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公開番号2024065549
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-15
出願番号2022174474
出願日2022-10-31
発明の名称ウインドウ駆動装置
出願人東洋電装株式会社
代理人個人,個人
主分類E05F 15/689 20150101AFI20240508BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】ウインドウの遠隔操作時における安全性のさらなる向上を図ること。
【解決手段】本発明のウインドウ駆動装置は、車両1に装備されたウインドウ10を開閉駆動する駆動装置11と、駆動装置によるウインドウの開閉駆動を制御する制御装置20と、を備え、制御装置20は、車両の内部に位置する操作装置にてウインドウを閉じる第一操作が行われた場合に、ウインドウの全閉位置近辺に位置する閉区間よりも開側に位置する第一区間において一定の第一速度でウインドウを閉じるよう駆動制御すると共に、閉区間において第一速度よりも低い速度でウインドウを閉じるよう駆動制御する第一駆動制御を行い、車両の外部に持ち出し可能な操作装置にてウインドウを閉じる第二操作が行われた場合に、第一区間において第一速度よりも低い速度でウインドウを閉じるよう駆動制御する第二駆動制御を行う。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
車両に装備されたウインドウを開閉駆動する駆動装置と、
前記駆動装置による前記ウインドウの開閉駆動を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記車両の内部に位置する操作装置にて前記ウインドウを閉じる第一操作が行われた場合に、前記ウインドウの全閉位置近辺に位置する閉区間よりも開側に位置する第一区間において一定の第一速度で前記ウインドウを閉じるよう駆動制御すると共に、前記閉区間において前記第一速度よりも低い速度で前記ウインドウを閉じるよう駆動制御する第一駆動制御を行い、
前記車両の外部に持ち出し可能な操作装置にて前記ウインドウを閉じる第二操作が行われた場合に、前記第一区間において前記第一速度よりも低い速度で前記ウインドウを閉じるよう駆動制御する第二駆動制御を行う、
ウインドウ駆動装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載のウインドウ駆動装置であって、
前記制御装置は、前記第二駆動制御を行う際に、前記第一区間において前記第一速度よりも低い一定の速度で前記ウインドウを閉じるよう駆動制御する、
ウインドウ駆動装置。
【請求項3】
請求項1に記載のウインドウ駆動装置であって、
前記制御装置は、前記第二駆動制御を行う際に、前記第一区間及び前記閉区間において前記第一速度よりも低い一定の速度で前記ウインドウを閉じるよう駆動制御する、
ウインドウ駆動装置。
【請求項4】
請求項3に記載のウインドウ駆動装置であって、
前記制御装置は、前記第二駆動制御を行う際に、前記第一駆動制御を行う際における前記閉区間での速度と同一の一定の速度で、前記第一区間及び前記閉区間において前記ウインドウを閉じるよう駆動制御する、
ウインドウ駆動装置。
【請求項5】
請求項3に記載のウインドウ駆動装置であって、
前記制御装置は、前記第一駆動制御を行う際に、前記閉区間において前記第二駆動制御による速度より高速となるように駆動制御する、
ウインドウ駆動装置。
【請求項6】
請求項3に記載のウインドウ駆動装置であって、
前記制御装置は、前記第二駆動制御を行う際に、前記ウインドウの全開位置近辺に位置する開区間を除いた残りの区間である前記第一区間及び前記閉区間において、前記第一速度よりも低い一定の速度でウインドウを閉じるよう駆動制御する、
ウインドウ駆動装置。
【請求項7】
請求項1に記載のウインドウ駆動装置であって、
前記制御装置は、前記車両から検出した前記車両の状態を表す車両状態信号が予め設定された値であり、かつ、前記第二操作が行われた場合に、前記第二駆動制御を行う、
ウインドウ駆動装置。
【請求項8】
請求項7に記載のウインドウ駆動装置であって、
前記制御装置は、前記車両状態信号が前記車両が停止していることを表す値であり、かつ、前記第二操作が行われた場合に、前記第二駆動制御を行う、
ウインドウ駆動装置。
【請求項9】
請求項8に記載のウインドウ駆動装置であって、
前記制御装置は、前記車両状態信号であるシフトレバーの位置、サイドブレーキの状態、車速、のうち、少なくとも1つの値が前記車両が停止していることを表す値であり、かつ、前記第二操作が行われた場合に、前記第二駆動制御を行う、
ウインドウ駆動装置。
【請求項10】
車両に装備されたウインドウの開閉駆動を制御するウインドウ駆動制御方法であって、
前記車両の内部に位置する操作装置にて前記ウインドウを閉じる第一操作が行われた場合に、前記ウインドウの全閉位置近辺に位置する閉区間よりも開側に位置する第一区間において一定の第一速度で前記ウインドウを閉じるよう駆動制御すると共に、前記閉区間において前記第一速度よりも低い速度で前記ウインドウを閉じるよう駆動制御する第一駆動制御を行い、
