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公開番号2024089688
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022205024
出願日2022-12-22
発明の名称射出成形装置
出願人株式会社シマノ
代理人個人,個人
主分類B22D 17/30 20060101AFI20240627BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約【課題】成形品における巣の発生を抑制できる射出成形装置を提供する。
【解決手段】溶融部と、射出部と、連結流路と、遮断機構と、を備え、前記溶融部は、前記連結流路を介して前記射出部に前記成形材料を供給する供給機構と、前記射出部に向かって移動する前記成形材料を収容する溶融チャンバーと、を含み、前記射出部は、前記連結流路を介して前記溶融チャンバーから供給される前記成形材料を収容する射出チャンバーと、前記射出チャンバーに収容される前記成形材料を前記金型に射出する射出機構と、を含み、前記遮断機構は、前記連結流路から前記射出チャンバーへの前記成形材料の移動を遮断する遮断部材、を含み、前記連結流路は、前記遮断部材を受け入れる受入部と、前記溶融部の前記供給機構による前記成形材料の供給動作停止時に、前記成形材料と少なくとも前記受入部との接触を抑制する抑制構造と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
成形材料を溶融するように構成される溶融部と、
溶融された前記成形材料を金型に射出するように構成される射出部と、
前記溶融部と前記射出部とを連結する連結流路と、
前記連結流路から前記射出部への前記成形材料の移動を選択的に遮断する遮断機構と、を備え、
前記溶融部は、前記連結流路を介して前記射出部に前記成形材料を供給する供給機構と、前記射出部に向かって移動する前記成形材料を収容する溶融チャンバーと、を含み、
前記射出部は、前記連結流路を介して前記溶融チャンバーから供給される前記成形材料を収容する射出チャンバーと、前記射出チャンバーに収容される前記成形材料を前記金型に射出する射出機構と、を含み、
前記遮断機構は、前記連結流路から前記射出チャンバーへの前記成形材料の移動を遮断する遮断部材、を含み、
前記連結流路は、前記遮断部材を受け入れる受入部と、前記溶融部の前記供給機構による前記成形材料の供給動作停止時に、前記成形材料と少なくとも前記受入部との接触を抑制する抑制構造と、を含む、射出成形装置。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記連結流路の少なくとも前記受入部に、窒化珪素質材料が用いられる、請求項1に記載の射出成形装置。
【請求項3】
前記連結流路の前記受入部は、前記射出部外に配置される、請求項1に記載の射出成形装置。
【請求項4】
前記連結流路の前記受入部は、前記溶融部外に配置される、請求項3に記載の射出成形装置。
【請求項5】
前記遮断機構の前記遮断部材は、前記射出部外に配置される、請求項1に記載の射出成形装置。
【請求項6】
前記遮断機構の前記遮断部材は、前記溶融部外に配置される、請求項5に記載の射出成形装置。
【請求項7】
前記連結流路の前記抑制構造は、前記連結流路の一部が前記溶融チャンバーよりも重力作用方向上流側に配置される流路形状を含む、請求項1に記載の射出成形装置。
【請求項8】
前記連結流路は、前記溶融チャンバーと連結される第1連結部、および、前記射出チャンバーと連結される第2連結部を有し、前記第1連結部から重力作用方向上流側に延びる、請求項1に記載の射出成形装置。
【請求項9】
前記連結流路は、前記第1連結部から前記重力作用方向上流側に延びた後、前記重力作用方向下流側に延びて前記第2連結部に達する、請求項8に記載の射出成形装置。
【請求項10】
前記供給機構は、気体圧力によって前記成形材料を前記溶融チャンバーから前記射出チャンバーに供給する、請求項1に記載の射出成形装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、成形材料を溶融して金型に射出する射出成形装置の技術に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、溶融シリンダと射出シリンダとを連結する連結流路を備える射出成形装置が開示される。射出シリンダには、重力の作用によって、連結流路を介して溶融シリンダから溶湯が供給される。射出成形装置には、弁座、および、弁棒を含み、連結流路を閉じるための逆流防止構造が設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-59029号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の射出成形装置においては、連結路が常に溶湯によって満たされるため、逆流防止構造において溶損が発生する可能性がある。逆流防止構造において溶損が発生すると、射出シリンダから金型に溶湯が射出される際に、射出シリンダから溶融シリンダに溶湯が逆流し、射出圧力が低下する可能性がある。射出圧力が低下すると、成形品において巣が発生する可能性がある。
【0005】
本開示の目的の1つは、成形品における巣の発生を抑制できる射出成形装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1側面に従う射出成形装置は、成形材料を溶融するように構成される溶融部と、溶融された前記成形材料を金型に射出するように構成される射出部と、前記溶融部と前記射出部とを連結する連結流路と、前記連結流路から前記射出部への前記成形材料の移動を選択的に遮断する遮断機構と、を備え、前記溶融部は、前記連結流路を介して前記射出部に前記成形材料を供給する供給機構と、前記射出部に向かって移動する前記成形材料を収容する溶融チャンバーと、を含み、前記射出部は、前記連結流路を介して前記溶融チャンバーから供給される前記成形材料を収容する射出チャンバーと、前記射出チャンバーに収容される前記成形材料を前記金型に射出する射出機構と、を含み、前記遮断機構は、前記連結流路から前記射出チャンバーへの前記成形材料の移動を遮断する遮断部材、を含み、前記連結流路は、前記遮断部材を受け入れる受入部と、前記溶融部の前記供給機構による前記成形材料の供給動作停止時に、前記成形材料と少なくとも前記受入部との接触を抑制する抑制構造と、を含む。
第1側面の射出成形装置によれば、連結流路において、特に遮断部材との接触部の溶損を抑制することによって、溶湯を適切に射出でき、成形品における巣の発生を抑制できる。
【0007】
第1側面に従う第2側面の射出成形装置において、前記連結流路の少なくとも前記受入部に、窒化珪素質材料が用いられる。
第2側面の射出成形装置によれば、効果的に、連結流路における遮断部材との接触部の溶損を抑制できる。
【0008】
第1、または、第2側面に従う第3側面の射出成形装置において、前記連結流路の前記受入部は、前記射出部外に配置される。
第3側面の射出成形装置によれば、効果的に、連結流路における遮断部材との接触部の溶損を抑制できる。
【0009】
第3側面に従う第4側面の射出成形装置において、前記連結流路の前記受入部は、前記溶融部外に配置される
第4側面の射出成形装置によれば、効果的に、連結流路における遮断部材との接触部の溶損を抑制できる。
【0010】
第1から第4側面のいずれか1つに従う第5側面の射出成形装置において、前記遮断機構の前記遮断部材は、前記射出部外に配置される。
第5側面の射出成形装置によれば、効果的に、連結流路における遮断部材との接触部の溶損を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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