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公開番号2024044258
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022149679
出願日2022-09-21
発明の名称トマト種子の製造方法
出願人カゴメ株式会社
代理人
主分類A01H 5/10 20180101AFI20240326BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】種子が固着していないトマト種子の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明に係るトマト種子の製造方法を構成するのは、少なくとも、酵素処理である。ここで酵素処理されるのは、トマト果実のゼリー部であり、当該ゼリー部は、前記トマトの種子を含有している。当該酵素は、少なくとも、セルラーゼ及びペクチナーゼである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
トマト種子の製造方法であって、それを構成するのは、少なくとも、以下の工程である:
酵素処理:ここで酵素処理されるのは、トマト果実のゼリー部であり、当該ゼリー部は
、前記トマトの種子を含有しており、
当該酵素は、少なくとも、セルラーゼ及びペクチナーゼである。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
トマト種子の製造方法であって、それを構成するのは、少なくとも、以下の工程である:
ゼリー部露出:ここでゼリー部が露出されるのは、トマト果実であり、これによって得
られるのは、ゼリー部が露出したトマトであり、
酵素処理:ここで酵素処理されるのは、前記ゼリー部が露出したトマトであり、当該ト
マトは、当該トマトの種子を含有しており、
当該酵素は、少なくとも、セルラーゼ及びペクチナーゼである。
【請求項3】
請求項1の製造方法であって、
前記セルラーゼは、セルラーゼ活性がトマト果実のゼリー部1g(新鮮重量)に対して
、5U以上となるように処理される。
【請求項4】
請求項1の製造方法であって、
前記ペクチナーゼは、ペクチナーゼ活性がトマト果実のゼリー部1g(新鮮重量)に対
して、5U以上となるように処理される。
【請求項5】
請求項2の製造方法であって、
前記セルラーゼは、セルラーゼ活性がトマト果実1g(新鮮重量)に対して、1U以上
となるように処理される。
【請求項6】
請求項2の製造方法であって、
前記ペクチナーゼは、ペクチナーゼ活性がトマト果実1g(新鮮重量)に対して1U以
上となるように処理される。
【請求項7】
請求項1乃至6の何れかの製造方法であって、
前記酵素処理の時間は、24時間未満である。
【請求項8】
請求項1乃至6の何れかの製造方法であって、
前記酵素は、アクレモニウム属菌由来、アスペルギルス属菌由来又はリゾプス属菌由来
である。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明が関係するのは、トマト種子の製造方法である。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、農業に求められるものは、その収益性の向上である。農業の収益性を向上するた
めの手段として頻繁に取り上げられるのは、農作業の機械化である。農作業が機械化され
ることで省かれるのは、人の手で行っていた作業である。しかし機械化は、初期投資が必
要である。また、ランニングコストが必要になることもある。そのため、導入のハードル
が高い場合がある。
【0003】
農作業において人の手で行われているのは、様々な作業であるが、種子の製造もその1
つである。種子の製造は、収穫などの主な作業に比べ、その機械化が進んでいない。
【0004】
また、高品質な種苗は、農業の収益性を向上する手段の1つである。高品質な種苗の要
件は、様々であるが、発芽率はその要件の1つである。
【0005】
特許文献1が開示するのは、イチゴ種子を得る方法である。具体的には、イチゴ果実に
酵素を添加し、残渣を除去して、乾燥させて、イチゴ種子を得る方法である。
【0006】
特許文献2が開示するのは、柑橘類果実の搾汁粕から種子を選別する方法である。具体
的には、搾汁粕を篩分けし、酸、アルカリ、又は酵素の何れかを処理し、さらに篩分けを
行い、柑橘類の種子を得る方法である。
【0007】
非特許文献1が開示するのは、トマト種子を得る方法である。具体的には、トマト果実
のスラリーを、室温で2日間自然発酵させて、トマト種子を得る方法である。また、トマ
ト果実のスラリーを、塩酸でpH1~3に調整し、10分間処理して、トマト種子を得る
方法である。
【0008】
非特許文献2が開示するのは、トマト種子を得る方法である。具体的には、室温で48
時間自然発酵させた後、塩酸でpH1~3に調整し、10分~30分間処理して、トマト
種子を得る方法である。
【0009】
非特許文献3が開示するのは、トマト種子を得る方法である。具体的には、トマト果実
から種子を含むゼリー部を取り出し、0.8~1%の塩酸を加えて1時間攪拌し、種子を
水洗し、回収してから乾燥させ、種子を得る方法である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2008-199968号公報
特開平06-100459号公報
【非特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

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