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公開番号2024058668
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2024003985,2022165140
出願日2024-01-15,2022-10-14
発明の名称ブレードリフトアップ装置
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人
主分類F03D 13/10 20160101AFI20240418BHJP(液体用機械または機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの)
要約【課題】取付済みのブレードと干渉しにくいブレードリフトアップ装置を提供する。
【解決手段】ブレードリフトアップ装置50は、タワー部分11の周囲に設けられたガイドタワー21に沿って積載作業位置と取付作業位置との間を上下方向に昇降移動可能に構成された昇降フレーム部51と、昇降フレーム部51に支持され、取付作業位置までブレード14を運搬するステージ52と、を備える。昇降フレーム部51は、第1水平方向H1における一方側に向かってガイドタワー21から延びるように設けられて、ステージ52を支持する上段水平フレーム55と、第1水平方向H1における他方側に向かってガイドタワー21から延びるように設けられ、カウンター装置59を支持する下段水平フレーム58と、を有する。昇降フレーム部51およびカウンター装置59は、ガイドタワー21に対するステージ52の反対側が開放領域となるように設けられている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
タワー部分の頂部へブレードをリフトアップするブレードリフトアップ装置であって、
前記タワー部分の周囲に設けられたガイドタワーに沿って積載作業位置と取付作業位置との間を上下方向に昇降移動可能に構成された昇降フレーム部と、
前記昇降フレーム部に支持され、前記取付作業位置まで前記ブレードを運搬するステージと、を備え、
前記昇降フレーム部は、
第1水平方向における一方側に向かって前記ガイドタワーから延びるように設けられて前記ステージを支持する上段水平フレームと、
前記第1水平方向における他方側に向かって前記ガイドタワーから延びるように設けられて、カウンター装置を支持する下段水平フレームと、を有し、
前記昇降フレーム部および前記カウンター装置は、
前記ガイドタワーに対する前記ステージの反対側が開放領域となるように設けられている
ブレードリフトアップ装置。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記昇降フレーム部は、
前記上下方向に昇降移動可能に前記ガイドタワーに支持される垂直フレームを有し、
前記垂直フレームは、
前記ステージ側に設けられる第1垂直フレームと、
前記カウンター装置側に設けられ、前記第1垂直フレームの上端よりも下方に上端が位置する第2垂直フレームと、を有する
請求項1に記載のブレードリフトアップ装置。
【請求項3】
前記下段水平フレームは、
前記第1垂直フレームの下端と前記第2垂直フレームの下端とに接続されている
請求項2に記載のブレードリフトアップ装置。
【請求項4】
前記昇降フレーム部は、
前記下段水平フレームと前記第2垂直フレームとに接続されて、前記第2垂直フレームから斜め下方向に延びる補強フレームをさらに有する
請求項2または3に記載のブレードリフトアップ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、風力発電機などにおいて、タワー部分の頂部においてハブにブレードを取り付ける際に利用されるブレードリフトアップ装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
タワー部分の頂部に回転体を有する風力発電機の構築方法として、リフトアップ装置を用いた工法が用いられる。リフトアップ装置は、構築中の風力発電機の頂部への資材の運搬などに用いられる。リフトアップ装置は、タワー部分の周囲に設置されたガイドタワーと、ガイドタワーに沿って昇降可能な昇降装置とを有する。こうしたリフトアップ装置を用いた回転体設置方法として、特許文献1には、地上部分において組み立てられた回転体をタワー部分の頂部までリフトアップ装置で運搬して設置する工法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-192070号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、リフトアップ装置には、重量バランスをとるカウンター装置が設置されることがある。また、リフトアップ装置を用いた風力発電機の構築方法として、タワー部分の頂部においてハブにブレードを取り付ける工法もある。この工法では、ハブの回転と該ハブに対するブレードの取付とが繰り返し行われる。そのため、リフトアップ装置は、取付済みのブレードと干渉しにくいように構成されていることが好ましい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するブレードリフトアップ装置は、タワー部分の頂部へブレードをリフトアップするブレードリフトアップ装置であって、前記タワー部分の周囲に設けられたガイドタワーに沿って積載作業位置と取付作業位置との間を上下方向に昇降移動可能に構成された昇降フレーム部と、前記昇降フレーム部に支持され、前記取付作業位置まで前記ブレードを運搬するステージと、を備え、前記昇降フレーム部は、第1水平方向における一方側に向かって前記ガイドタワーから延びるように設けられて、前記ステージを支持する上段水平フレームと、前記第1水平方向における他方側に向かって前記ガイドタワーから延びるように設けられ、カウンター装置を支持する下段水平フレームと、を有し、前記昇降フレーム部および前記カウンター装置は、前記ガイドタワーに対する前記ステージの反対側が開放領域となるように設けられている。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ガイドタワーに対するステージの反対側にある開放領域に取付済みのブレードを配置することが可能であるから、取付済みのブレードとブレードリフトアップ装置とが干渉しにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
風力発電機の一例を模式的に示す正面図である。
回転体設置方法の一実施形態の手順を示すフローチャートである。
ナセルが取り付けられた状態の一例を模式的に示す斜視図である。
ナセル回転工程が終了した状態を模式的に示す斜視図である。
ブレードリフトアップ装置の一実施形態を模式的に示す斜視図であって、積載作業位置にあるステージにおいてブレードが仮置きされた状態を示す斜視図である。
ハブにブレードが取り付けられる様子の一例を模式的に示す斜視図である。
取付対象となるブレード取付口を変更するためにハブを回転させた様子を模式的に示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1~図7を参照して、ブレードリフトアップ装置の一実施形態について説明する。
図1に示すように、風力発電機10は、タワー部分11、ナセル13、および、回転体12を有する。タワー部分11は、風力発電機10が設置される基礎の上に設置される。ナセル13は、タワー部分11の中心軸を回転中心として回転可能にタワー部分11の頂部に取り付けられる。ナセル13の内部には、電動発電機などが収納されている。ナセル13には、回転体12が取り付けられる。回転体12は、ナセル13の先端に取り付けられるハブ15とハブ15に取り付けられるブレード14とを有する。ハブ15は、電動発電機の回転軸を回転中心として回転可能に構成されている。ブレード14は、ハブ15の回転軸周りに所定の間隔で取り付けられている。
【0009】
(回転体設置方法)
図2に示すように、回転体12は、タワー部分11が構築されたのち、ナセル取付工程(ステップS101)、ナセル回転工程(ステップS102)、ブレード取付工程(ステップS103)を経て設置される。ナセル取付工程(ステップS101)は、タワー部分11の構築に用いられたリフトアップ装置を用いて行われる。
【0010】
(リフトアップ装置)
図3に示すように、リフトアップ装置20は、ガイドタワー21とガイドタワー21に沿って昇降可能な昇降装置22とを有する。
(【0011】以降は省略されています)

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