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公開番号2025034244
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023140518
出願日2023-08-30
発明の名称禁煙支援方法
出願人JFEスチール株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G16H 10/00 20180101AFI20250306BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】喫煙者の禁煙をサポートする禁煙支援方法及び禁煙支援システムを提供する。
【解決手段】禁煙達成を阻害するニコチン依存症の構造を身体依存、心理的依存、及び条件反射の3要素に明確化し、この順に禁煙サポートを実施する禁煙支援方法であって、第1の情報を提示する第1のステップと、第1の情報の提示から第1所定期間経過後に前記身体依存が克服されているか否かを判定し、前記身体依存が克服されている場合に、前記心理的依存に対する第2の禁煙サポートに進む第1判定ステップと、第2の情報を提示する第2のステップと、第2の情報の提示から第2所定期間経過後に前記心理的依存が克服されているか否かを判定し、前記心理的依存が克服されている場合に、条件反射に対する第3の禁煙サポートに進む第2判定ステップと、第3の情報を提示する第3のステップと、を含む。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
禁煙達成を阻害するニコチン依存症の構造を身体依存、心理的依存、及び条件反射の3要素に明確化し、この順に禁煙サポートを実施する禁煙支援方法であって、
前記身体依存に対する第1の禁煙サポートにおいて、喫煙のメリットの本質が、血中ニコチン濃度が低下することで生じる離脱症状を、喫煙によるニコチン摂取により解消しているにすぎないことを示唆する第1の情報を提示する第1のステップと、
第1の情報の提示から第1所定期間経過後に前記身体依存が克服されているか否かを判定し、前記身体依存が克服されている場合に、前記心理的依存に対する第2の禁煙サポートに進む第1判定ステップと、
前記第2の禁煙サポートにおいて、身体依存が克服された状態で感じられるタバコへの渇望が心理的依存であることおよび、心理的依存がニコチンによる離脱症状の解消をタバコによる効用と錯覚し、タバコはストレス等の心理的苦痛を緩和するという誤った認知により生じることを示唆する第2の情報を提示する第2のステップと、
第2の情報の提示から第2所定期間経過後に前記心理的依存が克服されているか否かを判定し、前記心理的依存が克服されている場合に、前記条件反射に対する第3の禁煙サポートに進む第2判定ステップと、
前記第3の禁煙サポートにおいて、前記条件反射は前記身体依存及び前記心理的依存とは異なる禁煙達成の阻害要因であって、前記条件反射のみでは喫煙に至らないことを示す第3の情報を提示する第3のステップと、
を含む禁煙支援方法。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記第1の禁煙サポートの開始前において、
禁煙達成を阻害する依存として、前記身体依存と、前記心理的依存と、前記条件反射とが存在することを示すとともに、前記身体依存を克服するための手段として有効な禁煙補助剤の使用を喫煙の代替手段として使用するよう推奨する導入情報を提示することを特徴とする請求項1に記載の禁煙支援方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、喫煙者の禁煙を支援するための禁煙支援方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
ニコチン依存症の治療が健康保険の適用となり、禁煙を希望する方々に対し、禁煙指導を行うための必要な基礎知識、実施方法、留意事項等を解説した文献が公表されている(非特許文献1)。非特許文献1の禁煙支援マニュアルは健康保険が適用されるニコチン依存症の治療のみならず、非適用の外来治療、及び職域での禁煙指導に幅広く利用されている。本マニュアルは上記の通り、「禁煙を希望する方々」を対象としたマニュアルであり、喫煙することのデメリット(喫煙が健康に与える悪影響)と禁煙することのメリットについて情報提供することで禁煙への動機づけを行い、禁煙に導くものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
厚生労働省健康局健康課編、“禁煙支援マニュアル(第二版)増補改訂版”,[online]、2018年5月31日、インターネット<https://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/kin-en-sien/manual2/addition.html>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
喫煙者の多くがそのデメリットを既に認知しているにもかからず、喫煙を続けるのは、当該デメリットよりも喫煙によるメリットが大きいと判断しているからである。そのため、いくら喫煙のデメリットを説明しても、禁煙につながりにくい状況にあった。
【0005】
かかる事情に鑑みてなされた本開示の目的は、禁煙を希望するのみならず禁煙を積極的に希望していない喫煙者をも対象としつつ、喫煙のデメリットを過剰に煽ることなく喫煙者の禁煙をサポートする禁煙支援方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本開示の一実施形態に係る禁煙支援方法は、禁煙達成を阻害するニコチン依存症の構造を身体依存、心理的依存、及び条件反射の3要素に明確化し、この順に禁煙サポートを実施する禁煙支援方法であって、
前記身体依存に対する第1の禁煙サポートにおいて、喫煙のメリットの本質が、血中ニコチン濃度が低下することで生じる離脱症状を、喫煙によるニコチン摂取により解消しているにすぎないことを示唆する第1の情報を提示する第1のステップと、
第1の情報の提示から第1所定期間経過後に前記身体依存が克服されているか否かを判定し、前記身体依存が克服されている場合に、前記心理的依存に対する第2の禁煙サポートに進む第1判定ステップと、
前記第2の禁煙サポートにおいて、身体依存が克服された状態で感じられる喫煙の渇望が心理的依存であることおよび、心理的依存はニコチン摂取による離脱症状の解消を喫煙による効用と錯覚し、喫煙は心理的苦痛を緩和するという誤った認知により生じることを示唆する第2の情報を提示する第2のステップと、
第2の情報の提示から第2所定期間経過後に前記心理的依存が克服されているか否かを判定し、前記心理的依存が克服されている場合に、前記条件反射に対する第3の禁煙サポートに進む第2判定ステップと、
前記第3の禁煙サポートにおいて、前記条件反射は前記身体依存及び前記心理的依存とは異なる禁煙達成の阻害要因であって、前記条件反射のみでは喫煙に至らないことを示す第3の情報を提示する第3のステップと、
を含む。
【0007】
(2)本開示の一実施形態に係る禁煙支援方法は、(1)に記載の方法であって、
前記第1の禁煙サポートの開始前において、
禁煙達成を阻害する依存として、前記身体依存と、前記心理的依存と、前記条件反射とが存在することを示すとともに、前記身体依存を克服するための手段として有効な禁煙補助剤の使用を喫煙の代替手段として使用するよう推奨する導入情報を提示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本開示の一実施形態によれば、禁煙を希望するのみならず禁煙を積極的に希望していない喫煙者をも対象としつつ、喫煙のデメリットを過剰に煽ることなく喫煙者の禁煙をサポートする禁煙支援方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の一実施形態に係るシステムの概略構成を示すブロック図である。
端末装置の概略構成を示すブロック図である。
情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。
端末装置の概略構成を示すブロック図である。
本開示の一実施形態に係る情報処理装置の動作を示すフローチャートである。
禁煙阻害要因に係る情報の一例を示す図である。
禁煙補助薬の使用推奨情報の一例を示す図である。
確認画面の一例を示す図である。
入力画面の一例を示す図である。
回答画面の一例を示す図である。
第2の情報の一例を示す図である。
回答画面の一例を示す図である。
回答画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態に係る禁煙支援システム1について、図面を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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