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公開番号2024047665
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022153285
出願日2022-09-27
発明の名称積層体および包装袋
出願人藤森工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B32B 27/32 20060101AFI20240401BHJP(積層体)
要約【課題】リサイクル性に優れ、無溶剤でも安定した印刷層を形成することが可能な積層体および包装袋を提供する。
【解決手段】ポリオレフィン系樹脂から形成されたポリオレフィン系樹脂層11に、UV硬化型インキまたはEB硬化型インキからなる印刷層13を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ポリオレフィン系樹脂から形成されたポリオレフィン系樹脂層に、UV硬化型インキまたはEB硬化型インキからなる印刷層を有することを特徴とする積層体。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記積層体が前記ポリオレフィン系樹脂層を2層以上有し、前記積層体の外面または層間に前記印刷層を有することを特徴とする請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
前記2層以上のポリオレフィン系樹脂層が、ポリエチレン系樹脂層からなる基材層およびシーラント層を有することを特徴とする請求項2に記載の積層体。
【請求項4】
前記基材層が乳白色に着色されていることを特徴とする請求項3に記載の積層体。
【請求項5】
前記基材層に前記印刷層が設けられ、前記基材層が、融点が130℃以下の直鎖状ポリエチレン樹脂からなる二軸延伸フィルムであることを特徴とする請求項3に記載の積層体。
【請求項6】
前記2層以上のポリオレフィン系樹脂層の間は、印刷層を介することなく、接着層を介して接着されていることを特徴とする請求項2に記載の積層体。
【請求項7】
前記2層以上のポリオレフィン系樹脂層の間が、押出樹脂層、無溶剤型接着剤層、紫外線硬化型接着剤層のいずれかによって接着されていることを特徴とする請求項2に記載の積層体。
【請求項8】
少なくとも1の部材が、請求項1~7のいずれか1項に記載の積層体から形成されていることを特徴とする包装袋。
【請求項9】
少なくとも胴部材が前記積層体から形成されていることを特徴とする請求項8に記載の包装袋。
【請求項10】
折り線を有する底部材が前記積層体から形成されていることを特徴とする請求項8に記載の包装袋。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、積層体および包装袋に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、油性インキ、水性インキ等の印刷インキを用いて基材に印刷を施し、着色フィルムからなる熱融着性フィルムを積層して、白ベタ印刷における有機溶剤を低減し得る包装材料が記載されている。
特許文献2には、注出口の基材に、紫外線硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂、熱硬化性樹脂等の硬化性樹脂を塗布または貼着して、補強層を設けた包装袋が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-75351号公報
特開2004-338753号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
プラスチック製容器包装の使用後の回収に関して、2種以上の樹脂を含む包装袋はリサイクルが難しいため、単一の樹脂を用いるモノマテリアルの容器包装が提唱されている。単一の樹脂として、ポリエチレン系樹脂は安価で加工も容易である。しかし、ポリエチレン系樹脂を用いたフィルムやパウチは、溶剤を吸収したり、乾燥時の熱に影響されたりするため、安定した印刷層の形成に課題がある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、リサイクル性に優れ、無溶剤でも安定した印刷層を形成することが可能な積層体および包装袋を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本発明は、以下の態様を提供する。
第1の態様は、ポリオレフィン系樹脂から形成されたポリオレフィン系樹脂層に、UV硬化型インキまたはEB硬化型インキからなる印刷層を有することを特徴とする積層体である。
第2の態様は、第1の態様において、前記積層体が前記ポリオレフィン系樹脂層を2層以上有し、前記積層体の外面または層間に前記印刷層を有することを特徴とする積層体である。
【0007】
第3の態様は、第2の態様において、前記2層以上のポリオレフィン系樹脂層が、ポリエチレン系樹脂層からなる基材層およびシーラント層を有することを特徴とする積層体である。
第4の態様は、第3の態様において、前記基材層が乳白色に着色されていることを特徴とする積層体である。
第5の態様は、第3または4の態様において、前記基材層に前記印刷層が設けられ、前記基材層が、融点が130℃以下の直鎖状ポリエチレン樹脂からなる二軸延伸フィルムであることを特徴とする積層体である。
【0008】
第6の態様は、第2~5のいずれか1の態様において、前記2層以上のポリオレフィン系樹脂層の間は、印刷層を介することなく、接着層を介して接着されていることを特徴とする積層体である。
第7の態様は、第2~6のいずれか1の態様において、前記2層以上のポリオレフィン系樹脂層の間が、押出樹脂層、無溶剤型接着剤層、紫外線硬化型接着剤層のいずれかによって接着されている。
【0009】
第8の態様は、少なくとも1の部材が、第1~7のいずれか1の態様の積層体から形成されていることを特徴とする包装袋である。
第9の態様は、第8の態様において、少なくとも胴部材が前記積層体から形成されていることを特徴とする包装袋である。
第10の態様は、第8または第9の態様において、折り線を有する底部材が前記積層体から形成されていることを特徴とする包装袋である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、UV硬化型インキまたはEB硬化型インキからなる印刷層を有することにより、リサイクル性に優れ、無溶剤でも安定した印刷層を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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