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公開番号2024055094
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022161720
出願日2022-10-06
発明の名称植生体
出願人ロンタイ株式会社
代理人個人,個人
主分類A01G 24/44 20180101AFI20240411BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】全長にわたって一つの収容室が形成され、その収容室に肥料等の植生材料(例えば、土壌改良材、保水材、種子)が収容される。
【解決手段】 植生体(1)は、第1の方向(x方向)に第1の長さ(L1)を有し、第1の方向(x方向)に直交する第2の方向(y方向)に第2の長さ(L2)を有する基材層(2)と、植生材料(7)を収容した長尺の複数の筒袋(3)であって、複数の筒袋(3)は、筒袋(3)の長軸方向(x’方向)を第1の方向(x方向)に向けるとともに筒袋(3)の短軸方向(y’方向)を第2の方向(y方向)に向け、第2の方向(y方向)に所定の間隔をあけて整列された複数の筒袋(3)とを有する。筒袋(3)は、長軸方向(x’方向)に所定の間隔をあけて設けられた少なくとも3つの封止部(5)と、隣接する封止部(5)の間に配置されて封止部(5)によって分離された複数の植生材料収容部(4)とを備えた連包袋からなり、筒袋(3)が封止部(5)において基材層(2)に固定されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1の方向(x方向)に第1の長さ(L1)を有し、前記第1の方向(x方向)に直交する第2の方向(y方向)に第2の長さ(L2)を有する基材層(2)と、
植生材料(7)を収容した長尺の複数の筒袋(3)であって、前記複数の筒袋(3)は、前記筒袋(3)の長軸方向(x’方向)を前記第1の方向(x方向)に向けるとともに前記筒袋(3)の短軸方向(y’方向)を前記第2の方向(y方向)に向け、前記第2の方向(y方向)に所定の間隔をあけて整列された複数の筒袋(3)と、を備えた植生体(1)において、
前記筒袋(3)は、前記長軸方向(x’方向)に所定の間隔をあけて設けられた少なくとも3つの封止部(5)と、隣接する前記封止部(5)の間に配置されて前記封止部(5)によって分離された複数の植生材料収容部(4)とを備えた連包袋からなり、
前記筒袋(3)が、前記封止部(5)において前記基材層(2)に固定されている、植生体(1)。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記封止部(5)は、前記長軸方向(x’方向)に短く且つ前記短軸方向(y’方向)に長い帯状の封着部を有する、請求項1に記載の植生体。
【請求項3】
前記筒袋(3)を構成する袋材料が前記封着部においてミシン縫い(8)されている、請求項2に記載の植生体。
【請求項4】
前記筒袋(3)を構成する袋材料が前記封着部において接着されている、請求項3に記載の植生体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は植生体に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に、植生材料(肥料等)を収容した長尺の筒状袋を備えた植生体が開示されている。この植生体において、筒状袋を担持する基材は、全体が又は部分的に二重のネットで構成されている。二重ネット又は二重ネット部分は、筒状袋を収容保持する収容部(袋状部)が形成され、その収容部に筒状袋が差し込まれる。
【0003】
さらに具体的に説明すると、特許文献1の図1に示されているように、ネットはその全体が長方形を有し、収容部は長辺方向に一定の間隔をあけて、また短辺方向の全長にわたって形成されており、その収容部に筒状袋が挿入される。一方、筒状袋は、ネットの短辺方向の長さとほぼ同じ長さを有し、全長にわたって一つの植生材料収容室が形成され、その植生材料収容室に植生材料が収容されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-92253号公報
【0005】
上述の形態の植生体は、植生地盤に植生体を敷くだけで、均一な植生等が期待できるという利点がある一方で、幾つかの問題点を有する。
【0006】
第1の問題点は、充填される植生材料の不均一性(偏り)である。
一般的に、長尺の筒状袋は、いわゆる縦型ピロー包装機を用いて製造される。縦型ピロー包装機は、上方から下方に向かって送られる包装フィルムを筒状に成形しつつ内容物を落下充填する包装機である。そのため、種子、肥料、土壌改良材の比重の違いによって、筒状袋の中でそれら植生材料の分布に偏りが発生しやすい傾向があり(例えば、ある部分には種子の割合が多く存在し、別のある部分には土壌改良材の割合が多く存在するという状態を生じる傾向があり)、結果、そのような偏りのある筒状袋を備えた植生体を土壌に敷設すると、植物の生育に偏りを生じることになる。
【0007】
第2の問題点は、植生材料袋が柔軟性に欠ける点である。
筒状袋に出来るだけ多くの植生材料を充填したり、筒状袋の破損を防止するために袋に破れ難い材料を使用すると、筒状袋の柔軟性(変形容易性)が低下する。そのため、凹凸のある地盤に植生体を敷いた場合、筒状袋は地盤の高い部分のみに密着し(地盤の低い部分には密着せず)、そのために植生体による地盤浸食防止効果や緑化効果の低下が懸念される。
【0008】
このように、特許文献1に開示されているように、筒状袋が一つの袋、すなわち、筒状袋が一つの植生材料収容室のみを有する植生体では、上述の問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
そこで、本発明は、上述の問題を解消する新たな構成の植生体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この目的を達成するために、本発明の一つの実施形態は、
第1の方向(x方向)に第1の長さ(L1)を有し、前記第1の方向(x方向)に直交する第2の方向(y方向)に第2の長さ(L2)を有する基材層(2)と、
植生材料(7)を収容した長尺の複数の筒袋(3)であって、前記複数の筒袋(3)は、前記筒袋(3)の長軸方向(x’方向)を前記第1の方向(x方向)に向けるとともに前記筒袋(3)の短軸方向(y’方向)を前記第2の方向(y方向)に向け、前記第2の方向(y方向)に所定の間隔をあけて整列された複数の筒袋(3)と、を備えた植生体(1)において、
前記筒袋(3)は、前記長軸方向(x’方向)に所定の間隔をあけて設けられた少なくとも3つの封止部(5)と、隣接する前記封止部(5)の間に配置されて前記封止部(5)によって分離された複数の植生材料収容部(4)とを備えた連包袋からなり、
前記筒袋(3)が、前記封止部(5)において前記基材層(2)に固定されていることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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