前記車両の外部に持ち出し可能な操作装置にて前記ウインドウを閉じる第二操作が行われた場合に、前記第一区間において前記第一速度よりも低い速度で前記ウインドウを閉じるよう駆動制御する第二駆動制御を行う、
ウインドウ駆動制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のウインドウを開閉駆動するウインドウ駆動装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
車両に搭載されたウインドウを開閉駆動するウインドウ駆動装置として、特許文献1に示す装置が開示されている。特許文献1では、操作者がウインドウを遠隔操作する際に、車両の周辺状況を確認できないことがあるため、異物との干渉の発生リスクを抑制する技術が記載されている。具体的に、特許文献1に記載の装置では、まず、車両に搭載の操作スイッチにてウインドウを閉じるよう駆動する場合には、特許文献1の図2(a)に示すように、通常速度として、区間A1では一定の速度V1で駆動し、全閉状態手前の区間A3,A2では、それまでの一定の速度V1よりも低い速度で駆動している。これに対して、操作者がウインドウを遠隔操作する際には、イグニッションスイッチがオフである場合に、特許文献1の図2(c)に示すように、区間A1では上述した一定の速度V1で駆動するものの、上述した全閉状態手前の区間よりもさらに開方向側の区間から、一定の速度V1よりも低い速度で駆動している。つまり、特許文献1では、通常は全閉状態手前の区間で低速とし、遠隔操作する際には、低速とする区間をさらに開方向側に広く設定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6955204号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、遠隔操作時には、操作者がウインドウを十分に確認できない場合もあり、上述した低速区間を広く設定したとしても、挟み込み発生の可能性について改善の余地があった。
【0005】
本発明の目的は、ウインドウの遠隔操作時における安全性のさらなる向上を図ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一形態であるウインドウ駆動装置は、
車両に装備されたウインドウを開閉駆動する駆動装置と、
前記駆動装置による前記ウインドウの開閉駆動を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
車両の内部に位置する操作装置にて前記ウインドウを閉じる第一操作が行われた場合に、前記ウインドウの全閉位置近辺に位置する閉区間よりも開側に位置する第一区間において一定の第一速度で前記ウインドウを閉じるよう駆動制御すると共に、前記閉区間において前記第一速度よりも低い速度で前記ウインドウを閉じるよう駆動制御する第一駆動制御を行い、
車両の外部に持ち出し可能な操作装置にて前記ウインドウを閉じる第二操作が行われた場合に、前記第一区間において前記第一速度よりも低い速度で前記ウインドウを閉じるよう駆動制御する第二駆動制御を行う、
という構成をとる。
【0007】
本発明の一形態であるウインドウ駆動制御方法は、
車両に装備されたウインドウの開閉駆動を制御するウインドウ駆動制御方法であって、
車両の内部に位置する操作装置にて前記ウインドウを閉じる第一操作が行われた場合に、前記ウインドウの全閉位置近辺に位置する閉区間よりも開側に位置する第一区間において一定の第一速度で前記ウインドウを閉じるよう駆動制御すると共に、前記閉区間において前記第一速度よりも低い速度で前記ウインドウを閉じるよう駆動制御する第一駆動制御を行い、
車両の外部に持ち出し可能な操作装置にて前記ウインドウを閉じる第二操作が行われた場合に、前記第一区間において前記第一速度よりも低い速度で前記ウインドウを閉じるよう駆動制御する第二駆動制御を行う、
という構成をとる。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、以上のように構成されることにより、車両のウインドウの遠隔操作時における安全性のさらなる向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1の実施形態におけるウインドウ駆動装置の構成を示すブロック図である。
図1に開示した制御装置の構成を示すブロック図である。
図1に開示したウインドウを閉じるときの速度を示す図である。
図1に開示したウインドウを閉じるときの速度を示す図である。
図1に開示したウインドウを閉じるときの速度を示す図である。
図1に開示したウインドウ駆動装置の動作を示すフローチャートである。
図1に開示したウインドウ駆動装置の動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図1乃至図7を参照して説明する。図1乃至図2は、ウインドウ駆動装置の構成を説明するための図であり、図3乃至図7は、ウインドウ駆動装置の動作を説明するための図である。
(【0011】以降は省略されています)

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