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公開番号2024058919
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-30
出願番号2022166332
出願日2022-10-17
発明の名称貝類養殖方法及び貝類養殖システム
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人
主分類A01K 61/54 20170101AFI20240422BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】アサリ等の二枚貝を効率的に養殖することができる貝類養殖方法及び貝類養殖システムを提供する。
【解決手段】貝類養殖システムA1は、貝類の飼育水槽10の飼育水W1をろ過して飼育水槽に戻す循環経路C1及び給餌装置30を制御する制御装置20を備える。そして、給餌装置30を用いて、予め定めた給餌期間で定期的に、飼育水槽の貝類に給餌を行なう。この場合、評価期間における、アサリa1の成長量を評価し、成長量が大きい給餌期間を特定し、特定した給餌期間を用いて、アサリa1を飼育する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
貝類の飼育水槽の飼育水をろ過して前記飼育水槽に戻す循環経路及び給餌装置を備えた貝類養殖システムを用いて、貝類を飼育する方法であって、
前記給餌装置を用いて、予め定めた給餌期間で定期的に、前記飼育水槽の二枚貝に給餌を行ない、
評価期間における、前記二枚貝の成長量を評価し、
前記成長量が大きい給餌期間を特定し、
前記特定した給餌期間を用いて、前記二枚貝を飼育することを特徴とする貝類養殖方法。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
物理ろ過装置を用いて、前記給餌期間を除く期間に飼育水の浄化を行なうことを特徴とする請求項1に記載の貝類養殖方法。
【請求項3】
前記二枚貝はアサリであり、前記給餌期間は干満周期に応じて決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の貝類養殖方法。
【請求項4】
前記給餌期間は12時間であることを特徴とする請求項1又は2に記載の貝類養殖方法。
【請求項5】
給餌装置、飼育水槽を備えた貝類養殖システムであって、
前記給餌装置が、二枚貝の成長量が大きい給餌期間を用いて、定期的に前記二枚貝に給餌を行なうことにより、前記二枚貝を飼育することを特徴とする貝類養殖システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、アサリ等の貝類を養殖するための貝類養殖方法及び貝類養殖システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、自然環境ではアサリをはじめとした二枚貝の資源が減少している。この場合、干潟等の環境を整備するだけでは生物資源の回復が難しい。貝類の陸上養殖では、引き込んだ海水を連続的に供給して飼育に用いて排水する「かけ流し方式」と、飼育水を浄化しながら循環して長期間使う「閉鎖循環方式」(又は「完全循環方式」)とがある。ここで、飼育水としては、自然海水や、自然海水に近い様々な塩類をブレンドしたものを溶解して作る人工海水を用いる。
【0003】
また、貝類の成長を促進することができる貝類の養殖方法が検討されている(例えば、特許文献1)。この文献に記載された技術では、藻類を培養するための培養用の水の中に藻類を収容することにより、藻類を培養する。そして、培養された藻類を、養殖の対象である貝類及びケイ酸カルシウム含有材料を収容した養殖用の水の中に供給する。藻類が供給された養殖用の水の中で、貝類を養殖する。この場合、貝類の養殖は、養殖用の水をかけ流しながら行われることが好ましい。
【0004】
また、アワビの養殖において、海水を繰り返し利用する循環式陸上養殖の検討も行なわれている(例えば、非特許文献1)。この文献に記載された技術では、飼育水のpHを8.0以上に保つこと、及び水温は17℃以下に保つことで、天然の海域よりも速い成長速度を実現している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-156404号公報
【非特許文献】
【0006】
大島義徳他,“アワビの循環式陸上養殖の研究”,[online],2020年12月,大林組技術研究所報,84号,p.1-6[令和3年7月17日検索],インターネット<URL:https://www.obayashi.co.jp/technology/shoho/084/2020_084_32.pdf>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1では、かけ流しであるため、常時、給餌を行なっている。一方、閉鎖循環方式では、水質浄化が必要であるため、給餌と浄化のタイミングを考慮しなければ、生育の促進は困難である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決する貝類養殖方法は、貝類の飼育水槽の飼育水をろ過して前記飼育水槽に戻す循環経路及び給餌装置を備えた貝類養殖システムを用いて、貝類を飼育する。そして、前記給餌装置を用いて、予め定めた給餌期間で定期的に、前記飼育水槽の二枚貝に給餌を行ない、評価期間における、前記二枚貝の成長量を評価し、前記成長量が大きい給餌期間を特定し、前記特定した給餌期間を用いて、前記二枚貝を飼育する。
【0009】
上記課題を解決する貝類養殖システムは、給餌装置、飼育水槽を備える。そして、前記給餌装置が、二枚貝の成長量が大きい給餌期間を用いて、定期的に二枚貝に給餌を行なうことにより、前記二枚貝を飼育する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、アサリ等の二枚貝を効率的に養殖することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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