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公開番号
2024086276
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-06-27
出願番号
2022201321
出願日
2022-12-16
発明の名称
搬送機構
出願人
東洋製罐株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B31B
70/04 20170101AFI20240620BHJP(紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料からなる物品の製造;紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料の加工)
要約
【課題】簡単な構成で、切断後の袋体に反りがあっても、正確な検査や処理を行うことができ、検査や処理のための機構と干渉することなく、円滑な搬送を行うことが可能な搬送機構を提供すること。
【解決手段】製袋装置100において切断後の袋体を搬送する搬送機構であって、袋体を搬送面に沿って搬送する搬送ベルト110と、搬送面の上方所定距離離れた位置に設けられるアッパーガイドとを有し、アッパーガイドは両端が固定されて搬送方向に延びる線条体121を含むこと。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
重ねた状態の長尺のフィルム材をシールした後に切断する製袋装置において切断後の袋体を搬送する搬送機構であって、
前記搬送機構は、前記袋体を搬送面に沿って搬送する搬送ベルトと、前記搬送面の上方所定距離離れた位置に設けられるアッパーガイドとを有し、
前記アッパーガイドは、両端が固定されて搬送方向に延びる線条体を含むことを特徴とする搬送機構。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記線条体は、ナイロン製であることを特徴とする請求項1に記載の搬送機構。
【請求項3】
前記アッパーガイドは、前記袋体の端部の上方に位置するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の搬送機構。
【請求項4】
前記搬送機構は、少なくとも追加処理部あるいは検査部を前記袋体が通過するように配置され、
前記アッパーガイドは、前記搬送機構の最上流から少なくとも前記追加処理部あるいは検査部を超える位置まで配置されていることを特徴とする請求項1に記載の搬送機構。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、重ねた状態の長尺のフィルム材をシールした後に切断する製袋装置において切断後の袋体を搬送する搬送機構に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
パウチ等の製袋装置において、重ねた状態の長尺のフィルム材をシールした後に切断し、個別の袋体を製造するものは周知である。
また、切断後の袋体にコーナーカット等のさらなる追加処理を行ったり検査を行うものも公知であり、例えば、特許文献1には、切断後の袋体を搬送しながら切りカス等の異物の付着を検知するものが公知である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-207916号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、切断後の袋体に反りが発生した場合、搬送中に検査や追加加工を行う際に、正確な検査や処理が行えない可能性があった。
また、検査や処理のための機構と干渉して搬送自体に支障が生じて詰まりが発生し、製袋装置全体を停止しなければならない可能性もあった。
正確な検査や処理を行うため、検査や処理の位置の近傍で上方からガイドしたり、押し当てる機構を設けることも考えられるが、袋体の反りが大きい場合、搬送時にこれらの機構と干渉して搬送不良がおこる可能性があった。
【0005】
本発明は、前述のような課題を解決するものであり、簡単な構成で、切断後の袋体に反りがあっても、正確な検査や処理を行うことができ、検査や処理のための機構と干渉することなく、円滑な搬送を行うことが可能な搬送機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る搬送機構は、重ねた状態の長尺のフィルム材をシールした後に切断する製袋装置において切断後の袋体を搬送する搬送機構であって、前記搬送機構は、前記袋体を搬送面に沿って搬送する搬送ベルトと、前記搬送面の上方所定距離離れた位置に設けられるアッパーガイドとを有し、前記アッパーガイドは、両端が固定されて搬送方向に延びる線条体を含むことにより、前記課題を解決するものである。
【発明の効果】
【0007】
本請求項1に係る搬送機構によれば、アッパーガイドは、両端が固定されて搬送方向に延びる線条体を含むことにより、単純な構造で僅かな設置スペースでも搬送方向の長区間に連続的に配置可能であり、切断後の袋体に反りがあっても搬送面に沿って平らな形状を連続的に保つことで正確な検査や処理を行うことができ、検査や処理のための機構と干渉することなく、円滑な搬送を行うことが可能となる。
【0008】
本請求項2に記載の構成によれば、線条体がナイロン製であることにより、袋体(パウチP)の詰まり等により線条体121が動いてコーナーカット機構105のカット刃に当たったとしてもカット刃が欠けない。
本請求項3に記載の構成によれば、アッパーガイドは、前記袋体の端部の上方に位置するように配置されていることにより、搬送ベルトが吸引しにくい端部を上方からガイドすることで、ベルト幅を小さくしても円滑な搬送を行うことが可能となる。
本請求項4に記載の構成によれば、必要な部分にのみ配置することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る搬送機構を有する製袋装置の概略側面図。
本発明の一実施形態に係る搬送機構の説明図。
線条体による反り防止の説明図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係る搬送機構は、重ねた状態の長尺のフィルム材をシールした後に切断する製袋装置100において切断後の袋体を搬送する搬送機構であって、前記搬送機構は、前記袋体を搬送面に沿って搬送する搬送ベルト110と、前記搬送面の上方所定距離離れた位置に設けられるアッパーガイド(後述の実施形態では板状ガイド124、線条体121)とを有し、前記アッパーガイドは、両端が固定されて搬送方向に延びる線条体121を含むものである。
(【0011】以降は省略されています)
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