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公開番号2024048043
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022153873
出願日2022-09-27
発明の名称ステアリングスイッチ装置
出願人東洋電装株式会社
代理人個人,個人
主分類B62D 1/08 20060101AFI20240401BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】ステアリングホイールを手で把持した際、その手の位置に関わらず、把持状態を正確に検出することができるステアリングスイッチ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】ステアリングスイッチ装置1は、ステアリング9に設けられ、車両の装備品の駆動を操作可能なスイッチ部2と、スイッチ部2が収容されるスイッチケース3と、スイッチケース3に設けられ、ステアリングホイール92への人の手の接近を静電容量の変化によって検出するセンサ4とを備える。センサ4の電極5は、スイッチケース3における車両幅方向に沿った部位に設けられる第1部位51と、スイッチケース3において車両幅方向およびステアリングホイール92の回転軸方向に直交する方向に沿った部位に設けられる第2部位52とを有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ステアリングに設けられ、車両の装備品の駆動を操作可能なスイッチ部と、
前記スイッチ部が収容されるスイッチケースと、
前記スイッチケースに設けられ、前記ステアリングホイールへの人の手の接近を静電容量の変化によって検出するセンサと、を備え、
前記センサの電極は、前記スイッチケースにおける前記車両幅方向に沿った部位に設けられる第1部位と、前記スイッチケースにおいて前記車両幅方向および前記ステアリングホイールの回転軸方向に直交する方向に沿った部位に設けられる第2部位とを有する、ステアリングスイッチ装置。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記電極は、板状をなし、
前記第1部位および前記第2部位の大きさは、前記ステアリングホイールとの離間距離に比例して、前記第1部位および前記第2部位の幅および厚さのうちの少なくとも1つが増大する、請求項1に記載のステアリングスイッチ装置。
【請求項3】
前記第1部位の大きさは、前記第2部位の大きさよりも大きく形成されている、請求項2に記載のステアリングスイッチ装置。
【請求項4】
前記電極は、前記第1部位の前記ステアリングホイール内側端部から延在する第3部位を有し、
前記第3部位は、前記第1部位および前記第2部位の大きさと異なる、請求項1に記載のステアリングスイッチ装置。
【請求項5】
前記電極は、前記第3部位が前記第1部位および前記第2部位よりも大きく形成された、請求項4に記載のステアリングスイッチ装置。
【請求項6】
前記スイッチケースは、電気回路を有する基板を収容し、
前記電極は、1本または複数の導電体で形成され、一の前記導電体が前記基板と接続される接続部を有する、請求項1に記載のステアリングスイッチ装置。
【請求項7】
1本の前記導電体で形成された前記接続部は、前記第1部位または前記第2部位の一部を前記スイッチ部側に折り曲げて形成される、前記基板に導通可能な突出部を有する、請求項6に記載のステアリングスイッチ装置。
【請求項8】
複数の前記導電体で形成された前記接続部は、前記第1部位および前記第2部位の一部を前記スイッチ部側に折り曲げて形成される、前記基板に導通可能な突出部を有する、請求項6に記載のステアリングスイッチ装置。
【請求項9】
前記電極は、前記スイッチケースの側面に配置された、請求項1に記載のステアリングスイッチ装置。
【請求項10】
前記電極は、前記スイッチケースの側面に対向して配置された、請求項9に記載のステアリングスイッチ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ステアリングスイッチ装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
自動車のドアハンドルには、人の接近の有無、すなわち、人の手によってドアハンドルが把持されたか否かを人の手の接近に伴う静電容量の変化によって検出するセンサが内蔵されたものがある。このようなドアハンドルとして、特許文献1、特許文献2が開示されている。特許文献1に記載の発明は、ハンドル主部材とハンドル主部材の裏側に配置されたハンドルカバーとを有するドアハンドル本体と、ハンドル主部材とハンドルカバーとの間に配置され、静電容量の変化を検出するための検出電極を有するセンサ本体とを備える。この特許文献1に記載の発明では、ハンドルカバーが導電性を有することにより、検出電極における静電容量の変化の検出範囲を拡大することができる。特許文献2に記載の発明は、ドアハンドルと、ドアハンドル内に設けられ、静電容量の変化を検出するためのセンサ電極とを備える。この特許文献2に記載の発明では、センサ電極は、長尺状をなし、その長手方向に沿ってスリットが形成されている、すなわち、音叉状をなす部材で構成されている。このような形状により、ドアハンドルに設けられたアンテナとの電波干渉を防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-249672号公報
