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公開番号2024049869
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022156360
出願日2022-09-29
発明の名称製袋機
出願人株式会社New IWASHO,ダックエンジニアリング株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B31B 70/10 20170101AFI20240403BHJP(紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料からなる物品の製造;紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料の加工)
要約【課題】加工ユニットや検知ユニットの位置調整について、安価で、設計自由度も高く、停電等の際の復帰も迅速に行うことができ、さらに、高度な演算能力が不要で、精度も高い位置調整が可能で、高品質を維持できる製袋機を提供せんとする。
【解決手段】1袋分に対応する印刷ピッチで反復印刷された印刷柄を有する長尺状のフィルムFに対し、所定数袋分に対応するフィルムFの長尺方向に沿った長さ毎に、加工ユニットや検知ユニットを設けて熱シールやカットを行い、袋状に形成するもので、加工ユニット及び検知ユニットに、他のユニットとの間の距離、またはユニット外の定位置からの距離を測定するレーザ距離センサからなる測定手段を備えた。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
フィルムの種類、状態に応じて位置調整される加工ユニット又は検知ユニットを有する製袋機であって、
前記加工ユニット及び検知ユニットのうち少なくとも一つのユニットにつき、他のユニットとの間の距離、またはユニット外の定位置からの距離を測定するレーザ距離センサからなる測定手段を備えることを特徴とする製袋機。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記少なくとも一つのユニットを前記フィルムの送り方向に平行な方向又は送り方向に直交する方向に沿って移動可能に支持する支持ガイドと、
該ユニットを前記支持ガイドに支持された状態で該支持ガイドに沿って移動させる駆動モータと、
前記測定手段により測定される該ユニットの前記他のユニットとの間の距離、またはユニット外の定位置からの距離に基づき、前記駆動モータを制御し、該ユニットの位置を調整する調整手段と、
を備える、請求項1記載の製袋機。
【請求項3】
前記測定手段が、
前記少なくとも一つのユニットと、前記他のユニット又は前記ユニット外の定位置とのうちの一方に、他方に向けてレーザ光を照射するレーザ距離センサが設けられ、他方に、前記レーザ距離センサのターゲットが設けられてなる、請求項1記載の製袋機。
【請求項4】
前記加工ユニット及び検知ユニットのうち隣り合う二つ以上のユニットに前記測定手段が備えられ、
前記測定手段は、送り方向に平行な上流方向及び下流方向のうち一方に隣り合う他のユニットに向けてレーザ光を照射するレーザ距離センサと、他方に隣り合う他のユニットのレーザ距離センサのターゲットとが設けられている、請求項3記載の製袋機。
【請求項5】
前記加工ユニット及び検知ユニットのうち隣り合う二つ以上のユニットに前記測定手段が備えられ、
前記調整手段は、二つ以上の前記ユニットのうち定められた一つのユニットから順次、隣りのユニットを移動させて距離を調整する、請求項2記載の製袋機。
【請求項6】
送り中のフィルムを撮像してフィルムの伸長を検出する検出手段と、
前記検出手段で検出されたフィルムの伸長情報に基づき、調整すべきユニットの前記他のユニットとの間の距離、またはユニット外の定位置からの距離を算出する算出手段とを備え、
前記調整手段は、前記算出手段により算出された距離と前記測定手段により測定される当該ユニットの前記他のユニットとの間の距離、またはユニット外の定位置からの距離に基づき、該ユニットの駆動モータを制御し、前記距離を調整する、請求項2記載の製袋機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フィルムの種類、状態に応じて位置調整される加工ユニット又は検知ユニットを有する製袋機に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
