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公開番号2024047505
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-05
出願番号2022165050
出願日2022-09-26
発明の名称計量カップ付き肥料袋
出願人個人
代理人
主分類A01C 15/02 20060101AFI20240329BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】市販の肥料袋に入っている粒状肥料を野菜畑に施肥する場合、規定量を量るための秤が手近にないのでどのようにして必要量を得ればよいのかとまどう。キッチンスケールを利用して計量すればよいが、食品を量る秤で肥料を量るのは衛生上好ましくなくやりたくない。手づかみでごく大雑把に量ることもできるが、あまりにも誤差が大きくなりやすくこれも納得しがたい。これらに代わる良いアイデアはないものかを検討してみたい。
【解決手段】四辺形の肥料袋の1辺の延長上に連接して目盛付きの計量カップを印刷し、施肥にあたり計量カップを切り離して肥料計量カップとして使用する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
表裏2面からなる粒状肥料を入れる四辺形の肥料袋の1辺の延長上に連接して目盛付きの計量カップを1個または複数個印刷し、当該1辺および複数個の計量カップごとの境界線で切り離すことにより計量カップを必要個数得ることができる特徴を有する計量カップ付き肥料袋。
続きを表示(約 100 文字)【請求項2】
肥料袋に連接する計量カップの材質は透明または半透明、あるいは脱色により透明または半透明にすることが可能な素材を用いることを特徴とする請求項1記載の計量カップ付き肥料袋。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粒状肥料入りの肥料袋に付属する計量カップに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
市販されている粒状肥料が入っている袋には、袋の表面に肥料の特徴を表わす名称が、裏面には当該肥料の使用方法や野菜や草花ごとに異なる施肥量が単位面積当たりの重量として表示されているのが一般的である。しかし、野菜などの栽培に不慣れな人にとってはそこに示されている重量がどのくらいの量なのか、どうしたら指定重量を得ることができるのかがわからない。もちろん、秤を持ってきて量れば可能であるが、一般の家庭では10グラムくらいの小単位で量ることができる秤は、あったとしてもキッチンスケールくらいしかない。かといって肥料を量るのに食品を量るキッチンスケールを利用するのは衛生的な観点から気が引ける。仕方がないから手づかみでごく大雑把な量り方で済ませてしまうことが普通である。
【0003】
ところが、上記のように大雑把な量り方では人によって、あるいは時と場所によって量る量はまちまちとなり、たとえその人のやり方で概算量を施肥できたとしても、植物にとって最適の施肥量になっているかどうかはわからない。野菜は与える肥料の量が少なすぎれば生長に結び付かないし、多すぎれば枯れるなどの弊害が生ずるといわれ、専業農家の人たちが経験上適量をわかって施肥するのと、野菜栽培の素人である人たちが趣味・実益を兼ねて勘で施肥するのとでは自ずと大きな違いが出てしまうので、正しい施肥量を守ることには大きな意味がある。
【先行技術文献】
【】
特開2007-326748号公報
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
施肥量の基準は肥料袋などに表示されてはいるものの、その基準をしっかり守っている人は皆無といってもよく、多くの人は勘に頼って施肥しているのが通常である。本発明は、農作業を専門にやっている人でも、趣味で農業を楽しんでいる人でも、人を選ばずにいつだれがやっても同じ基準で肥料の適量を農作物に施肥できるようになることを目指したものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために請求項1に記載のアイデアは、表裏2面からなる粒状肥料を入れる四辺形の肥料袋の1辺の延長上に連接して目盛付きの計量カップを1個または複数個印刷し、当該1辺および複数個の計量カップごとの境界線で切り離すことにより計量カップを必要個数得ることができるものである。
【0007】
本発明が目指すところは、肥料を施肥するために菜園に行く場合、購入した肥料袋を持って行きさえすれば肥料の重量を量る手段を心配しなくてもよく、肥料袋に付属した計量カップでいつでも適量の肥料を量ることができる点にある。肥料袋は、例えば5kg入りのA社が販売している粒状肥料袋を例にとってみると、肥料部分のサイズは縦約38cm、横約28cmであるが、ここに肥料袋の縦方向に計量カップの幅約10cmの計量カップを連接させて周囲を接着すれば、表裏2面を有する縦28cm、横10cmの細長い密封の袋が形成される。これを中央で2個にカットすることにより、縦14cm、横10cmの200g入り計量カップ2個を作ることができる。
【0008】
計量カップを中央で2個にカットした場合、2個出来上がる計量カップは上部が口を開いた肥料投入口になるので、両計量カップに印刷する文字は肥料袋投入口に向かって文字が読めるよう、お互いに逆方向に印刷する必要がある。例えば計量カップを4個同時に印刷する場合にも同じことが言える。
【0009】
請求項2に記載するアイデアは、肥料袋に連接する計量カップの材質は透明または半透明、あるいは脱色により透明または半透明にすることが可能な素材を用いるようにしたものである。
【0010】
計量カップには50gから200gまで50gごとに目盛を刻んでおき、それを使って粒状肥料の目方を量るのであるが、肥料袋から粒状肥料をすくって計量カップに入れても、上から見ただけだと正確に何グラム入っているかがわかりにくい。そこで横から見てすぐに量がわかるように計量カップの材質を透明または半透明の素材にする必要がある。何らかの事情で透明や半透明の素材を使用することができない場合には、脱色することにより最低でも計量カップの目盛部分だけでも透明または半透明にしたい。
(【0011】以降は省略されています)

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