特許第3714129号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、導電性を有するハンドルカバーにより検出範囲を拡大することができるが、ハンドルカバーを組み付けるためハンドル主部材との隙間が生じ、その隙間から塵埃等が内部へ侵入する恐れがあり、侵入した塵埃によってセンサ本体が劣化する恐れがある。また、特許文献2に記載の発明では、ドアハンドルを把持する人の手の位置によって静電容量の変化代が変わることは考慮されていない。したがって、人の手によってドアハンドルが把持されたか否かの判定を正確に行えないことがある。
【0005】
本発明は、ステアリングホイールを手で把持した際、その手の位置に関わらず、把持状態を正確に検出することができるステアリングスイッチ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のステアリングスイッチ装置は、ステアリングに設けられ、車両の装備品の駆動を操作可能なスイッチ部と、前記スイッチ部が収容されるスイッチケースと、前記スイッチケースに設けられ、前記ステアリングホイールへの人の手の接近を静電容量の変化によって検出するセンサと、を備え、前記センサの電極は、前記スイッチケースにおける前記車両幅方向に沿った部位に設けられる第1部位と、前記スイッチケースにおいて前記車両幅方向および前記ステアリングホイールの回転軸方向に直交する方向に沿った部位に設けられる第2部位とを有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ステアリングホイールを手で把持した際、その手の位置に関わらず、把持状態を正確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1実施形態に係るステアリングスイッチ装置が搭載されたステアリングの正面図である。
図1に示すステアリングスイッチ装置が有するセンサのブロック図である。
図1に示すステアリングスイッチ装置(図1中の二点鎖線で囲まれた領域Aの内部構造)の分解斜視図である。
図3中の矢印B方向からセンサの電極を見たとき図である。
図1中のC-C線断面図である。
本発明の第2実施形態に係るステアリングスイッチ装置が有するセンサの電極の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の各実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、以下の各実施形態に記載されている構成はあくまで例示に過ぎず、本発明の範囲は各実施形態に記載されている構成によって限定されることはない。例えば、本発明を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。また、各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせることもできる。
【0010】
<第1実施形態>
以下、図1~図4を参照して、第1実施形態について説明する。図1に示すように、ステアリングスイッチ装置1は、車両のステアリング9に搭載され、車両のECU(不図示)と電気的に接続可能となっている。なお、車両には、例えば、乗用車やバス、トラック等の普通自動車、小型乗用車や小型トラック等の小型自動車、軽自動車や軽トラック等の軽自動車、ロードローラやブルドーザー等の大型特殊自動車、農耕用トラクタやフォークリフト等の小型特殊自動車等が含まれる。ステアリング9は、車両の運転手(運転者)から見て左に向けて突出するステアリングスポーク91Lと、右に向けて突出するステアリングスポーク91Rと、下に向けて突出するステアリングスポーク91Cとを備える。また、ステアリング9は、ステアリングコラム(図示せず)と略同心に、ステアリングスポーク91L、ステアリングスポーク91R、ステアリングスポーク91Cの各端部に連結された円形のステアリングホイール(リム)92を備える。車両の運転手は、ステアリングホイール92を操作することにより、車両の進行方向を転換することができる。ステアリングスポーク91Lとステアリングスポーク91Rとの間には、ホーンパッド93が設けられている。ホーンパッド93は、ステアリング9の回転中心と重なる位置に配置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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