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公開番号2023079125
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021203741
出願日2021-11-26
発明の名称踏切遮断機
出願人個人
代理人
主分類B61L 29/04 20060101AFI20230531BHJP(鉄道)
要約【課題】鉄道交通と道路交通との衝突事故を防ぐために、回転軸に引き戸を設けた踏切遮断機を提供する。
【解決手段】踏切遮断機は、垂直に立てられた回転軸1および、回転軸1の下部に設けられた動力装置2、回転軸1を支柱とする引き戸4と、引き戸4を駆動する動力装置3を備える。動力装置2および動力装置3は、道路幅に応じた長さに引き戸4を駆動し、踏切遮断機として遮断すべき距離の変化に対応する。道路幅や線路幅が広い場合には、踏切遮断機の数を増やすことで対応する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
直立した回転軸（１）の一端に動力装置（２）を設け、回転軸（１）に動力装置（３）を備えた引き戸（４）を設けたことを特徴とする踏切遮断機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
この発明は、鉄道の踏切における、鉄道交通と道路交通との衝突事故を防ぐための、踏切遮断機に関するものである。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、鉄道における踏切遮断機は、昇開式・片側腕木式・両側腕木式・引戸式・綱張り式の各種（昭和２３年国鉄総裁通達）があったが、これらは列車の接近・通過時に道路交通を遮断するのみであった。（非特許文献１）
【先行技術文献】
【非特許文献】
【０００３】
２０１４年１月、ＲＲＲ第７１巻第１号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
これは、つぎのような欠点があった。
（イ）列車の接近・通過時以外には、線路内への立ち入りを防ぐ機能はなかった。
（ロ）踏切内に取り残されることによる事故が発生していた。
本発明は、以上のような欠点をなくすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
垂直に立てた回転軸（１）の下部に動力装置（２）を設け、回転軸（１）に動力装置（３）を備えた引き戸（４）を設ける。
本発明は、以上の構成よりなる踏切遮断機である。
【発明の効果】
【０００６】
（イ）列車の接近・通過時以外でも、歩行者・道路交通車両の線路内立ち入りを防ぐことができる。
（ロ）踏切内に歩行者・道路交通車両が取り残されることを防ぐことができる。
（ハ）引き戸は遮断桿に比べて存在感があり、無謀な強行突破を防ぐことができる。
（二）引き戸を防音壁・防風壁として用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
本発明の斜視図である。
本発明による踏切遮断機が道路に対して開放状態にあることを示す説明図である。
本発明による踏切遮断機が道路に対して閉じ始めた状態を示す説明図である。
本発明による踏切遮断機が道路に対して中間まで閉じた状態を示す説明図である。
本発明による踏切遮断機が道路に対してほぼ閉じた状態を示す説明図である。
本発明による踏切遮断機が道路に対して完全に閉じた状態を示す説明図である。
本発明の踏切遮断機を多数用いた踏切の形態を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
踏切の四隅に、下部に動力装置（２）を備えた回転軸（１）を設け、回転軸（１）を支柱として引き戸（４）と引き戸（４）を駆動するための動力装置（３）を設ける。
本発明を作用させる際には、［図２］あるいは［図６］の状態と［図４］の状態とでは、遮断すべき距離が異なるが、引き戸（４）を作動させることにより、距離の変化には対応できる。
道路幅や線路幅が広い場合には、［図７］にしめすように踏切遮断機の数を増やすことで対応できる。
【符号の説明】
【０００９】
１回転軸
２動力装置
３動力装置
４引き戸

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