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公開番号2024056119
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-22
出願番号2023084226
出願日2023-05-23
発明の名称薬用クリサンセマムの育苗方法及び施肥方法
出願人個人
代理人個人,個人
主分類A01G 31/00 20180101AFI20240415BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】本発明は、クリサンセマムの栽培技術に関し、具体的に、薬用クリサンセマムの育苗方法及び施肥方法に関するものである。
【解決手段】前記薬用クリサンセマムの育苗方法及び施肥方法は育苗用葉面肥料と施肥方法を含み、前記育苗用葉面肥料は、15~30質量%の腐熟バイオガススラリー、5~10質量%のキトサン、3~5質量%のアルギン、8~15質量%のニトロフミン酸アンモニウム、6~12質量%のフミン酸ポタシウム、1~3質量%のセレン酸ナトリウム、5~8質量%の過リン酸塩、10~15質量%の植物性複合剤を含み、前記方法は、制御剤を調合するステップ一、制御剤を水で希釈するステップ二、噴霧装置を配置するステップ三及び肥料を噴出するステップ四を含む。本発明の薬用クリサンセマムの育苗方法及び施肥方法において、制御剤と育苗用葉面肥料は二通路パイプの上下側の2つの傾斜方向の噴出孔からそれぞれ噴出され、二通路パイプの上下側の2つの噴出孔の噴射範囲が重畳する最大の高さは15mm以下である。噴出された制御剤内のラムノリピドがサシチョウバエエッグを包むことにより、サシチョウバエエッグはインドemオイル、ライラック及びココナッツオイルの効力を発揮しないとき効力を発揮する。前記発明の方法により、薬用クリサンセマムの栄養を確保し、コナジラミ、菊アブラムシ、菊の葉ダニ等の害虫を防止することができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
薬用クリサンセマムの育苗方法及び施肥方法であって、前記薬用クリサンセマムの育苗方法及び施肥方法は育苗用葉面肥料と施肥方法を含み、前記育苗用葉面肥料は、15~30質量%の腐熟バイオガススラリー、5~10質量%のキトサン、3~5質量%のアルギン、8~15質量%のニトロフミン酸アンモニウム、6~12質量%のフミン酸ポタシウム、1~3質量%のセレン酸ナトリウム、5~8質量%の過リン酸塩、10~15質量%の植物性複合剤を含み、
前記方法は、制御剤を調合するステップ一であって、インドemオイル、ライラック及びココナッツオイル等を同量に取って混合させ、ラムノリピドで包んだサシチョウバエエッグ(Sandfly egg)を混合後のインドemオイル、ライラック及びココナッツオイル内に添加することにより制御剤を獲得するステップ一と、
制御剤を水で希釈するステップ二であって、制御剤と水を1:25の重量比例で混合させることにより制御剤を希釈するステップ二と、
噴霧装置を配置するステップ三であって、支持枠により断面が8字型である二通路パイプを支持し、かつ二通路パイプの2つの通路が上下に配置されるように支持し、二通路パイプの2つの通路の幅方向の両側に二通路パイプの2つの通路の長手方向に配列される3~5列の傾斜方向の噴出孔を形成し、二通路パイプをクリサンセマムのプラントの平均高さの4/7の高さに達する箇所に取り付けるステップ三と、
肥料を噴出するステップ四であって、育苗用葉面肥料と水が1:2~3.5の比例に混合された液体を二通路パイプの下側の通路に対応する噴出孔から噴出させ、希釈された制御剤を二通路パイプの上側の通路に対応する噴出孔から噴出させ、育苗用葉面肥料と希釈後の制御剤を噴出するとき、クリサンセマムのプラントにプリンシパルディフォーメーションが生ずると、プリンシパルディフォーメーションが生ずる小枝をカットし、小枝に側芽がないとき、頭状花と葉面をカットし、枝用プレーンヌードルサンドを二通路パイプの下側に横方向に埋葬することにより、水分を維持し、スプラウトのインサーションを確保するステップ四とを含むことを特徴とする薬用クリサンセマムの育苗方法及び施肥方法。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記植物性複合剤は、キャスターリーフを粉砕して煮込み、それを冷却した液体に粉砕したニラを導入して5時間の含侵を実施した後、それを濾過してえたものであることを特徴とする請求項1に記載の薬用クリサンセマムの育苗方法及び施肥方法。
【請求項3】
前記サシチョウバエエッグの使用量はラムノリピドの使用量の2倍であり、前記ラムノリピドの重量は制御剤の重量の5%であり、前記制御剤の重量は育苗用葉面肥料の重量の8%~12%であることを特徴とする請求項1に記載の薬用クリサンセマムの育苗方法及び施肥方法。
【請求項4】
前記支持枠の下端をクリサンセマムのプラントの苗植地に挿入し、前記二通路パイプをクリサンセマムのプラントの間の隙間に配置し、前記二通路パイプの両側にクリサンセマムのプラントを三列ずつ配置することを特徴とする請求項1に記載の薬用クリサンセマムの育苗方法及び施肥方法。
【請求項5】
前記二通路パイプの下側の通路に対応する噴出孔と水平面との間の夾角は30°~45°であり、前記二通路パイプの上側の通路に対応する噴出孔と水平面との間の夾角は50°~65°であることを特徴とする請求項1に記載の薬用クリサンセマムの育苗方法及び施肥方法。
【請求項6】
