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公開番号
2024053689
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-04-16
出願番号
2022160062
出願日
2022-10-04
発明の名称
折曲げ治具及び折曲げ方法
出願人
ザ・パック株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B31B
50/99 20170101AFI20240409BHJP(紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料からなる物品の製造;紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料の加工)
要約
【課題】製品原価及び重量を抑えることができる折曲げ治具及び折曲げ方法を提供する。
【解決手段】折曲げ治具1が、紙製の台紙部11と、台紙部11上に設けられて擂鉢枠形状の少なくとも一部を構成し、紙箱の展開シートが載置されて台紙部11に向かって押し込まれると傾斜面に沿って4つの側壁を折り起こす紙製の型枠部12と、擂鉢枠形状の四隅で型枠部12の傾斜面よりも高い位置まで突出するように立設された紙製の突起であり、紙箱の4つのフラップ壁を押し上げて折り曲げるとともに、紙箱の第2側壁の内側へと案内して折り込む4つのフラップ案内突起部13と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
四角形板状の底壁、当該底壁における4つの辺で折り起こされる4つの側壁、及び、当該4つの側壁のうちの対向一対の第1側壁それぞれにおいて前記辺と交差する一対の側端縁で他の対向一対の第2側壁の内側へと折り込まれる、各第1側壁について一対ずつ、合計で4つのフラップ壁、を少なくとも有する紙箱を、当該紙箱の展開シートから折り曲げ形成するための折曲げ治具であって、
前記底壁よりも大サイズの板状に形成された紙製の台紙部と、
前記台紙部上に設けられ、前記紙箱を内側に収める四角枠形状であって前記台紙部とは反対側の上面に内周側に向かうにつれて前記台紙部へと近づく傾斜面を有する擂鉢枠形状の少なくとも一部を構成し、前記底壁が前記擂鉢枠形状の内側に位置するように前記上面に前記展開シートが載置されて前記台紙部に向かって押し込まれると前記傾斜面に沿って前記4つの側壁を折り起こす紙製の型枠部と、
前記擂鉢枠形状の四隅で前記台紙部に対する法線方向について前記傾斜面よりも高い位置まで突出するように前記台紙部又は前記型枠部に立設された紙製の突起であり、当該型枠部に前記展開シートが載置されると前記4つのフラップ壁を押し上げて折り曲げるとともに、前記展開シートが押し込まれると前記対向一対の第2側壁の内側へと前記4つのフラップ壁を案内して折り込む4つのフラップ案内突起部と、
を備えたことを特徴とする折曲げ治具。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
前記型枠部は、前記擂鉢枠形状の前記傾斜面をなす対向二対の傾斜面部分のうちの少なくとも一対について対向間隔が変更可能に設けられ、
前記4つのフラップ案内突起部は、前記型枠部における前記対向間隔の変更に応じて各フラップ案内突起部の配置が変更可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の折曲げ治具。
【請求項3】
前記型枠部は、前記対向二対の傾斜面部分のうちの対向一対の第1傾斜面部分における一の第1傾斜面部分と、当該一の第1傾斜面部分の両端部から延出して対向一対の第2傾斜面部分の一部を構成する一対の腕状傾斜面部分と、を各々が有する、前記台紙部に着脱自在に取り付けられる対向一対のC字型枠部分を備え、
前記4つのフラップ案内突起部は、前記対向一対のC字型枠部分の各C字型枠部分に2つずつ一体に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の折曲げ治具。
【請求項4】
前記4つのフラップ案内突起部は、各先端部に、前記4つのフラップ壁を前記対向一対の第2側壁の内側へと案内するフラップ案内傾斜面が形成されており、
各前記フラップ案内傾斜面が、前記対向二対の傾斜面部分のうち何れか一方の対をなす傾斜面部分と同じ向きに傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の折曲げ治具。
【請求項5】
各前記フラップ案内傾斜面は、前記一方の対をなす傾斜面部分よりも緩勾配で傾斜した面であることを特徴とする請求項4に記載の折曲げ治具。
【請求項6】
請求項1~5のうち何れか一項に記載の折曲げ治具に、前記展開シートを、前記4つの側壁が前記型枠部における前記傾斜面に位置するとともに前記4つのフラップ壁が前記4つのフラップ案内突起に位置するように載置する載置工程と、
前記展開シートの前記底壁を前記台紙部に向かって押圧することで前記4つの側壁の折起こし及び前記4つのフラップ壁の折込みを行う押圧工程と、
