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公開番号2024069612
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-21
出願番号2024044222
出願日2024-03-01
発明の名称植木鉢
出願人個人
代理人
主分類A01G 9/02 20180101AFI20240514BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】太陽光が直接鉢に当たり鉢本体が熱くなることを防ぐことにより、土壌に植えた植物を暑さから守ることを可能にした植木鉢を提供する。
【解決手段】合成樹脂性の植木鉢1であって、植木鉢1は略相似形状をした外側に配置される外鉢3と外鉢3に内挿され植物が植えられる内鉢2からなる二重鉢であり、外鉢3の内側面と内鉢2の外側面との間の隙間S1が所定の間隔で全面にわたり保持形成され、さらに内鉢2の外側面、外鉢3外側面及び外鉢3の内側面の少なくとも一つの面には熱移動を妨げるための遮熱シート5が略全面にわたり貼り付けあるいは巻き付けられており、また植木鉢1と土壌に太陽光が直接当たらないように、外鉢3に設けた支柱に傘ホルダーと遮光機能を有する日よけ傘を傾け自在に取付け可能としている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
合成樹脂製の植木鉢であって、前記植木鉢は略相似形状をした外側に配置される外鉢と前記外鉢に内挿され植物が植えられる内鉢とからなり、前記外鉢の内側面と前記内鉢の外側面との間の隙間が所定の間隔で全面にわたり保持形成され、さらに前記内鉢の外側面、前記外鉢の外側面及び前記外鉢の内側面の少なくとも一つの面には熱移動を妨げるための遮熱シートが略全面にわたり貼り付けあるいは巻き付けられていることを特徴とする植木鉢。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記外鉢の内側面と前記内鉢の外側面との間の隙間は10mm~30mmであることを特徴とする請求項1に記載の植木鉢。
【請求項3】
前記外鉢の内側底面と前記内鉢の外側底面との間の隙間は10mm~60mmとし、また前記外鉢の外側最底面と前記内鉢の外側最底面との距離は20mm~100mmであることを特徴とする請求項1に記載の植木鉢。
【請求項4】
前記内鉢の外側面には内部の温度確認を行うための温度計が取り付けられ、また前記外鉢の側面には前記温度計を目視するためののぞき窓が設けられ、さらに前記外鉢の側面には少なくとも1以上の通気口が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の植木鉢。
【請求項5】
請求項1~4のいずれかに記載の植木鉢において、植木鉢全体を太陽光から覆うため、前記外鉢の外側には先端部に遮光機能を有する日よけ傘を取り付けるための伸縮自在の支柱が略鉛直方向に取り外し自在に取り付けられ、また前記支柱の先端部には前記日よけ傘を姿勢変更自在とするための傘ホルダーが取り付けられていることを特徴とする植木鉢。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽光が直接鉢に当たり鉢本体が熱くなることを防ぐことにより土壌に植えた植物を暑さから守ることを可能にした植木鉢に関し、特に温度抑止機能を備えた二重鉢方式の植木鉢に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
下記に示した特許文献1又は特許文献2の二重鉢は植物栽培用に関し、根の成長を助長するものや受け皿と鉢を一体化したものであり、鉢自体の温度上昇を抑えるために考えたものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-253054号公報
実開平02-134842号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
植木鉢に太陽光があたることで、鉢全体が熱くなりこれが土壌に伝わることで植物の根が弱り成長に大きな障害となっていた。この鉢から伝播する熱を抑える目的で、従来から一回り大きい鉢の中に入れて熱が土壌に伝わるのを防いでいたが、外鉢と内鉢間の空気が暖められることによりその熱が内鉢外面に伝播することは避けられないという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の植木鉢は、太陽光から鉢が受ける熱を直接土壌に伝えることを抑えることを解決しようした二重鉢方式の植木鉢である。外鉢と内鉢の空間に空気層を設けるとともに遮熱効果を高めるために外鉢の外側面か内側面または内鉢の外側面のどちらかに熱移動を妨げる遮熱シートを貼り付けあるい巻きつけることで太陽光の熱及び外鉢と内鉢の空間部の熱くなった輻射熱を反射させ、内鉢の外側面への熱伝播を抑制した二重鉢方式の植木鉢を提供するものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明の植木鉢は、外鉢と内鉢を一体化しかつその空間部に熱移動を妨げる遮熱シートを貼り付けあるいは巻きつけることで内鉢に熱を伝播させないようにした二重鉢方式の植木鉢である。また上記により鉢と土壌の温度上昇は抑止出来るが、植物も同様に太陽光に晒されるため熱くなることは避けられない環境下にある。この暑さから植物を守るために、外鉢に取付けた着脱可能な伸縮自在の支柱に傘ホルダーと遮熱機能を有する日よけ傘を取り付けることで、植物のみならず鉢も覆うことが出来るためこのダブル効果により暑い夏に太陽の日差しを気にしながら慌てて重たい鉢を日陰に移動させたりすだれを張って影を作るための作業も不要になることで作業者の作業軽減化も図られる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明に係る植木鉢で、左側の約1/3を破断線で切り取って内部を内部を表示した正面図である。
本発明に係る植木鉢の平面図である。
本発明に係る植木鉢で、図1のA-A線断面図である。
本発明に係る植木鉢で、外鉢に支柱と日よけ傘を取付けた全景図を示す左側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明に係る植木鉢の実施の形態について図1~図4に基づいて説明する。
1は、合成樹脂製の植木鉢であって、略相似形をした外側に配置される外鉢3と外鉢3に内挿され植物が植えられる内鉢2からなっている。この外鉢3と内鉢2の間の隙間には、図1の左側の1/3を破断線で示したように隙間S1が所定の間隔で全面にわたり形成されており、さらに内鉢2の外側面には熱移動を妨げる遮熱シート5が略全面にわたり貼り付けられており、この熱移動を妨げる遮熱シート5により外鉢3の外面が太陽光で熱くなった熱により、隙間S1内の暖められた空気による輻射熱を反射させ内鉢2の外面から土壌に伝播するのを抑止している。なお、本実施例の場合、遮熱シート5は内鉢2の外側面に貼り付けているが、請求項1に記載のようにこの遮熱シート5は内鉢2の外側面、外鉢3の外側面及び外鉢3の内側面の少なくとも一つの面に貼り付ければよいので、例えば遮熱効果をさらに増大させるため内鉢2の外側面と外鉢3の外側面にそれぞれ遮熱シート5を貼り付けてもよい。
【0009】
また、請求項2に記載のように、外鉢3の内側面と内鉢2の外側面のS1間に10mm~30mmの隙間を設けることで、このS1間が空気層となって直接内鉢2の外側面に熱が伝わらないようにしているが、これだけで十分な遮熱効果がないため、このS1間に熱移動を妨げる遮熱シート5を取りつけることでさらに輻射熱を反射させ、その熱い空気を外鉢の通気口から外部に放出する機能を付加している。
【0010】
実際にこの遮熱効果をデータで比較する。表1は、外気温12.2℃で同形状の2つの鉢に遮熱シート5としてアルミ箔遮熱シートを巻いたものと巻かないものを、1,200Wヒーターに同時間あてて両鉢の外側面と内側面の温度及び外側面から内側面へ熱が伝播した温度差を比較したものである。
(【0011】以降は省略されています)

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