TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024057625
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164377
出願日2022-10-13
発明の名称太陽光発電環境システム
出願人群馬県,石坂産業株式会社
代理人
主分類A01G 22/00 20180101AFI20240418BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】太陽光発電システムにおいて、太陽光電池モジュール周辺の環境に配慮した植栽やメンテナンスが容易になるシステムがなかった。
【解決手段】太陽電池モジュール周辺の土壌と植栽を制御することで夏期の太陽電池モジュール周辺の温度上昇を抑え、二酸化炭素を吸収し、メンテナンスを容易にする太陽光発電環境システムを提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
地上設置型の太陽光発電環境システムであって、
地上部から架設された太陽電池モジュールと、
土壌と、
前記土壌に植栽された植物と、
を含み、前記土壌が少なくとも石膏を含み且つ酸性度が7.1以上9.5未満であり、
前記植物の前記土壌の中に存在する根が根粒状の第一の根と、該第一の根を繋ぐ前記第一の根より径が細い第二の根とからなり、前記植物が前記第一の根より発芽する植物であることを特徴とする地上設置型の太陽光発電環境システム。
続きを表示(約 67 文字)【請求項2】
前記植物が少なくともジャノヒゲ又はスゲから選ばれる1種である、請求項1に記載の太陽光発電環境システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、地上設置型の太陽光発電環境システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
地球温暖化への対策として再生可能エネルギーの利用が進められている。太陽電池を利用した太陽光発電は、温室効果ガスの排出削減につながる発電方法として普及してきた。一方、その設置場所では、土壌や礫がむき出しになっていて、雨による土砂の流出、土壌や礫の間から高い草丈の植物や蔓などの繁茂、などで太陽光発電システムの機能を損なう、発電効率が低下する、周辺環境に急激な変化を生じる、などの問題が生じている。
【0003】
地上設置型の太陽光発電システムの周辺に繁茂した草や蔓を除去するため、草刈り機、除草剤、草を食べる山羊などによるいわゆる除草が行われている。しかし、夏期に実施される除草作業は、作業者が熱中症になったり、草刈り機を利用する場合には、飛び石により太陽電池モジュールを破損したり、除草剤を用いる場合には、自然に存在しない化学成分により土壌や水、大気、更には作業者の健康を害したり、また、山羊を用いる場合には、山羊が太陽電池モジュール上に登ってやはり太陽電池モジュールを破損するなど、問題が生じることがあった。
【0004】
更に繁茂した草は、タンポポに代表されるように、種などを飛ばす性質があり、この飛行する種が、太陽電池の直流出力を交流に変換するインバータと系統に異常が生じたときに太陽光発電システムを安全に停止させる系統連系保護装置を搭載する所謂パワーコンディショナの冷却ファンに詰まるなどして負の影響を与え、冷却効率が低下することを原因とするこのパワーコンディショナの故障などの原因となるため、発電はもとより、系統への負の影響の原因となっていた。
【0005】
このようなことから、近年義務化された太陽光発電施設のメンテナンスについて、効率的且つ安価に、更に太陽光発電効率低下を防ぐような太陽光発電システムの環境構築が望まれていた。
【0006】
一方、太陽電池の温度特性として、太陽電池の温度が上昇すると発電時の電圧が低下することが指摘されている(非特許文献1)。太陽電池の発電量は、発電時の電圧と電流との積で算出されることから、太陽電池の温度上昇が発電量や発電効率の低下の原因となり課題だった。
【0007】
このような課題を解決するため、例えば特許文献1では、太陽電池モジュール周辺に植栽を施す取り組みが行われている。
【0008】
しかし、この特許文献1では、この発明に記載されているように、生育する植物が一定しないため、上述したように繁茂した植物が太陽電池モジュールの日射を遮ったり、パワーコンディショナに負の影響を与えたりする課題の解決には至っていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特願2020-81734
【非特許文献】
【0010】
一般社団法人 太陽光発電協会編 太陽光発電システムの設計と施工
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許