前記二通路パイプの上側の通路に対応する噴出孔の内径は1.2mmであり、前記二通路パイプの下側の通路に対応する噴出孔の内径は0.5mmであることを特徴とする請求項1に記載の薬用クリサンセマムの育苗方法及び施肥方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、クリサンセマムの栽培技術に関し、具体的に、薬用クリサンセマムの育苗方法及び施肥方法に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
クリサンセマムは植物分類学(Plant taxonomy)のクリサンセマム課、クリサンセマム属に属する多年生草本植物(Perennial herbaceous plant)である。クリサンセマムは栽培の方法が異なることにより多頭クリサンセマム(Multiheaded chrysanthemum)、スタンダードクリサンセマム(Standard Chrysanthemum)、ダリアピンナータクリサンセマム(Dahlia pinnata Cav)、デンドランテマコフ(Dendranthemacv)、芸菊、デスククリサンセマム(Desk Chrysanthemum)等に大別される。「新農本草経」と「本草綱目」の記載によると、クリサンセマムを漢方薬として用いることができる。
【0003】
薬用クリサンセマムの品質を向上させ、漢方薬の原料として用いるクリサンセマムが患者に与える影響を低減するため、クリサンセマムを栽培するとき、農薬の使用量を低減する必要がある。しかしながら、農薬の使用量を低減することによりコナジラミ(Whitefly)、菊アブラムシ(Chrysanthemum aphid)、菊の葉ダニ(Chrysanthemum leaf mite)等の害虫が増加するおそれがある。天敵を引き入れること(天敵導入方法ともいう)により前記害虫を防止することができるが、天敵を引き入れる利便性がよくなく、天敵を均等に引き入れることができず、かつ天敵を引き入れる効率が低いとの欠点を有している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の問題を解決するため、本発明は薬用クリサンセマムの育苗方法及び施肥方法を提供する。その方法により、クリサンセマムの栽培において天敵導入方法を採用するとき、天敵を引き入れる利便性がよくなく、天敵を均等に引き入れることができず、かつ天敵を引き入れる効率が低いとの欠点を解決することができる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記目的を実現するため、本発明は下記薬用クリサンセマムの育苗方法及び施肥方法を提供する。前記方法は育苗用葉面肥料と施肥方法を含み、前記育苗用葉面肥料は、15~30質量%の腐熟バイオガススラリー、5~10質量%のキトサン、3~5質量%のアルギン、8~15質量%のニトロフミン酸アンモニウム、6~12質量%のフミン酸ポタシウム、1~3質量%のセレン酸ナトリウム、5~8質量%の過リン酸塩、10~15質量%の植物性複合剤を含み、
前記方法は、制御剤を調合するステップ一であって、インドemオイル、ライラック及びココナッツオイル等を同量に取って混合させ、ラムノリピドで包んだサシチョウバエエッグ(Sandfly egg)を混合後のインドemオイル、ライラック及びココナッツオイル内に添加することにより制御剤を獲得するステップ一と、
制御剤を水で希釈するステップ二であって、制御剤と水を1:25の重量比例で混合させることにより制御剤を希釈するステップ二と、
噴霧装置を配置するステップ三であって、支持枠により断面が8字型である二通路パイプを支持し、かつ二通路パイプの2つの通路が上下に配置されるように支持し、二通路パイプの2つの通路の幅方向の両側に二通路パイプの2つの通路の長手方向に配列される3~5列の傾斜方向の噴出孔を形成し、二通路パイプをクリサンセマムのプラントの平均高さの4/7の高さに達する箇所に取り付けるステップ三と、
肥料を噴出するステップ四であって、育苗用葉面肥料と水が1:2~3.5の比例に混合された液体を二通路パイプの下側の通路に対応する噴出孔から噴出させ、希釈された制御剤を二通路パイプの上側の通路に対応する噴出孔から噴出させ、育苗用葉面肥料と希釈後の制御剤を噴出するとき、クリサンセマムのプラントにプリンシパルディフォーメーションが生ずると、プリンシパルディフォーメーションが生ずる小枝をカットし、小枝に側芽がないとき、頭状花と葉面をカットし、枝用プレーンヌードルサンドを二通路パイプの下側に横方向に埋葬することにより、水分を維持し、スプラウトのインサーションを確保するステップ四とを含む。
【0006】
好ましくは、前記植物性複合剤は、キャスターリーフを粉砕して煮込み、それを冷却した液体に粉砕したニラを導入して5時間の含侵を実施した後、それを濾過してえたものである。
【0007】
好ましくは、前記サシチョウバエエッグの使用量はラムノリピドの使用量の2倍であり、前記ラムノリピドの重量は制御剤の重量の5%であり、前記制御剤の重量は育苗用葉面肥料の重量の8%~12%である。
【0008】
好ましくは、前記支持枠の下端をクリサンセマムのプラントの苗植地に挿入し、前記二通路パイプをクリサンセマムのプラントの間の隙間に配置し、前記二通路パイプの両側にクリサンセマムのプラントを三列ずつ配置する。
【0009】
好ましくは、前記二通路パイプの下側の通路に対応する噴出孔と水平面との間の夾角は30°~45°であり、前記二通路パイプの上側の通路に対応する噴出孔と水平面との間の夾角は50°~65°である。
【0010】
好ましくは、前記二通路パイプの上側の通路に対応する噴出孔の内径は1.2mmであり、前記二通路パイプの下側の通路に対応する噴出孔の内径は0.5mmである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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