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公開番号2024065408
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-15
出願番号2022174256
出願日2022-10-31
発明の名称筒状構造物の建設方法
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人
主分類E04G 21/28 20060101AFI20240508BHJP(建築物)
要約【課題】設置作業および撤去作業が簡素化された仮設の屋根を用いた筒状構造物の建設方法を提供する。
【解決手段】複数の筒体11で構成される筒状構造物10の建設方法であって、貫通部22を有する環状の仮屋根本体21を、筒状構造物10の上端に位置する筒体11の開口部分を上方から覆うように配置するステップと、仮屋根本体21を撤去したのちに新たな筒体11を設置するステップと、を繰り返すとともに、上端に位置する筒体11に仮屋根本体21が配置された状態において、貫通部22を利用して仮屋根本体21の玉掛け作業を行う。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
複数の筒体で構成される筒状構造物の建設方法であって、
貫通部を有する環状の仮屋根本体を、前記筒状構造物の上端に位置する筒体の開口部分を上方から覆うように配置するステップと、
前記仮屋根本体を撤去したのちに新たな筒体を設置するステップと、を繰り返すとともに、
前記上端に位置する筒体に前記仮屋根本体が配置された状態において、前記貫通部を利用して前記仮屋根本体の玉掛け作業を行う
筒状構造物の建設方法。
続きを表示(約 100 文字)【請求項2】
前記仮屋根本体の上面部に、前記貫通部を開閉する開閉扉が取り付けられており、
前記開閉扉を開放して前記玉掛け作業を行う
請求項1に記載の筒状構造物の建設方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、筒状構造物の建設方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
風力発電機のタワー部分など、複数の筒体で構成される筒状構造物の建設中においては、筒体の内側への雨水の浸入を防止することを目的の1つとして、上端に位置する筒体の開口部分を覆う仮設の屋根が設置される。従来、仮設の屋根として、鋼板を用いた組み立て式のもののほか、特許文献1のようにバルーンを用いた仮設の屋根がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-196160号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した組み立て式の仮設の屋根や特許文献1に記載の仮設の屋根は、その設置作業や撤去作業が繁雑なものであった。そのため、設置作業や撤去作業が簡素である仮設の屋根を用いた筒状構造物の建設方法が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する筒状構造物の建設方法は、複数の筒体で構成される筒状構造物の建設方法であって、貫通部を有する環状の仮屋根本体を、前記筒状構造物の上端に位置する筒体の開口部分を上方から覆うように配置するステップと、前記仮屋根本体を撤去したのちに新たな筒体を設置するステップと、を繰り返すとともに、前記上端に位置する筒体に前記仮屋根本体が配置された状態において、前記貫通部を利用して前記仮屋根本体の玉掛け作業を行う。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、仮設の屋根の設置作業および撤去作業を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
筒状構造物の建設方法の一実施形態に用いられる仮屋根装置の設置状態を模式的に示す図である。
仮屋根装置の概略構成を示す斜視図である。
筒体に屋根本体を繋留する繋留機構の位置の一例を示す上面図である。
繋留機構の概略構成を示す図である。
仮屋根装置の設置方法の一例を示すフローチャートである。
地上部分において屋根側スリングを吊り用スリングに連結した状態を模式的に示す図である。
貫通部を利用して作業を行う様子を模式的に示す図である。
仮屋根装置の設置状態を模式的に示す斜視図である。
仮屋根装置の撤去方法の一例を示すフローチャートである。
筒状構造物の建設方法の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1~図10を参照して、筒状構造物の建設方法の一実施形態について説明する。
図1に示すように、筒状構造物10の建設方法においては、仮屋根装置20が用いられる。仮屋根装置20は、建設中の筒状構造物10の上端に設置されることで、該筒状構造物10の内部空間への雨水の浸入を抑制する。筒状構造物10は、上下方向で連結される複数の筒体11によって構成される。仮屋根装置20は、屋根本体21を備える。屋根本体21は、筒状構造物10の上端に位置する筒体11の上側開口部分を上方から覆うように配置される。
【0009】
図2に示すように、屋根本体21は、中央部に貫通部22を有する環状形状に形成されている。貫通部22は、作業員が余裕をもって通り抜けることのできる大きさ、例えば直径1mほどの断面円形状に形成されている。貫通部22の上端開口部23は、周辺よりも上方に隆起している隆起部によって形成されている。なお、以下では、屋根本体21において、上面視における貫通部22周りの方向を周方向という。
【0010】
屋根本体21は、空気注入式である。屋根本体21は、空気が抜けた状態である収縮状態と空気が注入された状態である膨張状態とを有する。図1および図2においては、膨張状態にある屋根本体21を示している。屋根本体21は、収縮状態において折り畳むことにより、現場間の運搬などをコンパクトな状態で行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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