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公開番号2024055843
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2023173976
出願日2023-10-06
発明の名称農業用ツールおよびプロセス
出願人株式会社クボタ
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A01G 9/12 20060101AFI20240411BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】安価かつ高信頼性に、対象農作物と支持構造とを結び付け/捩じり付ける方法を提供する。
【解決手段】前記対象農作物を農業用ツールで捕らえる工程と、前記支持構造を前記農業用ツールで捕らえる工程と、前記対象農作物が前記支持構造によって支持されるように前記対象農作物と前記支持構造とを互いに結び付け/捩じり付ける工程とを含む。
【選択図】図24
特許請求の範囲【請求項１】
対象農作物と支持構造とを互いに結び付け／捩じり付けるための方法であって、
前記対象農作物を農業用ツールで捕らえる工程と、
前記支持構造を前記農業用ツールで捕らえる工程と、
前記対象農作物が前記支持構造によって支持されるように前記対象農作物と前記支持構造とを互いに結び付け／捩じり付ける工程と
を含む方法。
続きを表示（約 1,600 文字）【請求項２】
前記対象農作物を前記農業用ツールで捕らえる前記工程は、
前記対象農作物が前記農業用ツールの第１の受け部によって規定される第１の受け空間内に位置決めされるように前記農業用ツールを移動させる工程と、
前記第１の受け部と前記農業用ツールのフレームとによって規定される第１の閉空間内に前記対象農作物を捕らえる工程と、
を含む、請求項１に記載の方法。
【請求項３】
前記対象農作物が前記第１の受け空間内に位置決めされる前記農業用ツールを移動させる前記工程は、
前記農業用ツールが取り付けられたロボットアームを用いて前記農業用ツールを移動させる工程を含む、
請求項２に記載の方法。
【請求項４】
前記ロボットアームは、前記対象農作物の特定の部分が前記第１の受け空間内に位置決めされるように、前記農業用ツールを移動させるために用いられる、
請求項３に記載の方法。
【請求項５】
前記支持構造を前記農業用ツールで捕らえる前記工程は、
前記支持構造が前記農業用ツールの第２の受け部によって規定される第２の受け空間内に位置決めされるように前記農業用ツールを移動させる工程と、
前記支持構造を前記第２の受け部と前記農業用ツールのフレームとによって規定される第２の閉空間内に捕らえる工程と、
を含む、請求項１に記載の方法。
【請求項６】
前記支持構造が前記第２の受け空間内に位置決めされるように前記農業用ツールを移動させる前記工程は、前記農業用ツールが取り付けられたロボットアームを用いて前記農業用ツールを移動させる工程を含む、
請求項５に記載の方法。
【請求項７】
前記ロボットアームは、前記支持構造の特定の部分が前記第２の受け空間内に位置決めされるように、前記農業用ツールを移動させるために用いられる、
請求項６に記載の方法。
【請求項８】
農業用ツールで対象農作物と支持構造とを互いに結び付け／捩じり付けるための方法であって、
第１の受け部と前記農業用ツールのフレームとによって規定される第１の閉空間内に前記対象農作物を捕らえる工程と、
第２の受け部と前記農業用ツールの前記フレームとによって規定される第２の閉空間内に前記支持構造を捕らえる工程と、
前記対象農作物が前記支持構造によって支持されるように前記対象農作物と前記支持構造とを互いに結び付け／捩じり付ける工程と、
を含む方法。
【請求項９】
前記対象農作物を前記第１の閉空間内に捕らえる前記工程、前記支持構造を前記第２の閉空間内に捕らえる前記工程、および前記対象農作物と前記支持構造とを互いに結び付け／捩じり付ける前記工程は、前記農業用ツールのメインギアを駆動する工程を含み、
前記メインギアは、前記メインギアの周囲に沿って複数の開口部を有し、
前記複数の開口部は第１の開口部および第２の開口部を含み、
前記第１の受け部は第１の受け空間を規定し、
前記第２の受け部は第２の受け空間を規定し、
前記第１の開口部は、前記第１の受け空間に対応しかつこれに取り付けられており、
前記第２の開口部は、前記第２の受け空間に対応しかつこれに取り付けられている、
請求項８に記載の方法。
【請求項１０】
