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公開番号2024043644
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022148743
出願日2022-09-20
発明の名称給気照明システム
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人
主分類A61B 90/30 20160101AFI20240326BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】作業エリアの清浄度をより確実に担保することのできる給気照明システムを提供する。
【解決手段】給気照明システム10は、手術台12の直上に位置する天井部分に設けられた吹出口エリア21から下方に清浄空気を供給し、手術台12周辺に清浄空気の層流領域を形成する給気設備17と、吹出口エリア21の周囲に設けられた無影灯エリア24に複数の光源26を有し、術野を無影状態で照明する無影灯設備18と、無影灯エリア24の周囲に設けられた第1面発光材31を有する面発光照明設備19と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
給気照明対象の直上に位置する天井部分に設けられた吹出口エリアから下方に清浄空気を供給し、前記給気照明対象周辺に前記清浄空気の層流領域を形成する給気設備と、
前記吹出口エリアの周囲に設けられた無影灯エリアに複数の光源を有し、前記給気照明対象上の作業エリアを無影状態で照明する無影灯設備と、
前記無影灯エリアの周囲に設けられた面発光材を有する面発光照明設備と、を備える
給気照明システム。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記面発光照明設備は、
前記面発光材である第1面発光材と、
天井に接続する壁に設けられた面発光材である第2面発光材と、を備える
請求項1に記載の給気照明システム。
【請求項3】
前記面発光照明設備は、前記第2面発光材を複数有し、
前記複数の第2面発光材の一部が、モニターとして機能する
請求項2に記載の給気照明システム。
【請求項4】
前記給気照明対象が手術台であり、
前記作業エリアが術野である
請求項1~3のいずれか一項に記載の給気照明システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、給気照明システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、手術室には、手術台周辺に清浄空気を供給する給気設備と、術野を無影状態で照明する無影灯設備と、が設けられている。例えば、特許文献1においては、給気設備は、天井に設けられており、手術台に対して上方から清浄空気を供給することで手術台周辺に層流領域(クリーン領域)を形成している。無影灯設備は、天井に連結された多関節アームと、多関節アームを介して天井に支持される照明装置とを有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-88731号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の無影灯設備においては、多関節アームを調整して、術野の近く、すなわち術者の近くに照明装置を配置する必要がある。このため、多関節アームや照明装置が清浄空気の流れを乱すことで術野の清浄度を担保することができないおそれがあった。なお、こうした問題は、術者が手術を行う場合に限らず、例えばクリーン領域に設置された作業台などにおいて作業者が作業する場合などにも共通する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する給気照明システムは、給気照明対象の直上に位置する天井部分に設けられた吹出口エリアから下方に清浄空気を供給し、前記給気照明対象周辺に前記清浄空気の層流領域を形成する給気設備と、前記吹出口エリアの周囲に設けられた無影灯エリアに複数の光源を有し、前記給気照明対象上の作業エリアを無影状態で照明する無影灯設備と、前記無影灯エリアの周囲に設けられた面発光材を有する面発光照明設備と、を備える。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、作業エリアの清浄度を確実に担保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
給気照明システムの一実施形態の概略構成を示す図である。
給気照明システムの電気的構成の一例を示すブロック図である。
情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
複数人の術者がいる場合について、選択処理によってモニターに選択される第2面発光材の一例を模式的に示す図である。
変形例における給気照明システムの概略構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1~図4を参照して、給気照明システムの一実施形態について説明する。
図1に示すように、給気照明システム10は、例えば手術室11に設置される。給気照明システム10は、手術室11において、給気照明対象である手術台12周辺に上方から下方に向かって流れる清浄空気の層流領域(クリーン領域)を形成するとともに、手術台12周辺を照明するシステムである。手術室11は、床13、壁14、天井15を備える。壁14は、床13および天井15に接続されている。壁14には、現在時刻や手術時間、麻酔時間などを示すオペタイマーなどが設けられている。
【0009】
給気照明システム10は、給気設備17、無影灯設備18、および、面発光照明設備19を備える。
給気設備17は、天井15から床13に向かって流れる清浄空気の層流領域を手術台12周辺に形成する。給気設備17は、清浄空気供給装置20と吹出口エリア21とを有する。
【0010】
清浄空気供給装置20は、装置周辺の空気を取り込んで清浄化したのち、その清浄化した清浄空気を吹出口エリア21に供給する。
吹出口エリア21は、天井15に設けられている。具体的には、吹出口エリア21は、手術台12の直上に位置する天井部分に設けられている。吹出口エリア21は、上面視において、手術台12、および、手術台12の周辺領域に重なるように設けられている。吹出口エリア21には、図示されない複数の吹出口が設けられている。吹出口エリア21は、清浄空気供給装置20から供給された清浄空気を各吹出口から下方に向かって吹き出す。
(【0011】以降は省略されています)

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