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公開番号2024040572
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-26
出願番号2022145003
出願日2022-09-13
発明の名称車両荷台における床構造
出願人日軽金アクト株式会社,芦森工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B62D 33/02 20060101AFI20240318BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】高い強度を持たせることができると共に、水平方向及び垂直方向のがたつきを抑制することができ、施工性の向上が図れる車両荷台における床構造を提供する。
【解決手段】トラック等の車両荷台における床を構成する床構成材は、該床構成材の幅方向の端部面に設けられた長手方向に沿う嵌合凸条20と、隣接する上記床構成材の幅方向の端部面に設けられた長手方向に沿う嵌合凹溝30とを嵌合することで連結される。上記嵌合凸条は、上記端部面との間に隙間21をあけて上方向に突出する上部凸条22と、下方向に突出する当接下面24を有する下部凸条23とからなり、上記嵌合凹溝は、上記上部凸条を嵌挿する嵌合溝部31と、上記下部凸条の上記当接下面が当接可能な当接上面33を有する係合部32とからなる。上記上部凸条が上記嵌合溝部に嵌挿された際に、上記下部凸条の上記当接下面が上記係合部の上記当接上面に当接されて床構成材同士が連結される。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
トレーラ、トラック等の車両荷台における床を構成する複数のアルミニウム形材製の床構成材をその幅方向に連結してなる床構造であって、
上記床構成材は、該床構成材の幅方向の端部面に設けられた長手方向に沿う嵌合凸条と、隣接する上記床構成材の幅方向の端部面に設けられた長手方向に沿う嵌合凹溝とを嵌合することで連結され、
上記嵌合凸条は、上記端部面との間に隙間をあけて上方向に突出する上部凸条と、下方向に突出する当接下面を有する下部凸条とからなり、
上記嵌合凹溝は、上記上部凸条を嵌挿する嵌合溝部と、上記下部凸条の上記当接下面が当接可能な当接上面を有する係合部とからなり、
上記上部凸条が上記嵌合溝部に嵌挿された際に、上記下部凸条の上記当接下面が上記係合部の上記当接上面に当接される、
ことを特徴とする車両荷台における床構造。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両荷台における床構造であって、
上記上部凸条の上端部における上記端部面側に、上記嵌合溝部の外側開口縁が摺接可能な傾斜面を有し、
上記下部凸条は、上記当接下面の外方端から上方向に上部傾斜面を有し、
上記係合部は、上記当接上面の外方端から下方向に上記上部傾斜面に対して摺接可能な下部傾斜面を有する、
ことを特徴とする車両荷台における床構造。
【請求項3】
請求項1に記載の車両荷台における床構造であって、
複数の上記床構成材で構成された床の幅方向端部の上記床構成材は、一端が上記嵌合凸条の上記上部凸条を抱持し、他端が上記車両荷台に締結される固定部材によって固定されている、ことを特徴とする車両荷台における床構造。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれかに記載の車両荷台における床構造であって、
隣接する上記床構成材同士は、長手方向において端部位置がずれた状態で連結されている、ことを特徴とする車両荷台における床構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、トレーラやトラック等の車両荷台における床構造に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
トレーラやトラック等の運搬車両の荷台の床構造としては、軽量化や耐久性の観点からアルミニウム押出形材製の床構成材を組み合わせて連結したものが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。また、特許文献2にあるように、ローラーコンベア内蔵機能を有する床構造も提案されている。
【0003】
特許文献1には、隣接する一方の床構成材である第1床パネルの接続縁部に、それぞれ下向き凸部と、下向き凸部より間隙をおいて先端に係合突起を有する弾性変形可能な薄肉の第1垂下壁と第2垂下壁が間隔をおいて設けられている。また、他方の床構成材である第2床パネルの接続縁部に、垂直壁と水平壁及び立上り壁とで凹状部が形成され、上記垂直壁と立上り壁の下端部に上記係合突起に係合可能な係合下部突起が設けられ、上記垂直壁と立上り壁の上端部に下向き凸部が差し込み可能な断面略L形の係合上部突起が設けられている。
【0004】
特許文献1における第1床パネルと第2床パネルは、第2床パネルの水平壁が床部に固定された状態で、第1床パネルの第1垂下壁と第2垂下壁が第2床パネルの凹状部に嵌め込まれることにより、第1垂下壁と第2垂下壁が弾性変形して係合突起を係合下部突起に係合されると共に、下向き凸部と係合上部突起とが差し違い状に組み合わされて連結される。これにより、床パネル同士の垂直及び水平方向のがたつきを係合と差し込みで抑制している。
【0005】
特許文献2には、床構成材である連結床材と被覆床材は、隣接する一方の床構成材の外側に開口し内側に向かうにつれて上方に湾曲する円弧形状に形成される係合溝と、外側へ向かうにつれて上方に湾曲する円弧形状に形成される係合突起とを係合させて連結されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平8-268344号公報
特許第5337682号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1においては、第1垂下壁と第2垂下壁が弾性変形可能な薄肉のため、強度上の問題がある。また、隣接する一方の床構成材の接続縁部に、凹状部に係合上部突起と係合下部突起を設け、他方の床構成材に、凹状部に嵌め込まれる第1垂下壁と第2垂下壁に下向き凸部と係合突起を設けるため、形状が複雑な上、凹状部を有する床構成材を床部に固定した状態で、第1垂下壁と第2垂下壁を凹状部に嵌め込んで連結するため、施工が面倒となる懸念がある。
【0008】
また、特許文献2においては、係合部が円弧形状となっているため、床構成材同士の連結作業に手間を要する。また、床構成材は床部に締結されて固定されるため、施工が面倒となる懸念がある。
【0009】
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、床自体に高い強度を持たせることができると共に、水平方向及び垂直方向のがたつきを抑制することができ、かつ、施工性の向上が図れる車両荷台における床構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を達成するために、この発明は、トレーラ、トラック等の車両荷台における床を構成する複数のアルミニウム形材製の床構成材をその幅方向に連結してなる床構造であって、 上記床構成材は、該床構成材の幅方向の端部面に設けられた長手方向に沿う嵌合凸条と、隣接する上記床構成材の幅方向の端部面に設けられた長手方向に沿う嵌合凹溝とを嵌合することで連結され、 上記嵌合凸条は、上記端部面との間に隙間をあけて上方向に突出する上部凸条と、下方向に突出する当接下面を有する下部凸条とからなり、 上記嵌合凹溝は、上記上部凸条を嵌挿する嵌合溝部と、上記下部凸条の上記当接下面が当接可能な当接上面を有する係合部とからなり、 上記上部凸条が上記嵌合溝部に嵌挿された際に、上記下部凸条の上記当接下面が上記係合部の上記当接上面に当接される、ことを特徴とする(請求項1)。
(【0011】以降は省略されています)

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