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公開番号2024048976
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022155182
出願日2022-09-28
発明の名称コイル装置
出願人TDK株式会社
代理人前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類H01F 38/30 20060101AFI20240402BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】組み立て作業が容易なコイル装置を提供すること。
【解決手段】コイル装置100は、向かい合うように配置され、開閉可能な分割面11a,31aを有する2つの以上の磁性体片10a,30aで構成され、貫通孔を有する環状磁性体1aと、向かい合う分割面11a,31aが相互に近接する方向の力に抗する抵抗力を生じさせる緩衝機構50a1,50a2,50b1,50b2と、有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
向かい合うように配置され、開閉可能な分割面を有する2つの以上の磁性体片で構成され、貫通孔を有する環状磁性体と、
向かい合う前記分割面が相互に近接する方向の力に抗する抵抗力を生じさせる緩衝機構と、有するコイル装置。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記緩衝機構は、向かい合う前記分割面の間の距離を制御するように配置される対向部を有する請求項1に記載のコイル装置。
【請求項3】
一方の前記対向部は、突出部を有し、
他方の対向部は、前記突出部に接触する受け部を有する請求項2に記載のコイル装置。
【請求項4】
前記受け部は、前記受け部に働く力に応じて弾性的に幅を変化可能なスリットを有し、
前記スリットは、前記分割面が向かい合う方向に沿って延びるように配置してある請求項3に記載のコイル装置。
【請求項5】
前記環状磁性体は、前記環状磁性体の周方向の一部が巻線部の巻き軸空間を通過するように配置してある請求項1に記載のコイル装置。
【請求項6】
前記緩衝機構に生じる前記抵抗力より強い力で、相互に向かい合う前記分割面を接近させることが可能な固定具をさらに有する請求項1に記載のコイル装置。
【請求項7】
少なくとも1つの前記磁性体片を固定するベース部品をさらに有する請求項1に記載のコイル装置。
【請求項8】
前記磁性体片は、前記ベース部品の設置面に対して前記分割面の角度を変更可能に前記ベース部品に取り付けてある請求項7に記載のコイル装置。
【請求項9】
前記磁性体片の外周面の少なくとも一部を覆うケースをさらに有する請求項1~8のいずれかに記載のコイル装置。
【請求項10】
前記緩衝機構は、前記ケースの周方向の端部に具備してある請求項9に記載のコイル装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえばカレントセンサなどに使用可能なコイル装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
カレントセンサとして用いられるコイル装置として、特許文献1には、2つの分割コアが突き合わされた環状コアを有するクランプ式のカレントセンサが開示されている。特許文献1に示すようなコイル装置では、環状コアの貫通孔に電線が通されるように分割コアを組み立てて、カレントセンサとして使用される。
【0003】
特許文献1に示すようなコイル装置では、比較的に小電流を検出するカレントセンサとしては問題がないが、大電流を検知するためのカレントセンサとして用いる場合や、分割コアの重量が大きい場合には、取付作業に課題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-297921号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記の実情を鑑みてなされ、その目的は、組み立て作業が容易なコイル装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るコイル装置は、
向かい合うように配置され、開閉可能な分割面を有する2つの以上の磁性体片で構成され、貫通孔を有する環状磁性体と、
向かい合う前記分割面が相互に近接する方向の力に抗する抵抗力を生じさせる緩衝機構と、有する。
【0007】
このように構成することで、たとえば計測対象となるケーブルに大電流が流れている状態で、コイル装置の組み立て作業を行っても、向かい合う分割面に生じる磁力による磁性体片同士が接近する方向の力(重力も含めて)を、緩衝機構で緩和することができる。そのため、磁性体片同士の衝突が有効に回避できる。磁性体片の分割面をさらに接近させる場合には、個別に調節すればよく、組み立て作業により磁性体片同士の急な接触などでの損傷を有効に防止することができる。そのため、磁性体片の損傷を防止しつつ、容易に組み立て作業を行うことができる。
【0008】
前記緩衝機構は、向かい合う前記分割面の間の距離を制御するように配置される対向部を有するように構成してもよい。
【0009】
向かい合う分割面の間の距離を制御することで、磁性体片同士の衝突を有効に防止し、組み立て作業をより安全に行うことができる。
【0010】
一方の前記対向部は、突出部を有し、他方の対向部は、前記突出部に接触する受け部を有するように構成してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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