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公開番号2024051664
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022157948
出願日2022-09-30
発明の名称釣針外し器
出願人株式会社シマノ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A01K 97/18 20060101AFI20240404BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】加工や製造の容易性を維持しつつ、移動体の変形を防止して操作性を良好に保つことができる。
【解決手段】前端に開口2aと釣針保持溝21を有するガイド筒2と、ガイド筒2に対して開口2aから後端側X2に突出し、前後方向Xに移動可能に取り付けられ、ガイド筒2の後端側X2に移動することによって釣針保持溝21に対して釣針100を係止する釣針係止部31を突出先端部に有する板状移動体3と、を備え、釣針係止部31は、釣針100が係止可能で板状移動体3の厚さ方向に貫通し、板状移動体3は、釣針係止部31に接続される逃がし通路部34を有し、逃がし通路部34は、前端側X1から後端側X2に向かうに従い漸次、板状移動体3の側面3bからの寸法が減少し、板状移動体3の側面3bに連通する逃がし面34aを有する構成の釣針外し器を提供する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
針掛かりした魚から釣針を取り外すための釣針外し器であって、
長手方向の一端に開口と釣針保持溝を有するガイド筒と、
前記ガイド筒に対して前記開口から一端側に突出し、前記長手方向に移動可能に取り付けられ、前記ガイド筒の他端側に移動することによって前記釣針保持溝に対して前記釣針を係止する釣針係止部を突出先端部に有する板状移動体と、を備え、
前記釣針係止部は、前記釣針が係止可能で前記板状移動体の厚さ方向に貫通し、
前記板状移動体は、前記釣針係止部に接続される逃がし通路部を有し、
前記逃がし通路部は、前記長手方向において前記ガイド筒の一端側から他端側に向かうに従い漸次、前記板状移動体の側面からの寸法が減少し、前記板状移動体の前記側面に連通する逃がし面を有する、釣針外し器。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記逃がし面は、前記釣針係止部に接続する、請求項1に記載の釣針外し器。
【請求項3】
前記板状移動体は、ステンレス製の金属板であり、
前記逃がし面の傾斜角度は、前記長手方向の軸に対して30~50度の範囲である、請求項1又は2に記載の釣針外し器。
【請求項4】
前記ガイド筒の一端には、前記開口に向けて先細りとなる円錐形状部と、
前記板状移動体の板面を挟んだ両側で前記円錐形状部を切り欠いて前記板状移動体に向けて傾斜する傾斜面と、が設けられ、
前記傾斜面の一端側に前記釣針保持溝が配置される、請求項1又は2に記載の釣針外し器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、釣針外し器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、釣針外し器では、線材をフック形状に折り曲げた釣針係止部を有する線状移動体をガイド筒に対して前後方向に移動させる構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。一方で、加工、製造のし易さや、組立時においてレバーとガイド筒に設けられる溝を正しい位相とする位置決めのし易さから、例えばステンレス製等の金属板材の先端部にフック形状の釣針係止部を加工し、する場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6928378号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、釣針係止部を形成させた金属製の板状移動体とする場合には、針外しを行う際に、釣針係止部で釣針を係止させた状態で釣針外し器をねじることによって大きなねじり力が生じると、板状移動体が変形してしまい、ガイド筒に対する移動が困難になるという問題があり、その点で改良の余地があった。
【0005】
本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、その目的は、加工や製造の容易性を維持しつつ、移動体の変形を防止して使い勝手を良好に保つことができる釣針外し器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明に係る釣針外し器の態様1は、針掛かりした魚から釣針を取り外すための釣針外し器であって、長手方向の一端に開口と釣針保持溝を有するガイド筒と、前記ガイド筒に対して前記開口から一端側に突出し、前記長手方向に移動可能に取り付けられ、前記ガイド筒の他端側に移動することによって前記釣針保持溝に対して前記釣針を係止する釣針係止部を突出先端部に有する板状移動体と、を備え、前記釣針係止部は、前記釣針が係止可能で前記板状移動体の厚さ方向に貫通し、前記板状移動体は、前記釣針係止部に接続される逃がし通路部を有し、前記逃がし通路部は、前記長手方向において前記ガイド筒の一端側から他端側に向かうに従い漸次、前記板状移動体の側面からの寸法が減少し、前記板状移動体の前記側面に連通する逃がし面を有することを特徴としている。
【0007】
本発明に係る釣針外し器の態様1によれば、魚から釣針を外す際に、その釣針を板状移動体の釣針係止部に係止させた状態においては、板状移動体に対して釣針によって引張力(板状移動体を一端側への力)がかかり、かつ筒軸を中心として回転する方向にねじる方向の負荷がかかる。この負荷によって釣針と釣針係止部の接触面の間に釣針を逃がし通路部に形成される逃がし面側に移動させようとする力が作用するが、逃がし面との摩擦力によって釣針は移動しない。一方、ねじれ負荷がさらに増加して、釣針を逃がし面に沿って移動させようとする力が逃がし面との摩擦力を超えたときには、釣針は逃がし面に沿って移動し釣針係止部から板状移動体の側面に抜け出すことになる。
【0008】
このように、本発明では、板状移動体にねじれ負荷が作用したときに、釣針係止部で係止される釣針を板状移動体から離脱させることができる。したがって、釣針を釣針係止部に係止した状態で釣針係止部に対するねじれ負荷が増大しても、板状移動体に塑性変形が生じることを防止でき、板状移動体がガイド筒に対して移動できなくなる不具合を抑制することができる。
【0009】
(2)本発明の態様2は、態様1の釣針外し器において、前記逃がし面は、前記釣針係止部に接続することが好ましい。
【0010】
この場合には、板状移動体にねじれ負荷が作用したときの釣針係止部に釣針が位置し、この釣針係止部に接続するように逃がし面が設けられているので、摩擦力の大きさに応じてスムーズに釣針を逃がし面に沿わせて釣針係止部の外方に移動させて離脱させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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