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公開番号
2024092107
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-08
出願番号
2022207800
出願日
2022-12-26
発明の名称
鳩飛来防除具
出願人
個人
代理人
個人
主分類
A01M
29/32 20110101AFI20240701BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】本発明の目的は、鳩の飛来を効果的に防除でき、着脱が容易な防除具を提供することを目的とするものである。
【解決手段】本発明に係る鳩飛来防除具は、糸と、該糸を引っ掛けるための複数のフックを適当間隔をあけて基体上面に設けられた一対の糸支持体と、被取付対象に該糸支持体を着脱容易に固定する固定部材とからなり、固定部材は、糸支持体と被取付対象とを挟持して固定することを特徴とする。なお、糸はテグスを利用するとよい。また、集合住宅において隣接するベランダ境界に設置された隣接パネルに使用する場合、糸支持体の基体は薄板状とし、パネル側面枠に糸支持体を固定部材が挟持して固定するとよい。パネル上面枠に糸支持体を固定部材が挟持して固定すると、ベランダ上空からの鳩の侵入を防ぐことができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
糸又は細紐と、
該糸又は細紐を引っ掛けるための複数のフックを適当間隔をあけて基体上面に設けられた一対の糸支持体と、被取付対象に該糸支持体を着脱容易に固定する固定部材とからなり、
前記固定部材は、前記糸支持体と前記被取付対象とを挟持して固定することを特徴とする鳩飛来防除具。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記糸はテグスであり、
前記糸支持体の前記基体は薄板状であり、
集合住宅において隣接するベランダ境界に設置された隣接パネルのパネル側面枠に前記糸支持体を前記固定部材が挟持して固定することを特徴とする請求項1に記載の鳩飛来防除具。
【請求項3】
前記糸はテグスであり、
前記糸支持体は略筒状であり該筒内に前記固定部材を内包し、かつ、前記被取付対象に当接する部分が開口していて、
集合住宅においてベランダの手すりの上面に前記糸支持体の前記開口を載せ置き、内包した前記固定部材で挟持して固定することを特徴とする請求項1に記載の鳩飛来防除具。
【請求項4】
前記糸はテグスであり、
前記糸支持体の前記基体は薄板状であり、
集合住宅において隣接するベランダ境界に設置された隣接パネルのパネル上面枠に前記糸支持体を前記固定部材が挟持して固定することを特徴とする請求項1に記載の鳩飛来防除具。
【請求項5】
前記糸はテグスであり、前記糸支持体の前記基体は薄板状であり、集合住宅において隣接するベランダ境界に設置された隣接パネルのパネル側面枠に前記糸支持体を前記固定部材が挟持して固定し、かつ、
前記糸はテグスであり、前記糸支持体は略筒状であり該筒内に前記固定部材を内包し、かつ、前記被取付対象に当接する部分が開口していて、集合住宅においてベランダの手すりの上面に前記糸支持体の前記開口を載せ置き、内包した前記固定部材で挟持して固定することを特徴とする請求項1に記載の鳩飛来防除具。
【請求項6】
前記糸はテグスであり、前記糸支持体の前記基体は薄板状であり、集合住宅において隣接するベランダ境界に設置された隣接パネルのパネル側面枠に前記糸支持体を前記固定部材が挟持して固定し、かつ、
前記糸はテグスであり、前記糸支持体の前記基体は薄板状であり、集合住宅において隣接するベランダ境界に設置された隣接パネルのパネル上面枠に前記糸支持体を前記固定部材が挟持して固定することを特徴とする請求項1に記載の鳩飛来防除具。
【請求項7】
網目を備えたネットと、
該ネットの任意の側端部を引っ掛けるための複数のフックを適当間隔をあけて基体上面に設けられた一対の糸支持体と、被取付対象に該糸支持体を着脱容易に固定する固定部材とからなり、
前記固定部材は、前記糸支持体と前記被取付対象とを挟持して固定することを特徴とする鳩飛来防除具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鳩飛来防除具、特にマンションやアパート等の集合住宅のベランダに設置して鳩の飛来を防除できる、着脱が容易な鳩飛来防除具に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
鳩は営巣(巣を作ること)の場所として雨風が避けられる穴や物陰を選ぶ習性があり、屋根のある住宅・マンション等は、鳩にとって営巣に適した場所である。鳩は高い帰巣本能があるため、一度営巣してしまうと容易には追い払えない。鳩は人の住居周辺に巣を作るだけでなく、糞害や騒音等さまざまな被害をもたらす。
【0003】
鳩による被害を防ぐためには、鳩を周囲に寄せ付けない対策方法を取ることが重要であり、鳩用の忌避方法や対策グッズが紹介されている。
