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公開番号2024042007
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-27
出願番号2024007981,2021576791
出願日2024-01-23,2020-09-14
発明の名称装置であって、それで生育されるのが結果温室植物であり、かつ、それを構成する振動発生器の用途が温室植物の相互授受粉であるもの
出願人カゴメ株式会社
代理人
主分類A01G 7/00 20060101AFI20240319BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】温室植物への機械的振動の良好でかつ効率的な分配が達成される装置を提供する。
【解決手段】吊り装置1で吊られるのが温室植物の部分2であり、起点が水平作物ワイヤ(3)及び垂直作物ワイヤロワラ4であり、頂点側が取り付けられているのが温室であり、振動ワイヤ6が横切りかつ接続されるのが垂直作物ワイヤであり、運転中、振動発生器で発生させる振動7a、7bの発生箇所は振動ワイヤであり、振動ワイヤはループ形状のである装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
温室であって、それを構成するのは、以下である:
壁枠、
天枠、
水平作物ワイヤ:これの両端に接続されるのが当該壁枠であり、かつ、当該水平作物ワイ
ヤで吊られるのが植物の一部であり、
垂直作物ワイヤ:これの一端に接続されるのが当該天枠であり、かつ、他端で吊られるの
が当該水平作物ワイヤであり、
振動発生器:これで発生するのが振動であり、かつ、少なくとも2つの接続点を有してお
り、及び、
振動ワイヤ:これがループ形状であり、当該ループ形状は少なくとも2つの水平部分と2
つの円弧部分とで構成されており、かつ、当該振動ワイヤの両端にそれぞれ接続されるの
が当該振動発生器が有する当該2つの接続点であり、かつ、当該振動ワイヤの水平部分に
結合されるのが当該垂直作物ワイヤの少なくとも一部である。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
請求項1の温室であって、
複数の当該垂直作物ワイヤに交互に結合されるのは、当該水平部分の一方及び他方である

【請求項3】
請求項1又は2の温室であって、それを構成するのは、以下である:
一対の結合部材:これらが並んでいるのが水平方向であり、かつ、
当該振動発生器並びに当該振動ワイヤの両端の存在範囲は、一対の結合部材の間であり、
かつ、少なくとも前記振動発生器、前記振動ワイヤ、及び当該一対の結合部材は連結され
ている。
【請求項4】
請求項1乃至3の何れかの温室であって、それを構成するのは、以下である:
制御手段:これで制御されるのが前記振動発生器であり、それによって、前記振動発生
器が断続的に動作する。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明に関連するのは、装置であって、それで生育されるのが結果(果実の生る)温室
植物(例えば、トマトやスイートペッパー等)であるもの、である。この装置を構成する
のは、吊り装置(サスペンションシステム)であって、それを配置することで、植物の部
分(それに含まれるのは、花である。)が上方に伸び、そのために吊られるのが当該植物
の部分であり、その吊る手段が適切な結合手段であるが、その伸びる先が当該温室内に広
がる水平作物糸状体であるもの、である。当該水平作物糸状体の少なくとも大部分を吊る
しているのは、垂直作物糸状体の下側であって、その頂部に接続されているのが当該温室
であるもの、である。
続きを表示(約 4,000 文字)【背景技術】
【0002】
日本国特許明細書(特開2019‐129766号公報。以下、「特許文献1」という
。)で開示されるのは、とりわけ、装置であって、それで栽培されるのが前段落の結果温
室植物であるもの、である。この装置では、花粉の交換が、当該様々な温室植物の花々に
