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公開番号2024059060
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-30
出願番号2023004621
出願日2023-01-16
発明の名称釣竿
出願人株式会社シマノ
代理人個人
主分類A01K 87/08 20060101AFI20240422BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】リールシートを把持する手への振動伝達効率を向上させる。
【解決手段】リールシート2と、中空の第1竿体11と、第2竿体12とを備える。リールシート2には釣り用リールが取り付けられる。第1竿体11は、第1本体部20と第1グリップ部21とを有する。第1本体部20は、リールシート2よりも竿先側に設けられる。第1グリップ部21は、第1本体部20とリールシート2との間に、第1本体部20と一体に設けられる。第2竿体12は、第1連結部30と、挿通部31と、第1装着部32とを有する。第1連結部30は、第1本体部20の内周面に連結される。挿通部31は、第1グリップ部21の径方向内側に位置する。挿通部31は、第1連結部30よりも竿尻側に設けられる。第1装着部32の外周面にリールシート2が装着される。第1装着部32は、挿通部31よりも竿尻側に設けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
釣り用リールが取り付けられるリールシートと、
前記リールシートよりも竿先側に設けられる第1本体部、及び、前記第1本体部と前記リールシートとの間に前記第1本体部と一体に設けられる第1グリップ部、を有する、中空の第1竿体と、
前記第1本体部の内周面に連結される第1連結部、前記第1グリップ部の径方向内側に位置するように前記第1連結部よりも竿尻側に設けられる挿通部、及び、外周面に前記リールシートが装着されるように前記挿通部よりも竿尻側に設けられる第1装着部、を有する第2竿体と、
を備える、釣竿。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記第1グリップ部の内周面と前記挿通部の外周面との間には、第1空間が設けられる、請求項1に記載の釣竿。
【請求項3】
前記第1グリップ部は、竿尻側に向けて拡径する、請求項1または2に記載の釣竿。
【請求項4】
前記第1グリップ部は、前記リールシートの径方向外側に位置するように前記リールシートの竿先側の端部よりも竿尻側に延びる延長部を有する、請求項2に記載の釣竿。
【請求項5】
前記延長部は、前記リールシートの少なくとも一部を覆い、
前記延長部と前記リールシートとの間には、前記リールシートの径方向外側に前記第1空間と連続する第2空間が設けられる、請求項4に記載の釣竿。
【請求項6】
前記リールシートは、互いに周方向に離れて設けられる一対の第1重合部を有し、
前記延長部は、周方向の両端部に、前記一対の第1重合部に前記リールシートの径方向外側から重なる一対の第2重合部を有し、
前記第2空間は、前記一対の第1重合部の間において周方向に連続するように前記延長部と前記リールシートとの間に設けられる、請求項5に記載の釣竿。
【請求項7】
前記延長部は、所定の周方向長さを有し、
前記周方向長さは、竿尻側に向けて短くなる、請求項4に記載の釣竿。
【請求項8】
前記リールシートは、前記釣り用リールの脚が載置される脚載置部を有し、
前記延長部は、前記脚載置部に対して、前記リールシートの径方向反対側に位置する、請求項6に記載の釣竿。
【請求項9】
前記リールシートは、前記脚載置部よりも竿先側に前記脚の竿先側の端部を保持するフードを有し、
前記延長部は、前記フードよりも竿尻側に延びる、請求項8に記載の釣竿。
【請求項10】
前記第1グリップ部は、前記リールシートの竿先側の端部よりも竿尻側に延び、第1支持部を含む延長部を有し、
前記リールシートは、前記第1支持部を前記リールシートの径方向内側から支持する第2支持部、及び、前記第1支持部を前記リールシートの径方向外側から支持する第3支持部、を有する、請求項1または2に記載の釣竿。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リールシートを備えた釣竿に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