前記対象農作物を前記第１の閉空間内に捕らえる前記工程は、
前記対象農作物が前記第１の受け部によって規定される前記第１の受け空間内に位置決めされるように前記農業用ツールを移動させる工程と、
前記メインギアを回転して、前記対象農作物を前記第１の受け部と前記農業用ツールの前記フレームによって規定される前記第１の閉空間内に捕らえる工程と、
を含む、請求項９に記載の方法。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
１．発明の分野
本発明は、農業用ツールおよび農業用プロセスに関する。より具体的には、本発明は、対象農作物と支持構造とを結び付け／捩じり付け、かつ／または対象農作物を支持構造に固定または取り付けることができる農業用ツールおよび農業用プロセスに関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
２．関連技術の説明
従来、対象農作物と支持構造とを結び付けまたは捩じり付け、そして対象農作物を支持構造に固定することを含む作業は、高コストかつ時間がかかる手作業であった。例えば、対象農作物が葡萄の枝（ｇｒａｐｅｖｉｎｅｃａｎｅ）であって、かつ支持構造がブドウ園に見られるようなワイヤートレリスである場合、葡萄の枝をワイヤートレリスに結び付けまたは捩じり付け、葡萄の枝をワイヤートレリスにテープで固定する作業は、人がブドウ園内を歩いてこれらの作業を手動で行うことを必要とする。さらに、葡萄の枝をワイヤートレリスに結び付けまたは捩じり付け、葡萄の枝をテープでワイヤートレリスに固定または取り付ける技法は人によって異なり、このことは葡萄の枝がワイヤートレリスに対して確実に固定されていることの信頼性および一貫性を損ない得る。このような信頼性および一貫性の欠如は望ましくない。なぜなら、葡萄の枝がワイヤートレリスに確実に固定されていることは、葡萄の木の健康と生育および葡萄の木から産する葡萄の品質にとって重要であるためである。
【０００３】
上記の理由のため、安価かつ高信頼性に、対象農作物と支持構造とを結び付け／捩じり付けること、および／または対象農作物を支持構造に固定または取り付けることができるツールが必要である。
【発明の概要】
【０００４】
本発明の好ましい実施形態は、対象農作物と支持構造とを結び付け／捩じり付けること、および／または対象農作物を支持構造に固定または取り付けることができる農業用ツールおよび農業用方法に関する。
【０００５】
本発明の好ましい実施形態による方法は、前記対象農作物を農業用ツールで捕らえる工程と、前記支持構造を前記農業用ツールで捕らえる工程と、前記対象農作物が前記支持構造によって支持されるように前記対象農作物と前記支持構造とを互いに結び付け／捩じり付ける工程と、を含む。
【０００６】
本発明の好ましい実施形態による方法において、前記対象農作物を前記農業用ツールで捕らえる前記工程は、前記対象農作物が前記農業用ツールの第１の受け部によって規定される第１の受け空間内に位置決めされるように前記農業用ツールを移動させる工程と、前記第１の受け部と前記農業用ツールのフレームとによって規定される第１の閉空間内に前記対象農作物を捕らえる工程と、を含む。
【０００７】
本発明の好ましい実施形態による方法において、前記対象農作物が前記第１の受け空間内に位置決めされる前記農業用ツールを移動させる前記工程は、前記農業用ツールが取り付けられたロボットアームを用いて前記農業用ツールを移動させる工程を含む。
【０００８】
本発明の好ましい実施形態による方法において、前記ロボットアームは、前記対象農作物の特定の部分が前記第１の受け空間内に位置決めされるように、前記農業用ツールを移動させるために用いられる。
【０００９】
本発明の好ましい実施形態による方法において、前記支持構造を前記農業用ツールで捕らえる前記工程は、前記支持構造が前記農業用ツールの第２の受け部によって規定される第２の受け空間内に位置決めされるように前記農業用ツールを移動させる工程と、前記支持構造を前記第２の受け部と前記農業用ツールのフレームとによって規定される第２の閉空間内に捕らえる工程と、を含む。
【００１０】
本発明の好ましい実施形態による方法において、前記支持構造が前記第２の受け空間内に位置決めされるように前記農業用ツールを移動させる前記工程は、前記農業用ツールが取り付けられたロボットアームを用いて前記農業用ツールを移動させる工程を含む。
（【００１１】以降は省略されています）

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