おいて、もたらされ、或いは、促進される。この目的のため、特許文献1で提供されるの
は、そのような装置であって、それを構成するが振動発生器であるもの、である。当該振
動発生器が(直接に)結合されるのは、水平作物ワイヤ(32)である。当該振動発生器
で生じる振動が誘導される先は、当該水平作物ワイヤ、及び、そこから吊られた当該温室
植物である。結果として、これらの振動によって、当該植物の花の当該花粉は、振動する
。そして、当該花粉の付着する先は、その環境において、当該周囲の温室植物の花の雌蕊
(めしべ)である。その目的は、当該花が受精し、生育され、結実することである。特許
文献1では、振動発生器(40)であって、それで振動させるのが作物ワイヤであるもの
に加えて、第2の振動発生器(42)が使用されている。当該第2の振動発生器(42)
で振動させるのは、栽培床(24)である。
【0003】
特許文献1で知られる装置の欠点は、とりわけ、以下である。すなわち、振動発生器が
必要とされるのは、作物ワイヤ毎である。結果として、多くの振動発生器が必要とされる
のは、温室全体である。そこで必須なのは、これらの振動発生器がすべて電力供給され、
別々に制御されることである。同じ状況が当てはまるのは、当該(明らかに必要な)第2
の振動発生器であって、それで振動させるのが繁殖床であるもの、である。
【発明の概要】
【0004】
本発明の目的として提供されるのは、そのような装置の改良実施形態である。そこでは
、(大量の)温室植物への機械的振動の実質的により良好でかつより効率的な分配が達成
されており、その比較対照となる構成を提案するのが特許文献1である。
【0005】
この目的のため、本発明で提供されるのは、装置であって、それで生育されるのが結果
温室植物であるもの、である(以下、「生育装置」ともいう。)。この装置を構成するの
は、吊り装置(サスペンションシステム)であって、それを配置することで、植物部分が
上方に伸び、そのために接続されるのが当該植物の部分及び水平作物ワイヤであり、かつ
、当該水平作物ワイヤを少なくとも部分的に吊っているのが垂直作物ワイヤであるもの、
である。当該生育装置を構成するのは、少なくとも1つの振動発生器、及び、それ(ら)
に接続された1つ以上の振動ワイヤである。当該振動ワイヤが実質的に広がる(横に伸び
る)際に横切るのは、当該垂直作物ワイヤである。そして、当該振動ワイヤが結合されて
いるのは、当該垂直作物ワイヤの少なくとも一部である。このように配置することで、運
転中、当該少なくとも1つの振動発生器で生じる(主に長手方向の)振動が伝わる先は、
当該1つ以上の振動ワイヤである。振動ワイヤの振動が続いて伝達される際に経由するの
は、当該垂直作物ワイヤ及び当該水平作物ワイヤであり、当該振動の伝達先は、そこから
吊られた当該植物である。そこにおいて、当該1つ以上の振動ワイヤを形成するのは、二
層のループ形状(「一回りの」、「囲んでいる(サーカンビュレイティング)」)の振動
ワイヤである。当該振動ワイヤを構成するのは、水平部分であって、それが実質的に広が
って(横に伸びて)横切るのが垂直作物ワイヤであり、その広がる範囲の両端が、それぞ
れ、2つの、好ましくは、ある程度、回転し又は旋回する結合部材であるもの、である。
当該振動ワイヤの両端に接続されるのは、当該同一の振動発生器(の2つ互いに振動する
接続点)である。
【0006】
本発明の基礎となるのは、以下の洞察である。すなわち、結合されるのが、当該振動発
生器及び当該振動ワイヤ、並びに当該垂直作物ワイヤである(その結合位置(例えば、以
下の範囲の略中央)の存在範囲の両端がそれぞれ当該関連する作物ワイヤの頂点(例えば
、そこでは当該作物ワイヤの取り付け先が公知の屋根材である。)及びその下に張られた
(水平)作物ワイヤである)ことで可能なのは、振動させるのが1つ以上の作物ワイヤで
あり、その手段が単一の振動発生器であることである。これと対照的な構成を示すのは、
特許文献1である。そこでは、振動発生器を別々に必要とし、それらによってそれぞれ振
