TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024041406
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-27
出願番号2022146217
出願日2022-09-14
発明の名称金属板の締結構造、該金属板の締結構造を含む機器コネクタ、及びワイヤハーネス
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 4/34 20060101AFI20240319BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】本発明は、組み立て作業性の向上を図った金属板の締結構造、該金属板の締結構造を含む機器コネクタ、及びワイヤハーネスを提供することを目的とする。
【解決手段】
金属板の締結構造100は、第1孔部2Aを有する第1金属板2と、第2孔部3Aを有する第2金属板3と、第1金属板および第2金属板が重なった状態で第1孔部および第2孔部を貫通して締結される締結材B1と、を備え、第1金属板には突起24、24が設けられ、第2金属板には突起が嵌る受け部31A、31Bが設けられ、突起が受け部に嵌った状態で、第1金属板は第2金属板に対する回転が規制されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1孔部を有する第1金属板と、第2孔部を有する第2金属板と、前記第1金属板および前記第2金属板が重なった状態で前記第1孔部および前記第2孔部を貫通して締結される締結材と、を備え、
前記第1金属板には、突起が設けられ、
前記第2金属板には、突起が嵌る受け部が設けられ、
前記突起が前記受け部に嵌った状態で、前記第1金属板は前記第2金属板に対する回転が規制されていることを特徴とする金属板の締結構造。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記突起が一対設けられ、
前記受け部が一対設けられ、
前記一対の突起の各々に、前記一対の受け部それぞれが嵌るように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の金属板の締結構造。
【請求項3】
前記一対の受け部のうち一方は、前記一対の受け部が並ぶ方向の寸法が、前記並ぶ方向に直交する方向の寸法より、大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項2に記載の金属板の締結構造。
【請求項4】
相手機器に接続される機器コネクタであって、請求項1に記載の金属板の締結構造を有し、
前記第1金属板は、前記相手機器に嵌合される機器側端子を構成し、
前記第2金属板は、電線に接続される電線側端子を構成し、
前記締結材によって前記機器側端子と前記電線側端子が締結された状態で、前記機器側端子および前記電線側端子を支持するハウジンングと、を備え、
前記機器側端子は、前記相手機器に嵌合される機器側嵌合部と、機器側締結部と、を有して、前記機器側嵌合部と前記機器側締結部との境界で折れ曲がって構成され、
前記第1孔部および前記突起は、前記機器側締結部に設けられ、
前記電線側端子は、前記電線に接続される電線接続部と、電線側締結部と、を有し、
前記第2孔部および前記受け部は、前記電線側締結部に設けられていることを特徴とする機器コネクタ。
【請求項5】
請求項4に記載の機器コネクタと、
前記電線側端子に接続されて、前記機器コネクタから引き出される電線と、を備えたことを特徴とするワイヤハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、金属板の締結構造、該金属板の締結構造を含む機器コネクタ、及びワイヤハーネスに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両に搭載された電子機器として、例えばハイブリッド自動車や電気自動車に搭載されたインバータやモータ等の機器筐体に取り付けられる機器用コネクタが知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に開示された機器用コネクタは、電線の端末に接続された電線側端子と、機器に接続される機器側端子と、電線側端子および機器側端子を電気的に接続する接続端子と、これらの端子を収容するハウジングと、を備える。電線側端子は、ハウジングの下方から上方に向かって差し込まれ、接続端子は、一方の端部に電線側端子が重なってボルト締結されるとともに、他方の端部は機器筐体に向かって延びて形成されている。
【0004】
このような従来の機器用コネクタは、電線側端子および接続端子を締結する際に、電線側端子および接続端子の各取付孔同士の位置を合わせする必要があり、作業効率が悪かった。また、締結の際に、ボルト座面の摩擦力で端子が共周りすることにより、各端子の傾きや電線のよじれが発生する場合があった。
【0005】
この対策として、接続端子の一方の端部における取付孔の近傍に一対の孔部を設け、一対の孔部それぞれに治具を突き立てることが考えられる。即ち、電線側端子および接続端子を締結する場合に、接続端子における一対の孔部それぞれに治具を突き立てた状態で、電線側端子をハウジングに差し込んで、電線側端子を治具に突き当てる。これにより、電線側端子の差し込み位置が定められ、電線側端子および接続端子の各取付孔同士の位置が合わせられる。また、締結の際に、電線側端子の端縁が治具に突き当たることにより、電線側端子の共周りが規制されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2015-82466号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来の機器用コネクタにあって、電線側端子および接続端子、即ち金属板同士をボルト締結するにあたり、治具を用いる場合には、治具を着脱するための作業が発生し、作業効率が悪かった。
【0008】
本発明は、組み立て作業性の向上を図った金属板の締結構造、該金属板の締結構造を含む機器コネクタ、及びワイヤハーネスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明に係る金属板の締結構造は、第1孔部を有する第1金属板と、第2孔部を有する第2金属板と、前記第1金属板および前記第2金属板が重なった状態で前記第1孔部および前記第2孔部を貫通して締結される締結材と、を備え、前記第1金属板には、突起が設けられ、前記第2金属板には、突起が嵌る受け部が設けられ、前記突起が前記受け部に嵌った状態で、前記第1金属板は前記第2金属板に対する回転が規制されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、組み立て作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

矢崎総業株式会社
コネクタ
4日前
矢崎総業株式会社
照明構造
10日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
4日前
矢崎総業株式会社
コネクタ装置
10日前
矢崎総業株式会社
外装部材取付機
3日前
矢崎総業株式会社
ハウジングユニット
4日前
矢崎総業株式会社
通信装置及び通信システム
4日前
矢崎総業株式会社
部品搭載構造及び電気接続箱
5日前
矢崎総業株式会社
調光制御装置および調光プログラム
4日前
矢崎総業株式会社
電気部品接続構造、及び電気接続箱
5日前
矢崎総業株式会社
CPA付コネクタ及びワイヤーハーネス
3日前
矢崎総業株式会社
端子、電気部品接続構造、及び電気接続箱
5日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱及び該電気接続箱の組み立て方法
4日前
矢崎総業株式会社
ワイヤハーネス製造装置及びワイヤハーネス製造方法
4日前
矢崎総業株式会社
コルゲートチューブの供給方法及びコルゲートチューブ自動供給装置
4日前
エイブリック株式会社
半導体装置
18日前
ローム株式会社
半導体装置
17日前
三菱電機株式会社
回路遮断器
13日前
東京パーツ工業株式会社
コイル装置
5日前
株式会社GSユアサ
蓄電設備
17日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
18日前
株式会社GSユアサ
蓄電素子
4日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
18日前
NTN株式会社
圧粉磁心
3日前
KOA株式会社
電子部品
18日前
キヤノン株式会社
液滴吐出装置
3日前
株式会社村田製作所
コイル部品
18日前
三菱電機株式会社
半導体ウエハ
19日前
株式会社村田製作所
コイル部品
18日前
株式会社村田製作所
コイル部品
18日前
シャープ株式会社
通信装置
13日前
住友電気工業株式会社
電線
20日前
ローム株式会社
半導体装置
12日前
トヨタ紡織株式会社
加湿器
3日前
住友電気工業株式会社
半導体装置
10日前
日本航空電子工業株式会社
コネクタ
19日前
続きを見る