製袋機は、たとえば1袋分に対応する印刷ピッチで反復印刷された印刷柄を有する長尺状のフィルムに対し、1袋分に対応する長さ(1ピッチ)毎に送りローラで間欠的に送られ、途中、ヒートシールやカットなどの加工や傾き等の検出などが行われる。このため、製袋機は、フィルムをヒートシールする熱板ユニットや冷却板ユニット、フィルムをカットするカットユニットなどの加工ユニットや、フィルムの傾き等を検知する検知ユニットを有している。
【0003】
フィルムは、送りローラのテンションやヒートシールの際の熱あるいはその後の冷却により伸縮が生じることがあるため、定位置でヒートシールやカット、検知を続けると、印刷柄に合った正確な位置でヒートシールやカット等の加工がなされず、正確な検知も行えない。結果、多量の不良が発生する虞がある。また、フィルムの種類が変われば、1ピッチの長さも変わり、これらヒートシールやカットの位置、及び検知ユニットの位置も合わせて変更する必要がある。
【0004】
このため、製袋機では、従来から加工ユニットや検知ユニットを位置調整できるように構成されている。最近では、フィルムの伸縮(状態)を自動で検出し、加工ユニットや検知ユニットの位置を自動調整できるようにしたものも提案されている(例えば、特許文献1参照。)。ところで、このように加工ユニットや検知ユニットを位置調整するためには、前提として、各ユニットの現在位置を正確に把握する必要がある。したがって、上記特許文献1でも記載されているように、通常、各ユニットに駆動モータとしてエンコーダ内蔵のサーボモータが用いられ、該エンコーダのパルス信号により各ユニットの現在位置を管理している。
【0005】
しかしながら、エンコーダ内蔵のサーボモータは、高価である上、その制御部を含めてモータ部分が大型化し、熱や振動に対する配慮も必要になるため、設計自由度に限界が生じ、扱いにくいという問題がある。また、停電等で現在位置のデータが消失すると、各々、原点復帰させて一から調整し直す必要が生じ、効率が極端に悪化する。また、各ユニットごとに個別に絶対位置を特定するものであるため、フィルムの伸縮や種類(品種)変更の際、各ユニットの調整すべき位置を算出する演算量が多くなり、処理装置に高い演算能力が必要で、コスト及び調整の時間を要する。更に、各ユニットの上記エンコーダは、原点からの距離が長いほど機械的精度が低下するため、印刷ピッチに対応すべきユニット間の離間距離に累積的な誤差が生じることが避けられない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-199525号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、加工ユニットや検知ユニットの位置調整について、安価で、設計自由度も高く、停電等の際の復帰も迅速に行うことができ、さらに、高度な演算能力が不要で、精度も高い位置調整が可能で、高品質を維持できる製袋機を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、かかる現況に鑑み、鋭意検討した結果、各ユニットの位置を特定し、調整するにあたり、精度や品質に影響するのは、1ピッチあたりの長さに対応するユニット間の距離であることに着目した。そして、このようなユニット間の距離を測定するのであれば、一般的に、長い距離は正確に測定できないレーザ距離測定センサを利用して精度良く測定できること、各ユニットの位置を順次調整でき、演算量が少なくなり、停電の際にも復帰が容易であること、サーボモータの代わりにDCモータ等の安価な各種モータで各ユニットの駆動モータを代用できることを見出し、さらに、精度が担保できる近距離の範囲であればユニット間ではなく定位置からの各ユニットの位置を測定しても同様の効果が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち本発明は、以下のとおりである。
(1) フィルムの種類、状態に応じて位置調整される加工ユニット又は検知ユニットを有する製袋機であって、前記加工ユニット及び検知ユニットのうち少なくとも一つのユニットにつき、他のユニットとの間の距離、またはユニット外の定位置からの距離を測定するレーザ距離センサからなる測定手段を備えることを特徴とする製袋機。
【0010】
(2) 前記少なくとも一つのユニットを前記フィルムの送り方向に平行な方向又は送り方向に直交する方向に沿って移動可能に支持する支持ガイドと、該ユニットを前記支持ガイドに支持された状態で該支持ガイドに沿って移動させる駆動モータと、前記測定手段により測定される該ユニットの前記他のユニットとの間の距離、またはユニット外の定位置からの距離に基づき、前記駆動モータを制御し、該ユニットの位置を調整する調整手段とを備える、(1)記載の製袋機。
(【0011】以降は省略されています)

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