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公開番号2024070421
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-23
出願番号2022180898
出願日2022-11-11
発明の名称スイッチ装置
出願人東洋電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H01H 13/10 20060101AFI20240516BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】押圧操作時の操作部の姿勢に関わらず、移動端子部と固定端子部とを確実に接触させることができるスイッチ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】スイッチ装置1は、操作部32と、操作部32を押圧操作の方向と反対方向に付勢する付勢部33と、操作部32に対する押圧操作により操作部32とともに移動する移動端子部4と、押圧操作によって移動端子部4が移動した際に移動端子部4に接触する固定端子部7を備える。移動端子部4は、板状部材で構成され、押圧操作により、板状部材の縁部側よりも中心側の方が優先して固定端子部7に向かって弾性変形して、固定端子部7と接触する変形部41を有する。固定端子部7は、接地用のグランド電極70と、グランド電極70の対極となる少なくとも1つの第1電極71および第2電極72とを有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
押圧操作される操作部と、
前記操作部を前記押圧操作の方向と反対方向に付勢する付勢部と、
導電性を有し、前記操作部に対する押圧操作により前記操作部とともに移動する移動端子部と、
導電性を有し、前記移動端子部に対向して設けられ、前記押圧操作によって前記移動端子部が移動した際に該移動端子部に接触する固定端子部を備え、
前記移動端子部は、板状部材で構成され、前記押圧操作により、前記板状部材の縁部側よりも中心側の方が優先して前記固定端子部に向かって弾性変形して、前記固定端子部と接触する変形部を有し、
前記固定端子部は、接地用のグランド電極と、該グランド電極の対極となる少なくとも1つの第1電極および第2電極と、を有する、スイッチ装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記移動端子部は、前記付勢部に配置され、前記押圧操作前の状態では前記固定端子部と反対側に隆起した形状をなし、該形状が弾性変形により反転可能な反転バネである、請求項1に記載のスイッチ装置。
【請求項3】
前記移動端子部および前記固定端子部は、平面視で円形をなすものである、請求項2に記載のスイッチ装置。
【請求項4】
前記変形部は、前記押圧操作を解除することにより、形状が復元する、請求項1に記載のスイッチ装置。
【請求項5】
前記移動端子部および前記固定端子部と電気的に接続され、前記スイッチ装置を制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記グランド電極と前記第1電極とが電気的に接続され、かつ前記グランド電極と前記第2電極とが電気的に接続されたことにより、前記操作部により前記スイッチ装置が操作されたと判断する、請求項4に記載のスイッチ装置。
【請求項6】
前記第1電極および前記第2電極の配置数とは、同数であり、それぞれ、分散して配置され、
前記制御部は、前記第1電極の分散された電極の導通および前記第2電極の分散された電極の導通の有無により故障の判断をする、請求項5に記載のスイッチ装置。
【請求項7】
前記グランド電極は、前記第1電極および前記第2電極が配置された外周部に配置され、
前記第1電極と前記第2電極とは、前記グランド電極の周方向に沿って交互に配置されている、請求項6に記載のスイッチ装置。
【請求項8】
前記第1電極および前記第2電極は複数配置され、
前記グランド電極は、前記第1電極および前記第2電極が配置された外周部に配置され、
前記移動端子部は、前記変形部が前記第1電極および前記第2電極と接触し、前記変形部以外の部分が前記グランド電極と接触する、請求項7に記載のスイッチ装置。
【請求項9】
前記移動端子部を構成する前記板状部材は、平面視で円形の孔部を中心部に備え、
前記移動端子部が反転した際に、前記孔部の縁部が前記第1電極及び前記第2電極に跨って接触する、請求項7に記載のスイッチ装置。
【請求項10】
前記移動端子部は、前記固定端子部を覆うように配置されており、
前記変形部以外の部分は、前記押圧操作の有無に関わらず前記グランド電極と接触するか、または、前記押圧操作前の状態では前記グランド電極から離間し、前記押圧操作により前記グランド電極と接触する、請求項5に記載のスイッチ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スイッチ装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
車両のエンジンスタートスイッチとして、プリント基板上にパターン形成された固定接点と、操作ノブの押し込み操作に連動させて固定接点に接触してスイッチングする可動接点とを備えたスイッチ装置(例えば特許文献1参照)が知られている。特許文献1に記載のスイッチ装置では、固定接点は、可動接点と対向する領域の中央部分から放射状に形成した帯状パターンからなる共通接点部と、共通接点部の帯状パターンを挟んで対称的に設けた第1接点部および第2接点部とで構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6146205号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このスイッチ装置では、押し込み操作時の操作ノブの姿勢によっては、固定接点と可動接点とが接触しない、すなわち、接触不良となるおそれがある。例えば押圧操作時の操作ノブの姿勢が当該押圧操作方向に対して傾斜している場合、その傾斜の程度によっては、接触不良が生じる。この場合、スイッチ装置はON状態とならない。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものである。本発明は、押圧操作時の操作部の姿勢に関わらず、移動端子部と固定端子部とを確実に接触させることができるスイッチ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のスイッチ装置は、押圧操作される操作部と、前記操作部を前記押圧操作の方向と反対方向に付勢する付勢部と、導電性を有し、前記操作部に対する押圧操作により前記操作部とともに移動する移動端子部と、導電性を有し、前記移動端子部に対向して設けられ、前記押圧操作によって前記移動端子部が移動した際に該移動端子部に接触する固定端子部を備え、前記移動端子部は、板状部材で構成され、前記押圧操作により、前記板状部材の縁部側よりも中心側の方が優先して前記固定端子部に向かって弾性変形して、前記固定端子部と接触する変形部を有し、前記固定端子部は、接地用のグランド電極と、該グランド電極の対極となる少なくとも1つの第1電極および第2電極と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、押圧操作時の操作部の姿勢に関わらず、移動端子部と固定端子部とを確実に接触させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態のスイッチ装置を示す分解斜視図である。
図1に示すスイッチ装置の回路図である。
図1に示すスイッチ装置(OFF状態)の内部構造を示す縦断面図である。
図3に示す内部構造の作動状態(OFF状態)を示す概略縦断面図である。
図3に示す内部構造の作動状態(ON状態)を示す概略縦断面図である。
図1に示すスイッチ装置が有する固定端子部の平面図である。
第2実施形態のスイッチ装置が有する固定端子部の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の各実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、以下の各実施形態に記載されている構成はあくまで例示に過ぎず、本発明の範囲は各実施形態に記載されている構成によって限定されることはない。例えば、本発明を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。また、各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせることもできる。
【0010】
<第1実施形態>
以下、図1~図6を参照して、第1実施形態について説明する。なお、以下では、説明の都合上、図1、図3~図5中の上側を「上(または上方)」、下側を「下(または下方)」と言う。図1は、第1実施形態のスイッチ装置を示す分解斜視図である。図2は、図1に示すスイッチ装置の回路図である。図3は、図1に示すスイッチ装置(OFF状態)の内部構造を示す縦断面図である。図4は、図3に示す内部構造の作動状態(OFF状態)を示す概略縦断面図である。図5は、図3に示す内部構造の作動状態(ON状態)を示す概略縦断面図である。図6は、図1に示すスイッチ装置が有する固定端子部の平面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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