その一つに「CDを吊るす」ことがある。軒下や木の枝からヒモでCDを吊るすと、風に揺られながらキラキラ輝く円盤面が陽光を反射し、鳩が怖がって近づかなくなる理屈である。しかし、CDを吊るしたばかりであれば、鳩はCDを怖がるものの、光っているだけの物体と分かると安心して近寄ってきて長期的には効果が薄い方法である。
次に、鳩対策に使われる剣山があげられる。当該剣山は、土台から上向きについた針が何本もあり、一定の面積を針でカバーできるアイテムである。窓の手すり部分や室外機上部に剣山を設置することで、鳩が来ても居つくことができず、巣を作られにくいとされる。設置方法によって効果はあるものの、針に隙間があると鳩が留まりやすくなり、巣を作られる可能性がある。また、剣山は鳩が寄り付きやすい場所・営巣しやすい場所へ重点的に設置する必要がある。
また、鳩が居付きやすいベランダや軒下にネットを設置することも、効果的な対策方法として知られている。ベランダ全面にネットを張り巡らせても、縄張り意識が強い鳩は無理やりにでも入ろうと侵入を試みる。ネットの網目が粗かったり、縁に隙間があったりすれば、鳩は簡単に中へと入ってしまう。
【0004】
上記ネットについては、いくつかの発明や考案が提案されている。
特許文献1では、ベランダ等における鳥害防止用ネットの張設方法を提案している。この方法は、下面にネット張設用の紐条の挿通部を貫設したネット保持用の複数個の接着部材と、複数本の紐条と、上記接着部材の取付棒と、強力接着剤と、鳩などの鳥が侵入できない程度の大きさの網目を備えたネットとを、少なくともネットの張設部材に用いて、ベランダ等の外側開放部の上方位置の下面に上記複数個の接着部材を上記取付棒により加圧接着する工程と、外側開放部の下方位置の上面に上記上方位置の各接着部材と対応させて、複数個の接着部材を手で加圧接着する工程と、これらの各対設接着部材を介して、各紐条の一端部をネットの上縁に結着してネットを引上げる工程と、各紐条の他端部をネットの下縁に結着する工程とから構成されている
また、特許文献2では、軽量で現場での施工が可能な、高層建築のベランダの開口部を効果的に塞ぎ且つ視界を妨げることの少ない柵状防鳩ネットを提供する。
特許文献3では、建屋の上面あるいは先端にその長さ方向に適当間隔をあけて設けられる複数個の糸受け台と、この糸受け台に支持されて糸受け台どうしの間に一定高さで張りわたされる糸とからなる鳩公害防止設備を提案している。糸受け台は上部で糸を支持する糸受け部と埋め込みボルトとで構成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2001-25956号公報
特開2001-227057号公報
実開平07-11182号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1ないし3のネットは、固定化されるため、大規模修繕の折りには、取り外し、再度の施工が必要となり、煩雑な上費用負担も大きい。また、特許文献1ないし3に係る防除具取付けには一定の施工を必要とするため、マンション等集合住宅管理組合の規定により共用部分についての施工制限がある場合や賃貸住宅の場合などは、採用が困難である。
すなわち、鳩害を防止するためには、着脱がだれでも容易にできるものが求められているが、上述の先行技術では、抜本的な課題は解決しないものである。
【0007】
そこで、本発明の目的は、鳩の飛来を効果的に防除でき、着脱が容易な防除具を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る鳩飛来防除具は、糸と、該糸を引っ掛けるための複数のフックを適当間隔をあけて基体上面に設けられた一対の糸支持体と、被取付対象に該糸支持体を着脱容易に固定する固定部材とからなり、固定部材は、糸支持体と被取付対象とを挟持して固定することを特徴とする。
【0009】
なお、糸はテグスを利用するとよい。また、集合住宅において隣接するベランダ境界に設置された隣接パネルに使用する場合、糸支持体の基体は薄板状とし、パネル側面枠に糸支持体を固定部材が挟持して固定するとよい。パネル上面枠に糸支持体を固定部材が挟持して固定すると、ベランダ上空からの鳩の侵入を防ぐことができる。
なお、前述糸の代わりに紐を用いることもできる。さらに、鳩飛来防除具1は、網目を備えたネットの任意の側端部を引っ掛けるための複数のフックを適当間隔をあけて基体上面に設けられた一対の糸支持体と、被取付対象に該糸支持体を着脱容易に固定する固定部材とからなるようにしてもよい。
【0010】
集合住宅においてベランダの手すりに使用する場合、糸支持体は略筒状であり該筒内に固定部材を内包し、かつ、被取付対象に当接する部分が開口した部材を使用するとよい。この場合、ベランダの手すりの上面に糸支持体の開口を載せ置き、内包した固定部材で挟持して固定することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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