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公開番号2024043806
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022149002
出願日2022-09-20
発明の名称車両用窓ガラス
出願人AGC株式会社
代理人弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類H01Q 1/32 20060101AFI20240326BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ガラス板にデフォッガ及びアンテナを適切に配置し、防曇、防氷機能とアンテナ性能の両立化ができる車両用窓ガラスを提供する。
【解決手段】車両用窓ガラス1は、ガラス板10と、アンテナ40と、デフォッガ20と、を備え、デフォッガ20は、第1バスバー21a及び第2バスバー21bと、ヒータ線群22と、ヒータ線群22よりも上方に位置するヒータ上位線30と、を有し、ヒータ上位線30は、第1バスバー21aと接続された第1端31と、第2バスバー21bと接続された第2端32と、第1端31と第2端32との間において上方に突出する凸状部33と、凸状部33と異なる位置に配置され、複数の屈曲点を有する屈曲部34と、を有し、アンテナ40の少なくとも一部は、凸状部33の内側の領域に配置され、凸状部33は、水平方向に延伸する霜取り部35を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車体後部の窓枠に取り付けられる車両用窓ガラスであって、
ガラス板と、
前記ガラス板に設けられ、所定の周波数帯の電波を受信可能なアンテナと、
前記ガラス板に設けられる通電加熱式のデフォッガと、
を備え、
前記車両用窓ガラスを前記窓枠に取り付けた状態で平面視したとき、水平面に平行な方向を水平方向とし、前記水平方向に直角な方向を垂直方向と定義すると、
前記デフォッガは、
前記水平方向に延在するヒータ線が、前記垂直方向に並んだヒータ線群と、
前記ヒータ線群よりも上方に位置するヒータ上位線と、
前記ガラス板の前記水平方向での両端側において前記垂直方向に延在し、前記ヒータ線群及び前記ヒータ上位線に給電する第1バスバー及び第2バスバーと、を有し、
前記ヒータ上位線は、
前記第1バスバーと接続された第1端と、
前記第2バスバーと接続された第2端と、
前記第1端と前記第2端との間において、前記第1バスバー及び前記第2バスバーの少なくとも一方側で上方に突出する凸状部と、
前記第1端と前記第2端との間において、前記凸状部と異なる位置に配置され、複数の屈曲点を有する屈曲部と、を有し、
前記アンテナの少なくとも一部は、前記凸状部の内側の領域に配置され、
前記凸状部の前記垂直方向の幅は、前記ヒータ線群の前記垂直方向に隣り合う2本の前記ヒータ線の間隔よりも広く、
前記凸状部は、前記水平方向に延伸する霜取り部を含む、
車両用窓ガラス。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記ヒータ上位線のうち、前記屈曲部又は前記屈曲部の近傍で、前記ヒータ線群と前記垂直方向で最も近接する部分を通って、前記水平方向に延伸する仮想直線を定義したとき、
前記アンテナの少なくとも一部は、前記仮想直線と前記凸状部に囲まれた領域内に配置されている、
請求項1に記載の車両用窓ガラス。
【請求項3】
前記屈曲部は、半ループ形状である、
請求項1に記載の車両用窓ガラス。
【請求項4】
前記屈曲部は、前記ガラス板の所定領域を60%以上囲う、
請求項3に記載の車両用窓ガラス。
【請求項5】
前記所定領域は、前記ガラス板の平面視において、三角形又は台形状である、
請求項4に記載の車両用窓ガラス。
【請求項6】
前記屈曲部は、前記台形状の上底及び下底の少なくとも一方と並走する部分を有する、
請求項5に記載の車両用窓ガラス。
【請求項7】
前記所定領域は、前記ガラス板と対向する電子機器の光学領域を含む、
請求項4に記載の車両用窓ガラス。
【請求項8】
前記ヒータ上位線は、単線である、請求項1から7のいずれか一項に記載の車両用窓ガラス。
【請求項9】
前記屈曲部は、前記デフォッガの前記水平方向における中央領域に配置される、
請求項1から7のいずれか一項に記載の車両用窓ガラス。
