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公開番号
2024147744
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-16
出願番号
2024115429,2022116854
出願日
2024-07-19,2015-03-13
発明の名称
心血管リスクを低減させる方法
出願人
サノフィ・バイオテクノロジー
,
リジェネロン・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド
,
REGENERON PHARMACEUTICALS, INC.
代理人
個人
,
個人
主分類
A61K
45/00 20060101AFI20241008BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】脂質およびリポタンパク質レベル上昇に関連する疾患および障害を処置する方法を提供する。
【解決手段】方法は、PCSK9阻害剤を含む医薬組成物を高心血管リスク患者に投与することを含む。特定の実施形態において、PCSK9阻害剤は、本明細書中でmAb316Pまたはアリロクマブと呼ばれる例示的抗体などの抗PCSK9抗体である。本発明の方法は、最大耐用量スタチン治療によって十分に制御されない高コレステロール血症および他のアテローム生成リポタンパク質レベル上昇を有する高心血管リスク患者の処置に有用である。詳細には、最大耐用量スタチン治療にもかかわらず心血管リスクが高い急性冠症候群事象後12カ月以内の患者の心血管リスクを低減させることおよびアテローム生成リポタンパク質を低下させることに有用である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
急性冠症候群(ACS)事象後12カ月以内の高心血管リスク患者の心血管リスクを低減させる方法であって、プロタンパク質転換酵素サブチリシン/ケキシン9型(PCSK9)阻害剤の1用量またはそれ以上を、該PCSK9阻害剤の不在下で最大耐用量スタチン治療での定常状態処置にもかかわらずアテローム生成リポタンパク質の不十分な制御を示す該患者に投与することを含む前記方法。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
心血管リスクを低減させることは、冠動脈心疾患死、急性心筋梗塞、不安定狭心症による入院、または虚血性脳卒中の初回発生までの時間を短縮することを意味する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ACS事象は:
1)推定されるまたは立証された閉塞性冠疾患に起因する、予定外の入院から72時間以内の安静時または最小労作時に起こる不安定な心筋虚血症状;および
2)次のうちの少なくとも1つ:
a)急性心筋梗塞と一致する心臓バイオマーカー上昇、または
b)虚血もしくは梗塞と一致する安静時ECG変化と共に局所灌流画像法からの閉塞性冠疾患のさらなる証拠もしくは壁運動異常、血管造影法による心外膜冠動脈狭窄≧70%、もしくは該事象に関係する冠動脈血行再建の必要性
によって定義される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
PCSK9阻害剤は、PCSK9に特異的に結合する抗体またはその抗原結合断片である、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
抗体またはその抗原結合断片は、配列番号1/6および11/15からなる群から選択される重鎖可変領域/軽鎖可変領域(HCVR/LCVR)アミノ酸配列対の重鎖および軽鎖相補性決定領域(CDR)を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
抗体またはその抗原結合断片は、配列番号12、13、14、16、17および18を有する重鎖および軽鎖CDRアミノ酸配列を含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
抗体またはその抗原結合断片は、配列番号11のアミノ酸配列を有するHCVRおよび配列番号15のアミノ酸配列を有するLCVRを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
抗体またはその抗原結合断片は、配列番号2、3、4、7、8および10を有する重鎖および軽鎖CDRアミノ酸配列を含む、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
抗体またはその抗原結合断片は、配列番号1のアミノ酸配列を有するHCVRおよび配列番号6のアミノ酸配列を有するLCVRを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
