキャビティを用いて射出成形により形成される。具体的には、まず、コアに包装袋が取り付けられ、そのコアに対してキャビティがセットされる。この状態において、コアおよびキャビティ間に挟まれた開口部の周囲に口部材を構成する樹脂材料が充填される。これにより、包装袋の開口部に口部材が接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-106123号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
口部材のうち、包装袋の開口方向においてサイドシール部と並ぶ部位は比較的強度が低い。
【0006】
本開示は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、口部材の強度が向上した包装容器およびその製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一局面に係る包装容器の製造方法は、開口端部を有する胴部および該胴部の開口端部側とは反対側に位置する底部を有し、胴部は、互いに対向する一対のシートが互いに接合されることで形成され、一対のシートが互いに接合してなる部分を含むサイドシール部を有する、包装袋と、開口端部に接続された口部材とを備える包装容器の製造方法である。当該包装容器の製造方法は、包装袋を準備する工程と、開口端部を金型内に配置する工程と、開口端部が金型内に配置された状態で金型内に樹脂を射出することで口部材を成形する工程とを備えている。金型は、開口端部の開口から胴部内に挿入される内金型と、内金型ととともに開口端部を挟み込む外金型とを有している。内金型は、底部から開口端部に向かう方向である開口方向において開口端部を受ける受け部と、開口方向において受け部から窪んでいる凹部とを有している。配置工程では、開口端部のうちサイドシール部を構成する部分であるシール端部を、凹部と対向するように配置する。成形工程では、シール端部と対向した状態の凹部に樹脂が供給されるように樹脂を射出する。
【0008】
上記の包装容器の製造方法によれば、内金型の凹部に対応する凸部が口部材に形成される。凸部は、開口方向においてサイドシール部と並ぶように配置されるため、口部材が撓んだときなどに、口部材のうちサイドシール部と開口方向に並ぶ部位から口部材が破損することが抑制される。よって、口部材の強度が向上する。さらに、上記の包装容器の製造方法によれば、内金型の受け部により、金型に対して包装袋の開口方向における位置決めが容易になるとともに、シール端部が受け部より開口方向に突出した場合においても、シール端部が内金型の凹部に嵌まる。そして、凹部に対応するように形成された凸部によって、口部材からのシール端部の突き出しが抑制される。
【0009】
上記の包装容器の製造方法においては、配置工程で、開口方向から見て、開口端部に内接する仮想円の直径の寸法に対する、当該仮想円とシール端部との離隔距離の寸法の比率が、0%超3%未満となるように、シール端部を配置することが好ましい。
【0010】
上記の構成によれば、開口端部の開口の形状が真円に近づく。これにより、略円環状の外形を有する口部材への接続が容易となる。一方で、開口端部の撓みは比較的大きくなり、配置工程においてシール端部が受け部より開口方向に突出しやすくなる。しかしながら、上記製造方法によれば、このようにシール端部が突出してもシール端部は凹部内に位置する。凹部に対応するように形成された凸部によって、口部材からのシール端部の突き出しは抑制される。
(【0011】以降は省略されています)
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