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公開番号
2024050241
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-04-10
出願番号
2022156981
出願日
2022-09-29
発明の名称
折り畳み接合検査方法
出願人
株式会社ホニック
代理人
個人
主分類
B31B
50/62 20170101AFI20240403BHJP(紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料からなる物品の製造;紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料の加工)
要約
【課題】段ボールシートが折り畳まれて継ぎ代片の接着により筒状とされる接合が適正になされているか否かを、製箱ラインにおける段ボール箱の製造と並行して、簡易に検査することができる折り畳み接合検査方法を提供する。
【解決手段】製箱ラインにおいて、フォールディング部とカウンタエジェクタ部との間で、段ボールシート10が折り畳まれる方向に搬送路から隔離した位置にデジタルカメラを配置し、第四面14の端辺14eと継ぎ代片15とが重畳している部分の少なくとも一部を含む第一領域32aの二次元画像を取得する。この領域の画像処理においてエッジE1が検出された場合は、継ぎ代片は第四面の内側にあり、製箱ラインにおいて内貼りがなされているときにこの状態が検出されれば、折り畳み接合が適正になされており、製箱ラインにおいて外貼りがなされているときにこの状態が検出されれば、折り畳み接合が適正になされていないと判定される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
製箱ラインにおいて、継ぎ代片に糊付けがなされた段ボールシートが徐々に折り畳まれて筒状に接合される折り畳み接合部と、折り畳まれた前記段ボールシートが排出されて積み重ねられる排出部との間で、前記段ボールシートが折り畳まれる方向に前記段ボールシートの搬送路から隔離した位置にデジタルカメラを配置し、
筒状となった前記段ボールシートにおいて前記継ぎ代片と接合されている側面を第四面としたとき、
前記デジタルカメラによって、前記第四面の端辺と前記継ぎ代片とが重畳している部分の少なくとも一部を含む第一領域の二次元画像を取得し、
前記第一領域の二次元画像の画像処理におけるエッジ検出の有無によって、前記継ぎ代片が前記第四面の内側にあるか外側にあるかを検出することにより、折り畳み接合が適正になされているか否かを判定する
ことを特徴とする折り畳み接合検査方法。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
製箱ラインにおいて、継ぎ代片に糊付けがなされた段ボールシートが徐々に折り畳まれて筒状に接合される折り畳み接合部と、折り畳まれた前記段ボールシートが排出されて積み重ねられる排出部との間で、前記段ボールシートが折り畳まれる方向に前記段ボールシートの搬送路から隔離した位置にデジタルカメラを配置し、
筒状となった前記段ボールシートにおいて前記継ぎ代片と接合されている側面を第四面としたとき、
前記デジタルカメラによって、前記継ぎ代片の端辺と前記第四面とが重畳している部分の少なくとも一部を含む第二領域の二次元画像を取得し、
前記第二領域の二次元画像の画像処理におけるエッジ検出の有無によって、前記継ぎ代片が前記第四面の内側にあるか外側にあるかを検出することにより、折り畳み接合が適正になされているか否かを判定する
ことを特徴とする折り畳み接合検査方法。
【請求項3】
到達検知センサによる前記段ボールシートの前端辺の検知と、前記段ボールシートの搬送を駆動している駆動部と同期している回転部に設けられたエンコーダから送信される信号に基づいて、前記デジタルカメラによる撮影のタイミングを決定する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の折り畳み接合検査方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、段ボール箱の製箱ラインにおいて、段ボールシートが折り畳まれて継ぎ代片の接着により筒状とされる接合が、適正になされているか否かを検査するための折り畳み接合検査方法に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