を備えたことを特徴とする折曲げ方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、展開シートから紙箱を折り曲げ形成するための折曲げ治具及び折曲げ方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、底壁、4つの側壁、及び4つのフラップ壁を有する紙箱を、展開シートから折り曲げ形成するための折曲げ治具が知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の折曲げ治具は、基板上に、紙箱の側壁の折り曲げを案内する複数の案内部材を立設したものとなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-233456号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上記の特許文献1に記載されているような折曲げ治具は、木製、合成樹脂製、あるいは金属製であることが多い。このような素材で構成される折曲げ治具は、素材コストや製造コストに起因して製品原価が嵩みがちであり、また、重量も重くなって取扱いが不便になりがちである。
【0005】
本発明は、かかる問題を解決することを目的としている。即ち、本発明は、製品原価及び重量を抑えることができる折曲げ治具及び折曲げ方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の折曲げ治具は、四角形板状の底壁、当該底壁における4つの辺で折り起こされる4つの側壁、及び、当該4つの側壁のうちの対向一対の第1側壁それぞれにおいて前記辺と交差する一対の側端縁で他の対向一対の第2側壁の内側へと折り込まれる、各第1側壁について一対ずつ、合計で4つのフラップ壁、を少なくとも有する紙箱を、当該紙箱の展開シートから折り曲げ形成するための折曲げ治具であって、前記底壁よりも大サイズの板状に形成された紙製の台紙部と、前記台紙部上に設けられ、前記紙箱を内側に収める四角枠形状であって前記台紙部とは反対側の上面に内周側に向かうにつれて前記台紙部へと近づく傾斜面を有する擂鉢枠形状の少なくとも一部を構成し、前記底壁が前記擂鉢枠形状の内側に位置するように前記上面に前記展開シートが載置されて前記台紙部に向かって押し込まれると前記傾斜面に沿って前記4つの側壁を折り起こす紙製の型枠部と、前記擂鉢枠形状の四隅で前記台紙部に対する法線方向について前記傾斜面よりも高い位置まで突出するように前記台紙部又は前記型枠部に立設された紙製の突起であり、当該型枠部に前記展開シートが載置されると前記4つのフラップ壁を押し上げて折り曲げるとともに、前記展開シートが押し込まれると前記対向一対の第2側壁の内側へと前記4つのフラップ壁を案内して折り込む4つのフラップ案内突起部と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、上記目的を達成するために、本発明の折曲げ方法は、上述の折曲げ治具に、前記展開シートを、前記4つの側壁が前記型枠部における前記傾斜面に位置するとともに前記4つのフラップ壁が前記4つのフラップ案内突起に位置するように載置する載置工程と、前記展開シートの前記底壁を前記台紙部に向かって押圧することで前記4つの側壁の折起こし及び前記4つのフラップ壁の折込みを行う押圧工程と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
上記の折曲げ治具及び折曲げ方法によれば、製品原価及び重量を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態にかかる折曲げ治具を示す斜視図である。
図1に示されている折曲げ治具におけるC字型枠部分の相互間距離が変更された様子を示す斜視図である。
図1及び図2に示されている折曲げ治具について、C字型枠部分が台紙部から外れた状態を示す分解斜視図である。
図1~図3に示されているC字型枠部分を、台紙部側から見た斜視図である。
形成対象の紙箱の展開シートについて、大小2種類を示す平面図である。
図5に示されている展開シートを折り曲げて紙箱を形成する折曲げ方法のステップS11及びステップS12を示す図である。
図6に示されているステップS12におけるフラップ壁の変形を示す図である。
図5に示されている展開シートを折り曲げて紙箱を形成する折曲げ方法のステップS13及びステップS14を示す図である。
図1~図3に示されている折曲げ治具を形成するためのシート材を示す平面図である。
小サイズの紙箱の折曲げ方法のうち、展開シートの載置工程及び押圧工程について示す図である。
第2実施形態にかかる折曲げ治具を示す斜視図である。
図11に示されている折曲げ治具を形成するためのシート材を示す平面図である。
参考例にかかる折曲げ治具を示す斜視図である。
図13に示されている折曲げ治具を示す三面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、展開シートから紙箱を折り曲げ形成するための折曲げ治具及び折曲げ方法の一実施形態について説明する。まず、第1実施形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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