動させるのは、各作物ワイヤである。
【0007】
この洞察の予想外の結果として、以下の可能性が生まれた:
(1)利用されるのが、単一振動ワイヤの代わりに、ある意味で、多数又は多層の振動ワ
イヤであり、それらを動かすのが単一の振動発生器であること、
(2)特に、当該振動ワイヤを形成する手段が、前述のとおり、二層の(例えば、ループ
形状の)振動ワイヤであること、
(3)当該振動ワイヤを構成するのが、水平部分であって、実質的に広がって(横に伸び
て)横切るのが当該作物ワイヤであり、その広がる範囲の両端が、2つの、好ましくは、
ある程度、回転し又は旋回する結合部材であること、
(4)当該振動ワイヤの両端の接続先が当該同じ振動発生器(の2つ互いに振動する接続
点)であること、及び、
(5)そこでは、好ましくは、当該垂直作物ワイヤが交互に結合する先が当該二層ループ
形状の振動ワイヤの一方及び他方の水平部分であること、である。
【0008】
好ましくは、当該振動発生器、並びに当該ループ形状の振動ワイヤの両端が存在する範
囲の両端は、それぞれ、両結合部材である。その結果、対称故に安定かつ堅牢な構成が得
られ、それは、全体として、非常に低振動である。なぜなら、対称振動が相互に逆位相だ
からである。この構成では、当該垂直作物ワイヤに好ましくは接続されているのは、当該
二層ループ形状振動ワイヤの一方及び他方の水平部分である。その目的は、当該垂直作物
ワイヤが僅かに傾くのが静止時であり、それに伴い、それらの下部接続点が僅かに変位す
る方向が当該振動モータの位置側であること、である。以上のとおり、そのように僅かに
傾いた作物ワイヤに加わるのが当該水平作物ワイヤで吊っている当該植物の重さであるこ
とから、水平方向の張力(プレテンションまたはバイアステンション)が作用するのは、
当該振動ワイヤの関連要素であり、その作用範囲の両端は、それぞれ、その(僅かに変位
した)下部接続点、並びに、当該振動ワイヤ及び当該振動発生器の接続点である。以下の
効果、すなわち、結合されるのが当該作物ワイヤ及び当該振動ワイヤであり、その方法で
、当該作物ワイヤの吊られる角度が僅かに傾斜(比較対照が鉛直方向である)することか
ら、当該植物の重さで生じるのは、水平方向の張力ベクトル(プリテンション)であり、
その発生個所が当該振動ワイヤである。その結果、当該振動ワイヤが、追加手段なしに、
維持するのは、良好な引張応力である。それによって、当該振動が効率的に伝わる先は、
当該作物ワイヤ及びそこから吊られた当該植物である。その際に伴わないのは、効率性の
欠如であって、その原因が脆い振動ワイヤ及びその部分であるもの、である。
【0009】
このようにして達成されるのは、以下のとおりである。すなわち、当該振動ワイヤの振
動によって、その発生源が当該振動発生器であるが、当該垂直作物ワイヤが振動する。そ
こから吊られた植物でも始まるのは、振動することである。結果として、当該植物の花の
花粉が放たれ、そして、当該植物が、互いに、授粉し、受精する。
【0010】
使われるのが当該ループ形状振動ワイヤであることで、当該振動の速度は、より良く制
御される。そして、当該プロセスは、より安定する。接続されるのが当該振動ワイヤ及び
当該作物ワイヤであることで可能なのは、以下である。すなわち、動かすことで当該振動
ワイヤを僅かに傾かせ、例えば、約3センチメートル(比較対照が完全に垂直方向である
)、その動かす向きを当該振動発生器の側とすることにより、当該牽引力で可能になるの
は、授粉されるのが多数の植物列であり、その手段が振動であることである。そのため、
本発明の全体システムの費用は、非常に競争力がある。当該提案された二層(戻り、回転
)振動ワイヤシステムであって、具備されるのが(例えば)回転車輪又は回転体(タンブ
ラ)であるものによって、全てのワイヤで生じるのは、同じ振動である。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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