段ボールシートの製造と製箱とを連続的に行う製造ラインでは、中芯と表裏ライナとの貼合により形成された段ボールシートに、横罫線(スコア)入れと断裁が行われた後、更に製箱ラインにおいて、印刷、縦罫線(クリーズ)入れ、切り込み溝(スロット)と継ぎ代片の形成、継ぎ代片への糊の塗布、折り畳み及び継ぎ代片の接着が連続的に行われる。そして、継ぎ代片の接着により筒状に接合された段ボールシートは、折り畳まれた状態で所定枚数積み重ねられ、製箱ラインの下流端から搬出される。
【0003】
上記のプロセスにおいて、継ぎ代片に糊が塗布された段ボールシート(ブランク)は、徐々に折り畳まれて接合されるが、このときの接合には「内貼り」と「外貼り」の二つの種類がある。図10及び図11を用い、段ボール箱の側面を構成する四面を、継ぎ代片15に隣接する面から順に、「第一面11」、「第二面12」、「第三面13」、「第四面14」と称して説明する。
【0004】
図10に示すように、継ぎ代片15において、段ボールシート10が折り畳まれる方向(図示、下方)とは反対方向の面(図示、上面)に糊Gが塗布され、第一面11が第四面14より先に折り畳まれるのが「内貼り」である。これにより、図10の左下に示すように、継ぎ代片15が第四面14の内表面に接着されて筒状となった正常品B1nが製造される。
【0005】
一方、図11に示すように、継ぎ代片15において、段ボールシート10が折り畳まれる方向と同一方向の面(図示、下面)に糊Gが塗布され、第一面11より先に第四面14が折り畳まれるのが「外貼り」である。これにより、図11の左下に示すように、継ぎ代片15が第四面14の外表面に接着されて筒状となった段ボール箱の正常品B2nが製造される。
【0006】
ところが、段ボールシート10の反り等に起因して、第一面11及び第四面14が正規の順番で折り畳まれないことがある。例えば、内貼りによる製造が行われているにも関わらず、第一面11より先に第四面14が折り畳まれてしまうと、図10の右下に示すように、継ぎ代片15が接合されず筒状とならない不良品B1dとなってしまう。また、この場合、その段ボールシート10が不良品B1dとなるだけでなく、折り畳まれた状態で所定枚数積み重ねられた際に、隣接する正常品B1nに継ぎ代片15が接着してしまうため、本来は適正に製造された段ボールシートも不良品となってしまう。
【0007】
同様に、外貼りによる製造が行われているにも関わらず、第一面11が第四面14より先に折り畳まれてしまうと、図11の右下に示すように、継ぎ代片15が第四面14ではない他の側面(図示、第三面)の内周面に接着してしまい、不良品B2dとなる。
【0008】
従来、このような不良品が発生していないかどうかを確認する検査は、作業者が目視で行っていた。人の目視による検査は、作業者の労働負担が大きい、段ボール箱の製造が高速で行われるのに対し検査に時間がかかる、検査を短時間で行おうとすると不良品を見逃すおそれがある、等の種々の問題を有していた。
【0009】
そこで、本出願人は既に、段ボールシートが折り畳まれて継ぎ代片の接着により筒状とされる接合が適正になされているか否かの検査を、製箱ラインにおける段ボール箱の製造と並行して行うことができる方法及び装置を提案している(特許文献1参照)。
【0010】
特許文献1の技術は、製箱ラインにおいて、継ぎ代片に糊付けがなされた段ボールシートが、徐々に折り畳まれて筒状に接合される折り畳み接合部と、折り畳まれた段ボールが排出されて積み重ねられる排出部との間で、段ボールシートが折り畳まれる方向に段ボールシートの移動路から離隔した位置に変位センサを配置し、継ぎ代片が通過する経路上で、変位センサによって段ボールとの距離を検出すると共に、変位センサから、移動路と直交する方向に離隔した位置に第二変位センサを配置し、継ぎ代片がない部分の段ボールシートが通過する経路上で、第二センサによって段ボールシートとの距離を、変位センサによる検出と同一のタイミングで検出するものである。
(【0011】以降は省略されています)
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