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公開番号2024046933
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-05
出願番号2022152315
出願日2022-09-26
発明の名称列車監視システム
出願人株式会社日立国際電気
代理人個人,個人,個人
主分類B61L 23/00 20060101AFI20240329BHJP(鉄道)
要約【課題】ドア付近の様子の確認だけでなく、車両内の様子の確認も適切に行うことが可能な列車監視システムを提供する。
【解決手段】列車監視システムは、列車の各車両の外側に取り付けられた車外カメラ12と、列車の各車両の内側に取り付けられた車内カメラ13と、車外カメラ12により撮影された車外映像又は車内カメラ13により撮影された車内映像を表示するモニタ14とを備える。そして、モニタ14の表示モードとして、車外映像の表示形式を定めた車外映像用表示設定データに従って、各車両の車外映像を表示する車外映像表示モードと、車外映像用表示設定データとは別に車内映像の表示形式を定めた車内映像用表示設定データに従って、各車両の車内映像を表示する車内映像表示モードとを有する。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
列車の各車両の外側に取り付けられた車外カメラと、前記列車の各車両の内側に取り付けられた車内カメラと、前記車外カメラにより撮影された車外映像又は前記車内カメラにより撮影された車内映像を表示するモニタとを備えた列車監視システムにおいて、
前記モニタの表示モードとして、車外映像の表示形式を定めた第1の設定データに従って、各車両の車外映像を表示する第1の表示モードと、前記第1の設定データとは別に車内映像の表示形式を定めた第2の設定データに従って、各車両の車内映像を表示する第2の表示モードとを有することを特徴とする列車監視システム。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
請求項1に記載の列車監視システムにおいて、
前記モニタに対するタッチ操作に応じて、前記第1の表示モードと前記第2の表示モードの切り替えが可能であることを特徴とする列車監視システム。
【請求項3】
請求項1に記載の列車監視システムにおいて、
前記第1の設定データは、車外映像について複数の表示形式を定めており、
前記モニタに対するタッチ操作に応じて、前記第1の表示モードで使用する表示形式の切り替えが可能であることを特徴とする列車監視システム。
【請求項4】
請求項1に記載の列車監視システムにおいて、
前記第2の設定データは、車内映像について複数の表示形式を定めており、
前記モニタに対するタッチ操作に応じて、前記第2の表示モードで使用する表示形式の切り替えが可能であることを特徴とする列車監視システム。
【請求項5】
請求項2に記載の列車監視システムにおいて、
前記第2の設定データは、車内映像について複数の表示形式を定めており、
前記第1の表示モードから前記第2の表示モードへの切り替えを指示するタッチ操作には、前記第2の表示モードで使用する表示形式の選択が含まれることを特徴とする列車監視システム。
【請求項6】
請求項2に記載の列車監視システムにおいて、
前記第1の設定データは、車外映像について複数の表示形式を定めており、
前記第2の表示モードから前記第1の表示モードへの切り替えを指示するタッチ操作には、前記第1の表示モードで使用する表示形式の選択が含まれることを特徴とする列車監視システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、列車をカメラの映像により監視する列車監視システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
鉄道車両の運行において、利用客が少なく、運行する車両編成が短い路線には、運転士一人によるワンマン運転が採用されている。労働人口の減少に伴う人口動態から鉄道員自体も減少するトレンドの中で、各鉄道事業者はワンマン運転を適用する路線や編成車両数を増やす方針を採っている。しかしながら、編成車両数を増やすと運転士一人による安全確認作業の負担が重くなり、見落としによる事故が発生しやすくなることが懸念される。
【0003】
従来、ワンマン運転を支援するために、各駅のプラットホームに設置したカメラ及びモニタ、あるいはミラーを用いて、乗客の乗降状況を確認するシステムが利用されている。また、列車側にカメラ及びモニタを設置した車側カメラシステムもあり、インフラ設備に対する保守が不要なことから、近年広まってきている。
【0004】
本発明に係る技術分野の従来技術としては、以下のようなものがある。例えば、特許文献1には、モニタの画面領域を複数のエリアに分割し、各車両のカメラによって撮影された複数のカメラ映像を各エリアにそれぞれ割り当てて表示させる列車監視システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-113602号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の列車監視システムは、各車両の外側に取り付けられたカメラでドア付近を撮影した車外映像を運転室内のモニタに表示することで、運転士が列車に乗り降りする乗客の様子をその場で監視できるように構成されていた。具体的には、例えば、プラットホーム側の全てのドアの様子を確認できるように、各車両のドア付近を捉えた複数の車外映像を、モニタの画面領域を複数に分割した各エリアに割り当てて表示していた。更に近年では、各車両の内側にもカメラを取り付けて車内映像をモニタに表示することで、車両内の様子も確認できるようにすることも検討されている。
【0007】
列車の運転室は、大画面のモニタや複数台のモニタを設置するスペースが十分ではなく、運転士の作業や視界に及ぼす影響が小さくなるように、例えば、10~12インチ程度の小型モニタを1台だけ設置する構成が採用される。このような状況の下、複数の車外映像を表示するモニタに車内映像を単純に追加表示するだけでは、モニタの表示が複雑化して見づらくなってしまう。その結果、本来の目的であるドア付近(乗客の乗り降り)の様子の確認に支障が出る懸念がある。また、車外映像は、車内映像とは目的や用途が異なるため、その違いを考慮して表示形式を定める必要もある。
【0008】
本発明は、上記のような従来の事情に鑑みて為されたものであり、ドア付近の様子の確認だけでなく、車両内の様子の確認も適切に行うことが可能な列車監視システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するために、本発明の一態様に係る列車監視システムは、以下のように構成される。
すなわち、列車の各車両の外側に取り付けられた車外カメラと、列車の各車両の内側に取り付けられた車内カメラと、車外カメラにより撮影された車外映像又は車内カメラにより撮影された車内映像を表示するモニタとを備えた列車監視システムにおいて、モニタの表示モードとして、車外映像の表示形式を定めた第1の設定データに従って、各車両の車外映像を表示する第1の表示モードと、第1の設定データとは別に車内映像の表示形式を定めた第2の設定データに従って、各車両の車内映像を表示する第2の表示モードとを有する。
【0010】
ここで、モニタに対するタッチ操作に応じて、第1の表示モードと第2の表示モードの切り替えを可能にしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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