抗体またはその抗原結合断片は、配列番号12、13、14、16、17および18;または配列番号2、3、4、7、8および10を有する重鎖および軽鎖CDRアミノ酸配列を含む抗体と同じ、PCSK9上のエピトープと結合する、請求項4に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、脂質およびリポタンパク質レベル上昇に関連する疾患および障害の治療的処置の分野に関する。より具体的には、本発明は、最大耐用量スタチン治療にもかかわらず心血管リスクが高い急性冠症候群後の患者において心血管リスクを低減させ、アテローム生成リポタンパク質を低下させるためのPCSK9阻害剤の使用に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
迅速な冠動脈血行再建、二重抗血小板治療および強化スタチン処置をはじめとする最新の治療にもかかわらず、心血管事象は、急性冠症候群(ACS)後に高頻度で起こる。登録データは、5年で13%ほどもの高い心血管死亡率を示しており、圧倒的多数が最初の退院後に起こっている。最近急性冠症候群(ACS)を発症した患者は、近いうちに再発冠動脈事象を患うリスクが非常に高い。ACS患者のおおよそ10%において、心血管死、再発性心筋梗塞または脳卒中が1年以内に起こる。大規模治験の結果に基づいて、早期強化スタチン治療は、ACS患者に対する治療勧告として正式に承認されている。疫学的介入試験と薬理学的介入試験の両方によって、低密度リポタンパク質コレステロール(LDL-C)レベルと心血管(CV)事象との強い直線相関が実証されている。しかし、多くの高CVリスク患者は、現在利用可能な脂質低下薬でそのようなレベルを達成することができない。さらに、有意な数の高リスク患者は、彼らの推奨LDL-C標的レベルを達成することさえできず、ほとんどのCV事象は実際には予防されず、その結果、患者に相当な「残存リスク」が残る。それ故、冠動脈心疾患(CHD)の予防のためのさらなる薬物治療は、特にACSの高リスク患者には、依然として絶対必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、最大耐用量スタチン治療にもかかわらず心血管リスクが高い急性冠症候群後の患者の心血管リスクを低減させ、アテローム生成リポタンパク質を低下させる方法を提供する。特に、本発明の方法は、心血管リスクおよび/または心血管事象の低減に有用である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の一実施形態は、急性冠症候群(ACS)事象後12カ月以内の高心血管リスク患者の心血管リスクを低減させる方法であって、プロタンパク質転換酵素サブチリシン/ケキシン9型(PCSK9)阻害剤の1用量またはそれ以上を、該PCSK9阻害剤の不在下で最大耐用量スタチン治療での定常状態処置にもかかわらずアテローム生成リポタンパク質の不十分な制御を示す該患者に投与することを含む前記方法を提供する。
【0005】
本発明の一実施形態は、急性冠症候群(ACS)事象後12カ月以内の高心血管リスク患者の心血管事象を低減させる方法であって、プロタンパク質転換酵素サブチリシン/ケキシン9型(PCSK9)阻害剤の1用量またはそれ以上を、該PCSK9阻害剤の不在下で最大耐用量スタチン治療での定常状態処置にもかかわらずアテローム生成リポタンパク質の不十分な制御を示す該患者に投与することを含む前記方法を提供する。
【0006】
本発明の一実施形態は、急性冠症候群(ACS)事象後の高心血管リスク患者の心血管事象を低減させる方法であって、プロタンパク質転換酵素サブチリシン/ケキシン9型(PCSK9)阻害剤の1用量またはそれ以上を該患者に投与することを含む前記方法を提供する。
【0007】
本発明の一実施形態は、急性冠症候群(ACS)事象後の高心血管リスク患者の心血管リスクを低減させる方法であって、プロタンパク質転換酵素サブチリシン/ケキシン9型(PCSK9)阻害剤の1用量またはそれ以上を該患者に投与することを含む前記方法を提供する。
【0008】
一態様によると、本発明の方法は、最大耐用量スタチン治療にもかかわらず心血管リスクが高い急性冠症候群事象後12カ月以内の患者に、該患者の心血管リスク(すなわち、PCSK9阻害剤の不在下で最大耐用量スタチン治療によって十分に制御されない脂質およびリポタンパク質上昇)を低減させ、アテローム生成リポタンパク質を低下させるために、PCSK9阻害剤の1用量またはそれ以上を投与することを含む。本発明の特定の実施形態によると、PCSK9阻害剤は、高心血管リスク患者に、該患者の既存のスタチン治療への追加治療として投与される。
【0009】
別の態様によると、本発明の方法は、スタチンの1日用量を含む治療レジメン(例えば、最大耐用量スタチン治療)を受けている高心血管リスク患者を選択すること、および前記スタチン治療と併用して(すなわち、前記スタチン治療「に加えて」)PCSK9阻害剤の1用量またはそれ以上を該患者に投与することを含む。
【0010】
一態様によると、本発明は、急性冠症候群(ACS)事象後12カ月以内の高心血管リスク患者の心血管リスクを低減させる方法であって、プロタンパク質転換酵素サブチリシン/ケキシン9型(PCSK9)阻害剤の1用量またはそれ以上を、該PCSK9阻害剤の不在下で最大耐用量スタチン治療での定常状態処置にもかかわらずアテローム生成リポタンパク質の不十分な制御を示す該患者に投与することを含む前記方法を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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