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公開番号2024142210
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023054276
出願日2023-03-29
発明の名称摂食監視装置、方法及びプログラム
出願人KDDI株式会社
代理人個人,個人
主分類G16H 10/00 20180101AFI20241003BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】食事中のリスクを適切に判定することのできる摂食監視装置を提供する。
【解決手段】食事をしているユーザの映像(11)を読み込み、ユーザが食べている食事内容と、食事速度とを検出(12,13)し、当該検出結果に基づいて、映像上の各時刻におけるユーザの摂食障害のリスクを判定(21)する第1処理を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
食事をしているユーザの映像を読み込み、ユーザが食べている食事内容と、食事速度とを検出し、当該検出結果に基づいて、映像上の各時刻におけるユーザの摂食障害のリスクを判定する第1処理を実行することを特徴とする摂食監視装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記第1処理を、ユーザが食べ物を一口食べる映像区間ごとに繰り返して実行し、当該映像区間ごとに前記リスクを判定することを特徴とする摂食監視装置。
【請求項3】
前記第1処理においてリスクがあるものとして判定された場合に、当該リスクがある旨の情報をユーザに対して提示する第2処理をさらに実行することを特徴とする請求項1に記載の摂食監視装置。
【請求項4】
前記第1処理では、前記ユーザに対して予め記録されている、複数種類の食事内容ごとのリスク値を参照し、現時刻において検出された食事内容に対応するリスク値が、判定用の第1閾値を上回る場合に、前記リスクがあるものとして判定し、
当該判定された際に、食べている速度によらず、当該食事内容にリスクがある旨の情報をユーザに対して提示する第2処理をさらに実行することを特徴とする請求項1に記載の摂食監視装置。
【請求項5】
前記第1処理では、前記ユーザに対して予め記録されている、複数種類の食事内容ごとの食事速度リスク値を参照し、現時刻において検出された食事速度が、対応する食事速度リスク値に近いと判定される場合または対応する食事速度リスク値を上回っている場合に、前記リスクがあるものと判定し、
当該判定された場合に、当該食事内容における当該食事速度にリスクがある旨の情報をユーザに対して提示する第2処理をさらに実行することを特徴とする請求項1に記載の摂食監視装置。
【請求項6】
前記第1処理では、前記ユーザに対して予め記録されている、複数種類の食事内容ごとのリスク値と、2つの食事内容が継続する組み合わせにおけるリスクの有無の情報と、を参照し、現時刻において検出された食事内容に対応するリスク値が、判定用の第2閾値を上回る場合で、且つ、現時刻において検出された食事内容と前時刻において検出された食事内容との組み合わせについて、前記リスクの有無の情報においてリスクありとされている場合に、前記リスクがあるものと判定し、
当該判定された場合に、当該前時刻の食事内容と現時刻の食事内容との継続する組み合わせにリスクがある旨の情報をユーザに対して出力する第3処理をさらに実行することを特徴とする請求項1に記載の摂食監視装置。
【請求項7】
前記第1処理では、ユーザが食べている食事内容と、食事速度とを前記映像に対応する時系列として検出し、予め機械学習されているモデルを当該検出結果に適用することで、映像上の各時刻におけるユーザの摂食障害のリスクを確率として算出することを特徴とする請求項1に記載の摂食監視装置。
【請求項8】
前記第1処理では、摂食レベルごとに予め定義されている複数の、摂食リスクを管理するテーブルのうち、前記ユーザの摂食レベルに対応するテーブルを読み込み、前記検出結果を当該テーブルと照合することで、前記ユーザの摂食障害のリスクを判定することを特徴とする請求項1に記載の摂食管理装置。
【請求項9】
前記ユーザが食べ物を一口食べる映像区間の開始時点を、
物体認識により、食べ物が口に運ばれ始めるユーザ動作が検出された時点として、
視線検出及び物体検出により、食べ始めるために食べ物を注視するユーザ動作が検出された時点として、または、
物体認識により食べ物の移動が検出された時点として、検出することを特徴とする請求項2に記載の摂食管理装置。
【請求項10】
食事をしているユーザの映像を読み込み、ユーザが食べている食事内容と、食事速度とを検出し、当該検出結果に基づいて、映像上の各時刻におけるユーザの摂食障害のリスクを判定する第1処理をコンピュータが実行することを特徴とする方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、摂食監視装置、方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来技術として、特許文献1では、食事者が食事をする前に顔を動かした画像を解析し、事前に構築されているモデルを適用することで、食事者の嚥下障害のリスクを判定し、リスクありと判定された場合には、食事前にアラームを報知するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-190962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術では、食事前の様子を解析対象とすることで、リスクありと判定された食事者については、実際の食事中には被介護者として介護者を割り当てるものとしていた。従って、実際の食事中にむせや誤嚥などの摂食リスクを自動で判定することで、介護者を必須でなくともよくする、あるいは、介護者の負担を軽減できるようにするということは従来技術では実現できなかった。同様に、食事前の様子から一律に判定することで実際の食事中を解析対象としないので、ある対象者についてリスクなしと判定されたとしても、実際の食事内容等によってはリスクが発生しうる状況に対処することができなかった。
【0005】
上記従来技術の課題に鑑み、食事中のリスクを適切に判定することのできる摂食監視装置、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するため、本発明は摂食監視装置であって、食事をしているユーザの映像を読み込み、ユーザが食べている食事内容と、食事速度とを検出し、当該検出結果に基づいて、映像上の各時刻におけるユーザの摂食障害のリスクを判定する第1処理を実行することを特徴とする。また、当該装置に対応する方法またはプログラムであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、食事内容と食事速度から摂食障害のリスクを判定することにより、当該リスクを適切に判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係る摂食監視装置の機能ブロック図である。
一実施形態に係る摂食監視装置の動作のフローチャートである。
食事映像を撮影する様子を表す模式図である。
摂食リスク管理テーブルTB31の模式例を示す図である。
一実施形態に係る摂食リスク管理テーブルの構築のフローチャートである。
一実施形態に係る摂食監視装置の推論時のフローチャートである。
変形例に係る実施形態における学習時と推論時のデータの模式例を示す図である。
一般的なコンピュータにおけるハードウェア構成の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、一実施形態に係る摂食監視装置10の機能ブロック図(欄CL1,CL2として要素構成の模式例を含む)である。摂食監視装置10は、撮影部11、内容検出部12、行動検出部13、指導情報出力部14、事象検出部15、状況解析部21、状況報告部22、介入制御部23、摂食リスクDB(データベース)31を備える。
【0010】
図2は、一実施形態に係る摂食監視装置10の動作のフローチャートである。ステップS1は、学習を行うことにより摂食リスクDB31を事前に構築するためのステップであり、摂食監視装置10のうち撮影部11、内容検出部12及び行動検出部13が学習部20としての処理を担うことで、摂食リスクDB31を構築する。
(【0011】以降は省略されています)

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