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公開番号2024048060
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022153899
出願日2022-09-27
発明の名称収穫機
出願人井関農機株式会社
代理人個人
主分類A01D 61/00 20060101AFI20240401BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】穀稈の丈や圃場の状態によっては穀稈を刈り取ることなく圃場から引き抜き、搬送経路に移動させてしまうことがある。圃場から引き抜かれた穀稈の根部付近には土塊が付着していることも多く、そのまま脱穀装置に向かわせると搬送経路上で詰まり、収穫作業が中断されるような事態になる恐れがある。
【解決手段】車台の下部側に走行装置を設け、車台の前部側に穀稈を圃場から刈り取り機体後方の脱穀装置に搬送する刈取装置15を備えた収穫機において、刈取装置15に刈り取る穀稈の株径を検出する株径検出体を設け、該株径検出体が設定された株径以上であることを検出すると、穀稈の株元が刈られずに引き抜かれて搬送されていると判定し、搬送中の穀稈の株元を除去する株元除去装置30L,30Rを作動させる。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
車台(2)の下部側に走行装置(4)を設け、車台(2)の前部側に穀稈を圃場から刈り取り機体後方の脱穀装置(6)に搬送する刈取装置(15)を備えた収穫機において、刈取装置(15)に刈り取る穀稈の株径を検出する株径検出体(33L,33R)を設け、該株径検出体(33L,33R)が予め設定された株径以上であることを検出すると、穀稈の株元が刈られずに引き抜かれて搬送されていると判定し、搬送中の穀稈の株元を除去する株元除去装置(30L,30R)を作動させることを特徴とする収穫機。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
刈り取った各条の穀稈を挟持搬送する複数の左右株元搬送装置(29L,29R)に搬送される穀稈を合流させる部位の株元搬送装置(29)下部側に株元除去装置(30L,30R)を回転可能に設けたことを特徴とする請求項1に記載の収穫機。
【請求項3】
株径検出体(33L,33R)の近くに粉塵濃度を検出する粉塵センサ(35L,35R)を設けると共に、株径検出体(33L,33R)に付着した夾雑物を除去する夾雑物除去装置(36L,36R)を設け、粉塵センサ(35L,35R)が設定値以上の粉塵量を検出すると夾雑物除去装置(36L,36R)を所定時間作動させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の収穫機。
【請求項4】
走行装置(4)や刈取装置(15)等に駆動力を伝動する無段変速装置を設け、刈取装置(15)及び脱穀装置(6)への駆動を入り切りする刈脱クラッチを設け、刈取装置(15)に設けた搬送中の穀稈が詰まって移動できなくなったことを検出する詰まり検出装置が検出状態になると無段変速装置を中立にして機体を停止させると共に、刈脱クラッチを切状態に切り替えて刈取装置(15)及び脱穀装置(6)を停止することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の収穫機。
【請求項5】
刈取装置(15)の刈高さ位置を検出する刈高さセンサ(40)を設け、該刈高さセンサ(40)の基準値を変更して刈高さを所望の高さに設定する刈高さ設定装置を設け、該刈高さ設定装置にて刈高さセンサ(40)の基準値を変更して刈高さを高くするほど、無段変速装置の出力上限を下方修正して、車速の最高速度を遅くすることを特徴とする請求項4に記載の収穫機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンバイン等の収穫機に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
複数条の穀稈を同時に刈り取り、機体後方の脱穀装置に向けて合流させながら搬送する刈取装置を有し、穀稈の搬送量が多くなった際に、一対のスターホイルの噛合部の後方に穀稈の詰まりを解消する逃げ凹部を形成し、搬送中の穀稈が詰まりにくい構成としたコンバインがある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-319026号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
然しながら、穀稈の丈や圃場の状態によっては穀稈を刈り取ることなく圃場から引き抜き、搬送経路に移動させてしまうことがある。圃場から引き抜かれた穀稈の根部付近には土塊が付着していることも多く、そのまま脱穀装置に向かわせると搬送経路上で詰まり、収穫作業が中断されるような事態になる恐れがある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、穀稈の搬送経路上での詰まりを防止した収穫機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の発明は、車台2の下部側に走行装置4を設け、車台2の前部側に穀稈を圃場から刈り取り機体後方の脱穀装置6に搬送する刈取装置15を備えた収穫機において、刈取装置15に刈り取る穀稈の株径を検出する株径検出体33L,33Rを設け、該株径検出体33L,33Rが予め設定された株径以上であることを検出すると、穀稈の株元が刈られずに引き抜かれて搬送されていると判定し、搬送中の穀稈の株元を除去する株元除去装置30L,30Rを作動させる収穫機である。
【0007】
請求項1記載の発明によれば、複数条の穀稈を刈らずに引き抜くと、穀稈同士が搬送経路で合流する際に挟持幅よりも大径になり、詰まりの原因となるので、株元除去装置30L,30Rで株元を切除することにより、穀稈の詰まりによる作業の中断を防止することができる。
【0008】
請求項2記載の発明は、刈り取った各条の穀稈を挟持搬送する複数の左右株元搬送装置29L,29Rに搬送される穀稈を合流させる部位の株元搬送装置29下部側に株元除去装置30L,30Rを回転可能に設けた請求項1に記載の収穫機である。
【0009】
請求項2記載の発明によれば、刈り取った各条の穀稈を挟持搬送する複数の左右株元搬送装置29L,29Rに搬送される穀稈を合流させることにより、脱穀装置6の入口に穀稈が滞留することを防止できるので、刈取から脱穀までの作業を能率よく行える。
【0010】
穀稈を合流させる部位の株元搬送装置29下部側に株元除去装置30L,30Rを配置することにより、圃場から穀稈が引き抜かれていても、脱穀装置6に送り込む前に株元を切除して株径を小さくすることができるので、搬送詰まりを防止でき、作業能率の低下を防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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