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公開番号2024026885
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-28
出願番号2024007147,2020055150
出願日2024-01-22,2020-03-25
発明の名称ガス抜き袋体の製造方法
出願人ジオパック株式会社
代理人個人
主分類B31B 70/81 20170101AFI20240220BHJP(紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料からなる物品の製造;紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料の加工)
要約【課題】特殊なバルブを用いることなく、しかも、従来のガス抜きテープを用いたガス抜き袋体に比べて製造コストを低減する。
【解決手段】ガス抜き袋体1は、熱接着層を有する第1及び第2のシート部分同士が前記熱接着層の溶着によりヒートシールされ、上端側に開口部を有する。ガス抜き袋体1は、当該ガス抜き袋体1の内部空間と当該ガス抜き袋体1の外部空間との間を連通する通気路を形成する糸41を備える。糸41の一方端部付近が、前記第1及び第2のシート部分間において、前記熱接着層により囲まれることによって保持される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
熱接着層を有する第1及び第2のシート部分同士が前記熱接着層の溶着によりヒートシールされ、上端側に開口部を有するガス抜き袋体であって、当該ガス抜き袋体の内部空間と当該ガス抜き袋体の外部空間との間を連通する通気路を形成する糸を備え、前記糸の一方端部付近が、前記第1及び第2のシート部分間において、前記熱接着層により囲まれることによって保持された、ガス抜き袋体を製造するガス抜き袋体の製造方法であって、
前記糸を含む糸を前記第1のシール部分を含むシート部分と前記第2のシート部分を含むシート部分との間に挟んで、当該糸を前記第1及び第2のシート部分間に挟みかつ前記第1及び第2のシート部分の外縁に相当する位置からはみ出すように配置した状態で、前記第1のシート部分と前記第2のシート部分とをヒートシールする段階と、
前記段階の後に、前記第1及び第2のシート部分の外縁の形状に合わせて、前記第1のシール部分を含む前記シート部分及び前記第2のシール部分を含む前記シート部分を、当該糸と共に切断する段階と、
を備えたことを特徴とするガス抜き袋体の製造方法。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記ガス抜き袋体において、前記糸は、前記ヒートシールによっては溶けない材料からなる撚り糸であることを特徴とする請求項1記載のガス抜き袋体の製造方法。
【請求項3】
前記ガス抜き袋体において、側方から見たときの前記糸の前記一方端部の端面の位置が、側方から見たときの前記第1及び第2のシート部分の外縁の位置と同じであり、前記糸の前記一方端部の前記端面が外部空間に露出した、
ことを特徴とする請求項1又は2記載のガス抜き袋体の製造方法。
【請求項4】
前記ガス抜き袋体において、熱接着層を有する第3及び第4のシート部分同士が前記熱接着層の溶着によりヒートシールされ、前記糸の他方端部付近が、前記第3及び第4のシート部分間において、前記熱接着層により囲まれることによって保持され、前記糸が一直線状をなし、前記糸の中間部が当該ガス抜き袋体の内部に位置する、
ことを特徴とする請求項3記載のガス抜き袋体の製造方法。
【請求項5】
前記ガス抜き袋体において、側方から見たときの前記糸の前記他方端部の端面の位置が、側方から見たときの前記第3及び第4のシート部分の外縁の位置と同じであり、前記糸の前記他方端部の前記端面が外部空間に露出した、
ことを特徴とする請求項4記載のガス抜き袋体の製造方法。
【請求項6】
前記ガス抜き袋体において、当該ガス抜き袋体の底部から前記開口部までの距離をLとしたとき、前記糸は前記底部からL/4よりも上方の位置において横方向に一直線状をなすことを特徴とする請求項4又は5記載のガス抜き袋体の製造方法。
【請求項7】
前記ガス抜き袋体において、前面部、後面部及び襠部分をなす両側部を有する角筒状の胴部を備え、前記第1のシート部分が前記前面部(又は前記後面部)の一部をなし、前記第2のシート部分が前記両側部のうちの一方側部の一部をなし、前記第3のシート部分が前記前面部(又は前記後面部)の一部をなし、前記第4のシート部分が前記両側部のうちの他方側部の一部をなす、
ことを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載のガス抜き袋体の製造方法。
【請求項8】
前記ガス抜き袋体において、前記前面部及び前記後面部が、前記両側部よりも上方に延在したことを特徴とする請求項7記載のガス抜き袋体の製造方法。
【請求項9】
前記ガス抜き袋体において、前記前面部の内面、前記後面部の内面及び前記両側部の内面に熱接着層を有することを特徴とする請求項8記載のガス抜き袋体の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ガス抜き袋体及びその製造方法、並びに、前記ガス抜き袋体を用いた袋詰め体に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
焙煎したコーヒー豆等のガスを発生する収容物を袋詰めした場合、コーヒー豆等から発生するガスが袋内に充満し袋が破裂するおそれがある。そこで、従来は、袋に特殊なバルブを装着して適度なガス抜きを行い、袋の内圧を調整している。
【0003】
しかし、このような特殊なバルブを装着した袋は、バルブの構成が嵩張り、袋の表面に凹凸ができてしまう不都合が生じる。しかも、袋に別部材のバルブを装着するため、製造コストが極めて高くなってしまう。
【0004】
これに対し、下記特許文献1には、極細糸を1ミクロンの空隙を形成させて束ねた解繊糸をポリエチレンによって成形された筒体の中央部にインサート成形して一体構造としたエチレンガスおよびガスを発生する収容物用の袋または容器に備えるガス抜きテープであって、袋または容器に挿入することで、容器の内部より発生するガスを外部に放出するとともに、外部の空気は侵入しないとの逆止弁効果を発揮するガス抜きテープが開示されている。
【0005】
このガス抜きテープを用いたガス抜き袋体では、前記バルブを用いないので、バルブの構成が嵩張って袋の表面に凹凸ができてしまう不都合が生ずることがないとともに、前記バルブに比べて前記ガス抜きテープは製造コストを抑えることができ、ひいては、前記ガス抜きテープを用いたガス抜き袋体の製造コストを低減することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2002-308341号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、前記特許文献1に開示されたガス抜きテープを用いた袋では、予めガス抜き袋体とは別に前記ガス抜きテープを用意しなければならないので、やはり製造コストが高くなってしまう。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、特殊なバルブを用いることなく、しかも、前記従来のガス抜きテープを用いたガス抜き袋体に比べて製造コストを低減することができるガス抜き袋体及びその製造方法、並びに、前記ガス抜き袋体を用いた袋詰め体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するための手段として、以下の各態様を提示する。第1の態様によるガス抜き袋体は、熱接着層を有する第1及び第2のシート部分同士が前記熱接着層の溶着によりヒートシールされ、上端に開口部を有するガス抜き袋体であって、当該ガス抜き袋体の内部空間と当該ガス抜き袋体の外部空間との間を連通する通気路を形成する糸を備え、前記糸の一方端部付近が、前記第1及び第2のシート部分間において、前記熱接着層により囲まれることによって保持されたものである。
【0010】
この第1の態様によれば、当該ガス抜き袋体の内部空間と当該ガス抜き袋体の外部空間との間を連通する通気路を形成する糸を備えているので、特殊なバルブが用いられていないことから、製造コストを低減することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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