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公開番号2024033346
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2022136871
出願日2022-08-30
発明の名称電動作業車
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類B60L 15/20 20060101AFI20240306BHJP(車両一般)
要約【課題】蓄電装置の供給電力を枯渇させずに移動する電動作業車の提供。
【解決手段】電力を蓄える蓄電装置と、蓄電装置に蓄えられている電力を消費することによって走行装置と作業装置との少なくとも一方を駆動させるモータと、蓄電装置が電力を供給可能な残量を検出する残量検出部と、残量を示す残量値が予め設定された閾値よりも大きい場合にモータの駆動を制御する第一制御と、残量値が閾値以下である場合にモータの消費電力が第一制御よりも小さくなるようにモータの駆動を制御する第二制御と、の切り替えが可能な制御装置と、が備えられている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
電力を蓄える蓄電装置と、
前記蓄電装置に蓄えられている電力を消費することによって走行装置と作業装置との少なくとも一方を駆動させるモータと、
前記蓄電装置が電力を供給可能な残量を検出する残量検出部と、
前記残量を示す残量値が予め設定された閾値よりも大きい場合に前記モータの駆動を制御する第一制御と、前記残量値が前記閾値以下である場合に前記モータの消費電力が前記第一制御よりも小さくなるように前記モータの駆動を制御する第二制御と、の切り替えが可能な制御装置と、が備えられている電動作業車。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
人為操作に基づいて前記閾値を設定可能な閾値設定部が備えられている請求項1に記載の電動作業車。
【請求項3】
前記閾値は、前記蓄電装置が電力を供給可能な総量に対して5パーセント以上かつ20パーセント以下の範囲内に設定されている請求項1または2に記載の電動作業車。
【請求項4】
前記モータから前記作業装置への動力伝達を可能な作業動力伝達装置が備えられ、
前記制御装置は、前記第二制御において、前記作業動力伝達装置に前記動力伝達を遮断させる請求項1または2に記載の電動作業車。
【請求項5】
前記作業装置を連結可能であって、前記作業装置が作業する作業位置と、前記作業位置よりも高い非作業位置と、に昇降可能なリンク機構と、
前記リンク機構を昇降させる昇降装置と、が備えられ、
前記制御装置は、前記第二制御において、前記リンク機構が前記作業位置に位置している場合、前記昇降装置に前記リンク機構を前記非作業位置へ上昇させる請求項1または2に記載の電動作業車。
【請求項6】
前記制御装置は、前記第一制御を実行しているときに、前記残量値が前記閾値以下になると、前記モータの駆動を停止する請求項1または2に記載の電動作業車。
【請求項7】
人為操作を受け付ける操作具が備えられ、
前記制御装置は、前記残量値が前記閾値以下である場合、かつ、前記操作具が操作された場合に、前記第二制御へ切り替える請求項6に記載の電動作業車。
【請求項8】
前記残量を表示可能な表示部が備えられ、
前記表示部は、前記蓄電装置が電力を供給可能な総量と、前記閾値と、の範囲で前記残量を表示する請求項1または2に記載の電動作業車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動作業車に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に開示されている電動作業車(文献では「電動作業機」)において、電力を蓄える蓄電装置(文献では「バッテリ」)と、蓄電装置に蓄えられている電力に基づいて駆動可能なモータ(文献では「電動モータ」)と、蓄電装置が電力を供給可能な残量を検出する残量検出部(文献では「残量検出手段」)と、が備えられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-110893号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された電動作業車においては、残量検出部の検出値と、予め記憶された検出値と、に基づいて作業の終了時期が報知される。ところで、作業の終了時期が報知された後も、運転者が無理に作業を継続する場合が考えられるが、特許文献1に開示された電動作業車の構成であると、運転者が無理に作業を継続した場合、作業終了後の移動途中で蓄電装置の供給電力が枯渇する虞が考えられる。作業車の動力源が内燃機関である場合、内燃機関の燃料が枯渇した場合であっても、その場で燃料を補給すれば作業車の自走が再び可能となる。電動作業車の場合、移動途中で蓄電装置の供給電力が枯渇すると、電動作業車を充電場所まで牽引する牽引車や、充電用の電源車等を手配する必要がある。このことから、電動作業車の電源が移動途中で枯渇すると、運転者等は、作業車の動力源が内燃機関である場合よりも面倒な作業を強いられる。このため、電動作業車が充電場所に到着するまで、蓄電装置の供給電力を確実に枯渇させないように、改善する余地がある。
【0005】
本発明の目的は、蓄電装置の供給電力を枯渇させずに移動する電動作業車を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の電動作業車は、電力を蓄える蓄電装置と、前記蓄電装置に蓄えられている電力を消費することによって走行装置と作業装置との少なくとも一方を駆動させるモータと、前記蓄電装置が電力を供給可能な残量を検出する残量検出部と、前記残量を示す残量値が予め設定された閾値よりも大きい場合に前記モータの駆動を制御する第一制御と、前記残量値が前記閾値以下である場合に前記モータの消費電力が前記第一制御よりも小さくなるように前記モータの駆動を制御する第二制御と、の切り替えが可能な制御装置と、が備えられていることを特徴とする。
【0007】
本発明によると、制御装置が第一制御と第二制御とに切替可能であって、第二制御におけるモータの消費電力が第一制御の場合よりも小さくなる。このため、蓄電装置における電力の残量が少なくなった場合に、モータの消費電力を少なくすることによって、蓄電装置に残された電力の消費が抑制される。これにより、運転者は、蓄電装置の電力が枯渇する前に、電動作業車を自走させ、電動作業車を充電場所へ移動させることが可能となる。これにより、蓄電装置の供給電力を枯渇させずに移動する電動作業車が実現される。
【0008】
本発明において、人為操作に基づいて前記閾値を設定可能な閾値設定部が備えられていると好適である。
【0009】
作業対象の場所と充電場所との距離は作業環境ごとにことなるため、閾値は作業環境に合わせて設定できる構成が望ましい。本構成であれば、例えば作業対象の場所と充電場所との距離に応じて閾値を設定可能である。このため、電動作業車の作業走行において、電動作業車が蓄電装置の供給可能な電力分を余すことなく消費しつつ、移動途中で電力を枯渇させること無く充電場所への移動が可能となる。
【0010】
本発明において、前記閾値は、前記蓄電装置が電力を供給可能な総量に対して5パーセント以上かつ20パーセント以下の範囲内に設定されていると好適である。
(【0011】以降は省略されています)

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