リールシートの前側や後側には、グリップが設けられる。グリップは、EVAやコルク等から構成される。グリップは、竿体の外周面に装着されたり、あるいは、リールシートに装着されたりする。しかしながら、グリップがEVA等から構成されるため、竿体を伝わる振動がグリップに伝わりにくく、グリップから手に伝わりにくい。特に、リールシートの近傍部分は、釣り人の手が常に触れている部分である。そのため、リールシートの近傍部分の振動伝達特性は、釣りに大きな影響を及ぼす。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-209020号公報
特開2022-85176号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、リールシートを把持する手への釣竿から伝わる振動伝達効率を向上させることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1側面の釣竿は、リールシートと、中空の第1竿体と、第2竿体とを備える。リールシートには釣り用リールが取り付けられる。第1竿体は、第1本体部と第1グリップ部とを有する。第1本体部は、リールシートよりも竿先側に設けられる。第1グリップ部は、第1本体部とリールシートとの間に、第1本体部と一体に設けられる。第2竿体は、第1連結部と、挿通部と、第1装着部とを有する。第1連結部は、第1本体部の内周面に連結される。挿通部は、第1グリップ部の径方向内側に位置する。挿通部は、第1連結部よりも竿尻側に設けられる。第1装着部の外周面にリールシートが装着される。第1装着部は、挿通部よりも竿尻側に設けられる。
【0006】
この構成によれば、リールシートよりも竿先側に第1グリップ部が設けられている。第1グリップ部は、中空の第1竿体に一体に設けられている。魚のアタリなどの振動は、第1本体部から第1グリップ部にスムーズに且つ高感度で伝達される。そして、第1グリップ部からリールシートを把持する手に高感度で伝達されることになる。一方、第2竿体は第1連結部において第1竿体と連結される。第1連結部は、第1グリップ部よりも竿先側に位置する。即ち、第1本体部を竿先側から竿尻側に向けて伝達される振動は、第1グリップ部よりも竿先側において、第1本体部から第1連結部を介して第2竿体へと伝達されることになる。そのため、第1竿体から第2竿体に振動が高感度で伝達される。そして、振動は、第2竿体の第1装着部からリールシートに伝達され、リールシートから手に伝達されることになる。
【0007】
第1側面に従う第2側面の釣竿においては、第1グリップ部の内周面と挿通部の外周面との間には、第1空間が設けられる。この構成によれば、第1空間が設けられることにより、第1グリップ部と挿通部がそれぞれ独立して振動できる。そのため、第1グリップ部の内周面と挿通部の外周面との間に他の部材が存在している場合に比して、第1グリップ部を伝達する振動と挿通部を伝達する振動がそれぞれ減衰しにくい。また、第1空間においても振動が伝達され、振動の共振効果も得られる。
【0008】
第1側面又は第2側面に従う第3側面の釣竿においては、第1グリップ部は、竿尻側に向けて拡径する。この構成によれば、第1空間が竿尻側に向けて大きくなっていくので、ホーン効果が得られて、高感度で振動が手に伝達される。
【0009】
第2側面又は第3側面に従う第4側面の釣竿においては、第1グリップ部は、延長部を有する。延長部は、リールシートの径方向外側に位置する。延長部は、リールシートの竿先側の端部よりも竿尻側に延びる。この構成によれば、第1グリップ部に、リールシートの竿先側の端部よりも竿尻側に延びる延長部が設けられているので、リールシートを把持する手が第1グリップ部の延長部に接触しやすい。また、第1グリップ部の広い面積に手を接触させることができる。そのため、振動が手に高感度に伝達されることになる。
【0010】
第4側面に従う第5側面の釣竿においては、延長部は、リールシートの少なくとも一部を覆う。延長部とリールシートとの間には、第2空間が設けられる。第2空間は、リールシートの径方向外側に設けられる。第2空間は、第1空間と連続する。この構成によれば、リールシートの径方向外側に第2空間が設けられているので、延長部における振動がリールシートによって阻害されにくく、振動が延長部を高感度で伝達できる。そして、第1空間と第2空間が連続しているので、第1空間の振動が第2空間へとスムーズに伝達される。
(【0011】以降は省略されています)

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