【請求項10】
前記アンテナは、前記水平方向の長さが前記垂直方向の長さよりも長い、
請求項1から7のいずれか一項に記載の車両用窓ガラス。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用窓ガラスに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
車両のリアガラスには、ガラスの結露(曇り)を取り除くためのデフォッガと、所定周波数帯の電波を受信するアンテナとが設けられている車両用窓ガラスが実用化されている。また、車種によっては、リアガラスにおけるワイパーブレードの停止位置には、凍結防止用のワイパーデアイサーが設けられている。なお、ワイパーデアイサーは、デフォッガの一部を構成する。
【0003】
下記特許文献1には、自動車の後部窓ガラスの加熱導電線条からなるデフォッガの上部または側部余白部にAM/FM放送波用アンテナとTV放送波用アンテナを設け、デフォッガの下部にデフォッガ用バスバーから給電されるワイパーデアイサーを設けたガラスアンテナが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-159318号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年の車種では、ワイパーの待機位置がリアガラスの下部ではなく上部に配置されるものがある。また、このような車種では、リアガラスの上部に対向する形でバックモニタ用のカメラ等の電子機器が搭載されるケースが多い。このような背景の下、リアガラスの限られた領域の中で、電子機器等の搭載領域の確保に加え、デフォッガ及びアンテナを適切に配置し、さらに、防曇、防氷機能とアンテナ性能の両立化が求められている。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、ガラス板の所定の領域にデフォッガ及びアンテナを適切に配置し、防曇、防氷機能とアンテナ性能の両立化ができる車両用窓ガラスを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記課題を解決するために、以下の構成を備える。
[1]車体後部の窓枠に取り付けられる車両用窓ガラスであって、ガラス板と、前記ガラス板に設けられ、所定の周波数帯の電波を受信可能なアンテナと、前記ガラス板に設けられる通電加熱式のデフォッガと、を備え、前記車両用窓ガラスを前記窓枠に取り付けた状態で平面視したとき、水平面に平行な方向を水平方向とし、前記水平方向に直角な方向を垂直方向と定義すると、前記デフォッガは、前記水平方向に延在するヒータ線が、前記垂直方向に並んだヒータ線群と、前記ヒータ線群よりも上方に位置するヒータ上位線と、前記ガラス板の前記水平方向での両端側において前記垂直方向に延在し、前記ヒータ線群及び前記ヒータ上位線に給電する第1バスバー及び第2バスバーと、を有し、前記ヒータ上位線は、前記第1バスバーと接続された第1端と、前記第2バスバーと接続された第2端と、前記第1端と前記第2端との間において、前記第1バスバー及び前記第2バスバーの少なくとも一方側で上方に突出する凸状部と、前記第1端と前記第2端との間において、前記凸状部と異なる位置に配置され、複数の屈曲点を有する屈曲部と、を有し、前記アンテナの少なくとも一部は、前記凸状部の内側の領域に配置され、前記凸状部の前記垂直方向の幅は、前記ヒータ線群の前記垂直方向に隣り合う2本の前記ヒータ線の間隔よりも広く、前記凸状部は、前記水平方向に延伸する霜取り部を含む、車両用窓ガラス。
【0008】
[2]前記ヒータ上位線のうち、前記屈曲部又は前記屈曲部の近傍で、前記ヒータ線群と前記垂直方向で最も近接する部分を通って、前記水平方向に延伸する仮想直線を定義したとき、前記アンテナの少なくとも一部は、前記仮想直線と前記凸状部に囲まれた領域内に配置されている、[1]に記載の車両用窓ガラス。
【0009】
[3]前記屈曲部は、半ループ形状である、[1]又は[2]に記載の車両用窓ガラス。
【0010】
[4]前記屈曲部は、前記ガラス板の所定領域を60%以上囲う、[1]から[3]のいずれかに記載の車両用窓ガラス。
(【0011】以降は省略されています)

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