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公開番号2024040833
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-26
出願番号2022145451
出願日2022-09-13
発明の名称無線端末装置
出願人株式会社JVCケンウッド
代理人個人,個人
主分類H04W 74/00 20090101AFI20240318BHJP(電気通信技術)
要約【課題】複数のタイムスロットのうち1つのタイムスロットを通信に用いる無線端末装置が、受信し復調するタイムスロットを好適に切り替えるようにする。
【解決手段】復調部21,27,29,30は、複数のタイムスロットのうち1つのタイムスロットの送信信号を受信し、送信信号から音声信号を復調する。音声出力部25,30は、復調した音声信号の音声を出力する。信号検出部30は、送信信号の受信状態から送信状態に切り替える送信スイッチ71の操作時に、送信信号を受信するタイムスロットを順次切り替えて、送信信号が存在しない空きのタイムスロットをタイムスロット毎に検出する。切替制御部30は、空きのタイムスロットが複数のタイムスロットの中に存在しない場合に、受信状態から送信状態への切り替えを保留させる。切替制御部30は、送信信号を受信するタイムスロットを、送信スイッチ71の操作前のタイムスロットに復帰させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
1つのチャンネルを時分割した複数のタイムスロットのうち1つのタイムスロットの送信信号を受信して、前記送信信号から音声信号を復調する復調部と、
前記復調部が復調した前記音声信号の音声を出力する音声出力部と、
前記送信信号の受信状態から送信状態に切り替える際に操作される送信スイッチと、
前記送信スイッチが操作された場合に、前記復調部が前記送信信号を受信するタイムスロットを順次切り替えつつ、前記送信信号が存在しない空きのタイムスロットの有無をタイムスロット毎に検出する信号検出部と、
前記空きのタイムスロットが前記複数のタイムスロットの中に存在しないことを前記信号検出部が検出した場合に、前記受信状態から送信状態への切り替えを保留させて、前記復調部が前記送信信号を受信するタイムスロットを、前記送信スイッチの操作前のタイムスロットに復帰させる切替制御部と、
を備える無線端末装置。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記切替制御部による前記切り替えの保留中に、前記信号検出部による前記検出を間欠的に実行させる保留制御部と、間欠的に実行させた前記検出において、前記空きのタイムスロットが前記複数のタイムスロットの中に存在することを前記信号検出部が検出した場合に、前記空きのタイムスロットの発生を自装置のユーザに報知する報知部をさらに備える請求項1に記載の無線端末装置。
【請求項3】
前記保留制御部は、前記切替制御部による前記切り替えの保留中に前記送信スイッチの操作が解除された場合に、前記信号検出部による前記検出を間欠的に実行させる請求項2に記載の無線端末装置。
【請求項4】
前記切替制御部は、前記送信スイッチが操作されている間、前記切り替えの保留を継続させる請求項1に記載の無線端末装置。
【請求項5】
前記切替制御部による前記切り替えの保留中に、前記信号検出部による前記検出を間欠的に実行させる保留制御部をさらに備え、前記切替制御部は、間欠的に実行させた前記検出において、前記空きのタイムスロットが前記複数のタイムスロットの中に存在することを前記信号検出部が検出した場合に、自装置を前記受信状態から送信状態に切り替える請求項1に記載の無線端末装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、無線端末装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、無線端末装置が空きチャンネルのレピータを介して他の無線端末装置と通話する無線通信システムが記載されている。このシステムでは、各レピータが他のレピータの情報を共有し、自身をホームレピータとする無線端末装置に、自身のチャンネルを用いて、他のレピータの情報を含むダウンリンク信号を送信する。
【0003】
無線端末装置は、他の無線端末装置が自身を呼び出している場合に、ホームレピータから、自身の呼び出しを受信している他のレピータの情報を含んだダウンリンク信号を受信する。他のレピータの情報を含むダウンリンク信号を受信した無線端末装置は、ダウンリンク信号を受信して音声信号を復調するチャンネルを、ホームレピータのチャンネルから他のレピータのチャンネルに切り替える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-109506公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
無線端末装置同士のデジタル通信方式として、ETSI(欧州電気通信標準化機構)により制定されたDMR(Digital Mobile Radio)デジタル通信方式がある。この通信方式では、1つのチャンネルを2つのタイムスロットに時分割し、各タイムスロットを別々の通信に割り当てる。
【0006】
DMRデジタル通信方式の無線端末装置は、どちらか一方のタイムスロットを受信して音声信号を復調し、復調した音声信号の音声をスピーカから出力する。無線端末装置が、受信中のタイムスロットを使用している無線端末装置とではなく、別の無線端末装置と通信を行う場合は、タイムスロットの空き状況を確認する。受信中のタイムスロットでなくもう1つのタイムスロットが空いている場合、無線端末装置は、受信するタイムスロットを空きのタイムスロットに切り替える。
【0007】
DMRデジタル通信方式の無線端末装置でも、特許文献1の無線端末装置における受信チャンネルの切り替え手順のように、受信するタイムスロットを切り替える際の手順が必要になる。
【0008】
本発明の目的は、1つのチャンネルを時分割した複数のタイムスロットのうちいずれか1つのタイムスロットを通信に用いる無線端末装置が、受信し復調するタイムスロットを好適に切り替えるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため本発明の1つの態様に係る無線端末装置は、
1つのチャンネルを時分割した複数のタイムスロットのうち1つのタイムスロットの送信信号を受信して、前記送信信号から音声信号を復調する復調部と、
前記復調部が復調した前記音声信号の音声を出力する音声出力部と、
前記送信信号の受信状態から送信状態に切り替える際に操作される送信スイッチと、
前記送信スイッチが操作された場合に、前記復調部が前記送信信号を受信するタイムスロットを順次切り替えつつ、前記送信信号が存在しない空きのタイムスロットの有無をタイムスロット毎に検出する信号検出部と、
前記空きのタイムスロットが前記複数のタイムスロットの中に存在しないことを前記信号検出部が検出した場合に、前記受信状態から送信状態への切り替えを保留させて、前記復調部が前記送信信号を受信するタイムスロットを、前記送信スイッチの操作前のタイムスロットに復帰させる切替制御部と、
を備える。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、1つのチャンネルを時分割した複数のタイムスロットのうち1つのタイムスロットを通信に用いる無線端末装置が、受信し復調するタイムスロットを好適に切り替えるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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